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作成日時:2023.02.19
更新日時:2023.02.19

【PO決勝第1戦/試合後インタビュー】「自分が点を取らなきゃ始まらない」立川の逆襲には“攻撃のスイッチャー”中村充のゴールが必要

PHOTO BY高橋学

今季ペスカドーラ町田から立川アスレティックFCに加入し、移籍1年目ながらチーム2位の13ゴールと結果を残した中村充。その右足から放たれるパンチ力のあるシュートで攻撃の中核を担った。

駒沢体育館で行われた名古屋オーシャンズとのプレーオフ決勝第1戦でもセットの中心としてプレー。何度か味方との良い連係からシュートを放つ場面も見られたが惜しくも決め切ることはできず。1-5の敗戦を喫した。

試合後、その中村に話を聞いた。

■この試合の無料ハイライトはこちら(ABEMAビデオ)

──プレーオフ決勝第1戦は1-5の敗戦となりました。試合を振り返ってみていかがでしょうか?

自分たちのミスもあって、なかなかうまくいかなかったなという印象です。

──リーグ戦からプレーオフ準決勝まで15戦無敗と破竹の勢いで決勝までやってきました。そんななか、今日は少し慎重な入りをしていたようにも見えたのですが、プレーしている選手としてはいかがでしたか?

試合中に比嘉監督からも「もっといつも通りプレーしてほしい」という要望もあったので、自分たちのなかでどこかでプレッシャーを感じていた部分もあったのかもしれないですね。

僕自身はそれほど慎重になっている意識はありませんでしたが、セットとしてもう少しうまくできたかな?という雰囲気はありました。

──体の疲労の部分はいかがでしたか?名古屋は一週休めていて、立川は先週プレーオフ準決勝を戦っていましたが。

そこは全然問題なかったですね。ここから先は連戦になるので疲労が残ることもあると思いますが、先週まではリーグ戦と同じペースで週末に試合をしてきただけだったので。

──今季のFリーグでは名古屋と1勝1敗でした。リーグ戦で戦った名古屋と比べて違うなと感じた部分はありましたか?

どうですかね。僕は立飛での試合のときは怪我をしていて、アウェイの名古屋戦しか出場できなかったので何とも言えないですけど。今日も物凄いプレッシャーとか圧とかはそこまで感じませんでしたが、それでもやっぱり「強いな」というのはあります。リーグ戦1位のチームですしね。

──何度かシュートを放つ場面もありましたね。

そうですね。(南雲)颯太に足裏で流してもらって右足で打った場面があったんですけど、インステップで打つのかトゥキックで打つのか一瞬迷って。ほんの一瞬でもその迷いが生じた時点で僕の負けだったと思います。決まるときは決め打ちじゃないですけど、インステップにしろトゥにしろ無心で振れているので。

そのあとのセットプレーでもうまくミートできなかったシーンがあったんですけど、試合を通じて決めるところを決めないと「そりゃやられるよな」っていう、そういう試合だったと思います。

──「決めるところを決める」というのは、名古屋を倒す上ではやはり重要ですよね。そうなってくると中村選手のシュートのパンチ力というのはやはり武器になるのではないでしょうか。こういう重要な試合の方が燃えるタイプだと思いますし。

そうですね。僕はこういう短期決戦とか一発勝負の方がコンディションが良いことが多いので。メンタル的にも、相手が強ければ強いほど燃えるタイプではあります。

僕個人としてはプレーオフに出場するのは初めてなんですけど、ワクワク感はいつも以上にありました。そういったなかでやはり自分が決めないといけない試合だったなとは思います。

──ペスカドーラ町田アスピランチの頃から、重要な一戦でゴールを決める選手でしたものね。当時チームメイトだった伊藤圭汰選手(現ペスカドーラ町田)も「充は大事な試合で決めてくれるんだよ」と言っていました。

そうでしたね(笑)。でも実際、今のチームではもう一つのセットで(新井)裕生が点を取っていますけど、こっちのセットでは僕が決めないと始まらないと思いますし、僕が打つことで(湯浅)拓斗も点を取ってきたので。僕のストロングポイントを出せば出すほど相手も警戒してくれると思うので、「自分が取らなきゃ始まらないよな」っていう自覚は持つようにしています。

──今季は立川に移籍して1年目でしたが、すぐにフィットしてチームの主力になりましたね。新しいチームでも中村選手の良さが出ていました。

ありがとうございます。チームによって求められることは多少変わると思うんですけど、選手としてそのオーダーに応えるだけだと思っています。比嘉監督からは攻撃のスイッチを入れることとシュートの部分を求められているので、今季はそこにこだわってやってきました。

リーグ戦では点も取れたので良かったですが、やっぱり今日のような大事な試合で決めないと意味がないので。ゴールという結果に対してもっと貪欲にならないといけないなと、今日改めて思いました。

──今日は残念な結果になりましたが、一方で今日何点差で負けようとも得失点差は一切関係なく、ここから3つ勝てばリーグを制覇することができます。

そうですね。F1・F2入替戦とかとはそこが違っていて、一戦一戦が勝負なので。今日の敗戦を引きずらずに良い意味で切り替えて、明日に向けてみんなで良い準備をしていこうと思います。

──その切り替えの部分なのですが、ここまで15戦負けなしで来た立川にとっては本当に久々の敗戦ですよね。しばらく負けていなかったからこそ切り替えるのが難しい部分もあるのでしょうか?

どうですかね。ずっと負けなしで来て大事な試合で敗戦した経験のある選手がどれくらいいるのか分からないですけど。

僕自身は町田アスピランチのときに練習試合から何からすべて勝ち続けて行って全日本選手権で負けてしまった経験があって、その時も立て直してグループリーグ最終戦で格上の相手に勝てたので。今日久々に負けたことで「切り替えられないなー」というのは僕個人としては無いですね。リーグ戦よりもプレーオフのような連戦の方が切り替えるのは楽なように思います。次の試合がすぐに来るので、落ち込んでいる時間も無いですからね。

優勝するためにはとにかく次、明日の試合に勝つしかないので、全員で良い準備をしたいと思います。

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