2月18日（土）、Ｆリーグ2022-2023 ディビジョン1 プレーオフ決勝の名古屋オーシャンズvs立川アスレティックFCが駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で行われ、5-1で名古屋が勝利した。

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平田マサのゴラッソ炸裂で王者・名古屋が先制！

リーグ戦を1位で終えた6連覇を目指す名古屋と、準決勝でバルドラール浦安に勝利したリーグ2位の立川が激突した。最大5試合行われるプレーオフ決勝は、先に3勝したチームが年間優勝チームとなる。絶対王者・名古屋の地力か、15戦無敗を続ける立川の勢いか。注目の第1戦が幕を開けた。

大方の予想通り名古屋がポゼッションして試合を進める。アンドレーシートやアルトゥールが、立て続けにシュートを浴びせていくアグレッシブな入りとなった。一方の立川は、堅い守りとGK黒本ギレルメの好セーブにより序盤の苦しい時間帯を凌いだ。

すると6分には立川が決定機を迎える。右サイドの上村充哉が斜めに鋭いパスを入れると、ピヴォの位置に入ってきた南雲颯太がピサーダ。最後は大外の中村充が狙っていくが、このシュートは惜しくも枠を捉えきれなかった。

名古屋もすぐさま反撃に出ると、11分に左サイドの安藤良平が折り返したボールをダルランが左足で狙う。相手のタイミングをずらしたシュートだったが、GK黒本の好セーブに阻まれた。

迎えた16分、ついに試合が動いた。アルトゥールの縦パスを受けた右サイドの平田ネトアントニオマサノリが、鋭い反転から前を向くと皆本晃のディフェンスを左手で押さえながら縦に突破。最後は右足を振り抜くと、強烈なシュートがGK黒本の股下を抜いてゴールネットを揺らした。

立川が一矢報いるも第1戦は名古屋が完勝

第2ピリオドは、追いかける立川がプレス強度を高めて前線からボールを奪いにかかる。ところがチャンスを決めきれないでいると、流れは名古屋に傾いていった。30分、ハーフウェイラインでボールを奪った八木聖人がそのままボールを運んでトゥキックからネットを揺らして追加点を奪う。

2点差とされた立川だが、その後もピヴォの新井裕生や湯浅拓斗にボールこそ入るが、球際に激しい名古屋の守りに苦しみビルドアップできない。さらにスピードスター・金澤空も早めに体を当ててくる守りに後手を踏むなど、狙い通りの形を作り出せずに時間が経過していった。

すると35分からパワープレーを開始。その直後に右サイドでボールを受けた新井が、カットインから左足を振り抜くと強烈なシュートがゴール右隅に突き刺さり、ついに1点を返した。

このゴールで試合の流れは立川に傾くかと思われた矢先の36分、GK黒本のパスミスを奪った吉川智貴が右サイドを縦に突破。狙いすまして逆のサイドネットに流し込む。さらに38分にはアルトゥールのパワープレー返しが決り、40分には吉川のこの日2点目のゴールが決まって勝負あり。第1戦は名古屋が完勝した。