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作成日時:2023.02.22
更新日時:2023.04.13

【PO決勝第2戦/試合後インタビュー】初のプレーオフの舞台を戦う、“魔術師・南雲”「まずは1勝、勝って、勝って、優勝したい」

PHOTO BY高橋学

大学フットサルの強豪・多摩大学フットサル部で主力選手として活躍し、2020年に「大学No.1プレイヤー」の肩書きを持って、鳴り物入りで立川アスレティックFCに加入した、背番号21番・南雲颯太。

“ライン間の魔術師”というキャッチフレーズのとおり、ピッチを右往左往しながら相手のポジショニングやマークを翻弄するプレーは、わたしたちの胸を高鳴らせ、ファン・サポーターを魅了する。そして今シーズンは、5月に行われたオーシャンカップの初戦でシーズン初ゴールをマーク。加入3年目を幸先良くスタートし、リーグ戦でも活躍を見せてきた。

このプレーオフでも、南雲を起点にチャンスをつくり、何度も相手のゴールに迫る場面が見受けられた。名古屋の徹底的なマークによって、立川の得点源である新井裕生と金澤空の動きが封じ込められるなか、南雲・湯浅拓斗・中村充・上村充哉のセカンドセットで得点を生み出せるかが、明暗を分ける大きな鍵となるだろう。

自身にとって初めてのプレーオフを戦う南雲に、第2戦を終えた率直な思いを語ってもらった。

■この試合の無料ハイライトはこちら(ABEMAビデオ)

誰一人、気持ちが切れている選手はいません

──試合を振り返って。

やはり名古屋は強いなというのをすごく感じました。2連敗してしまいましたが、終わったと思っている選手は1人もいないです。僕たちがやっていることに相手も対策してくるし、それでまた新しいことをして、対策されての繰り返しがフットサルの醍醐味だと僕は思っているので。勝つ気持ちもまだ全然残っているので、切り替えてまた次戦に向けて頑張りたいなと思っています。

──ファーストセットがかなり抑えられてしまっていたなか、自分たちのセットでという気持ちや、「自分が起点になるぞ」という気持ちはやはり強かったですか?

そうですね。(中村)充くんとか、(上村)充哉くんとか、同じセットのメンバーは良いシュートを持っていますし、(湯浅)拓斗もいい身体を持っている。そこを活かしつつ、自分もチャンスがあればという気持ちは強くもっていました。

──第2戦ではより泥臭さというか、相手に強く出るプレーも見受けられましたが、そこは第1戦を終えて監督から要求された部分でしたか?

「戦えよ!」と監督から求められていた部分でもありますが、僕自身としても1対1のところで負けたくなかったという気持ちがやはり強かったですね。個人として、やはり目の前の相手に負けたくない。そこが今日はよりプレーに出たのかなと思っています。

──今シーズンはオーシャンカップで早々のゴールを決め、リーグ戦での出場時間も増えました。このプレーオフでの戦いも含めて、選手としての自信を持ってプレーすることができるようになった1年だったのでは?

「どこで自信を持てるようになったのか?」と聞かれるとちょっとわからないですが、アスレに入った3年前から、コツコツと少しずつ積み重ねてやってきたので、そこが良いかたちで今シーズンの自分の戦い方や結果に繋がってきているのかなというのは、すごく感じています。

──具体的に、この1年でここが成長したなという部分は?

ピッチ外でも、選手同士がたくさんコミュニケーションをとっていますし、練習から本当に細かいところも突き詰めてきました。それを年間通して続けてきたことで、試合の中で言葉がなくても「アイツはここに動くな」ということが、みんなで互いに理解できるようになってきています。チーム力が上がったことで、戦術的なところで違いを発揮するという自分自身の得意な部分も、より精度を上げることができた1年でした。

──このプレーオフの戦いを通して、上手くいっていることと、もう少しだなと感じている部分があれば教えてください。

これまで取り組んできた、戦術的な動きやボール回しの部分は上手くいっていて、チャンスを作ることはできているかなと。ディフェンスも大きく崩されることはなかったので、そこは良かった部分です。ただ、得点が取れていないというところはやはり大きな課題です。ボールを保持して崩して、綺麗にゴールできたら一番良いですが、名古屋相手にはなかなか難しい。相手の寄せも速くて簡単には打たせてくれないので。やるべきことはやりつつも、もっと泥臭く、ゴール前に詰めていくプレーも増やして、どんなかたちでも得点を取ることを意識していきたいです。

──結果としては駒沢で2連敗となり、もう後がない状況です。改めて次戦に向けた意気込みをお願いします。

先ほども言ったとおり名古屋は本当に強くて、試合をしながらもそこはすごく感じながらこのプレーオフを戦っている状況です。ただ、それでも自分たちだって強いチームだと思ってこの戦いに臨んでいます。もう後がないですけど、アスレのなかで誰一人、気持が切れている選手はいません。24日、名古屋に乗り込んでまずはなんとか1勝して、勝って、勝って、優勝したいと思います!

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