更新日時:2018.08.26
【独占取材】気になるロベルト・カルロスの起用法は!? Fリーグ選抜の高橋監督は元セレソン選手を率いていかに戦うのか。
PHOTO BY軍記ひろし
17日、Fリーグは元サッカー・ブラジル代表のロベルト・カルロス氏の招へいを発表した。ロベルト・カルロス氏はエキシビジョンマッチとFリーグ選抜の一員として大阪府で行われる共同開催にて、ヴォスクオーレ仙台と公式戦を戦うことになる。
そこで、Fリーグ選抜を率いる高橋優介監督はそんな注目の大きな決定になにを思うのか。どんな起用をするのかについての“独占取材”を行った。
戦力になる人が入ってもらうという感覚
──ロベルト・カルロス氏がFリーグ選抜でプレーすることになりましたが監督としてはどのようにお考えでしょうか。
サッカーの世界的に経験のある選手なので、いいものを得られるチャンスはたくさんあると思うので、チームにとっても選手達にとってもいい面はあると思うのでそこをうまく取り入れて今後に生かしていきたいですね。公式戦でもあるのでしっかりうまく生かせるものを生かしながら、みんなでいいものを出したいなと思っています。
──練習には参加するのでしょうか。
一応そういう事にはなっていますけど、まだ僕の方で何日に来るとかまでは聞いてないですね。
──いつからロベルト・カルロスが氏が加入すると聞いていたんでしょうか。
僕が聞いたのはそんなに前ではないですよ。公式リリースが出る前からはさすがにびっくりしてしまうので教えてはもらっていましたけど。
──その話を初めて聞いたときはどうでしたか。
個人的にはやはり「すげえな」というのと、チームとしていい方向に持っていくことがシーズンでは大事になってくることだと思うので、戦い方じゃないですけどそういう部分のどうやっていくかの方向付けをしっかりやっていかなければいけないなというのを素直に思ったことですね。
──Fリーグ選抜ではロベルト・カルロス氏がかつて背負っていた背番号3が空いていますが。
いや、3番はウェアのサイズが大きいとか、そういう兼ね合いで。3番だった予定の選手が体が小さかったから3番はダメだという感じでただ空き番になっているだけで、最初から空けていたとはそういうのはまったくないですね。
──注目はすごくされると思いますが“話題”で終わらせないために監督ができることはありますか。
やはりある程度活躍してほしいなというのはありますよね(笑)。ただ来てもらってただ出てもらって終わりではなく、なんとかゲームに貢献する姿があるといいんじゃないかなと思いますけど、難しい面はもちろんいっぱいあるので大変だとは思います。
──ですが彼が入ることで出場枠がひとつ減ってしまいます。
それはもうどうしようもないことなので。そこもひとつの競争だと思って、選手たちにはそういう話は伝えてあります。自分たちで普段からやることはしっかりやって、そこにプラス、戦力になる人が入ってもらうという感覚で入るのが大事かなと思います。
──どんな起用をするとか今から考えていますか。
いやぁ、まだ全然ですね。もう目の前のゲームでいっぱいいっぱいなので。しかも大阪での連戦は名古屋オーシャンズと試合して翌日に(ロベルト・カルロスが出場する)ヴォスクオーレ仙台戦になるので、その部分もうまく考えながらどのように取り入れていくというのは……。いつ日本に来てどのくらい練習できるのかというところも関係ありますし。もちろん本人がどのぐらいやれるのかというのもあるので、そのへんも見ながらやるようにしなきゃいけないなとは思います。
──セットに組み込んでプレーさせるのか、極端な話、セットプレーだけの起用というのもあるのでしょうか。
そうですね。もちろんそういう使い方をせざるを得ないかもしれないですし、それは本人の調子といろんな今までのものがあると思うので。でもたぶん、いいものは出してもらえると思うので。フットサルでは自分も生きながら周りを生かすことも大事なので、それが誰になろうがそこの部分というのは変わらないと思うので、個人だけで、というわけではなくてグループとしてチームとしてしっかり動けるというところにうまく入っていけるようになっていかなければいけないのかなと思います。
──エキシビジョンマッチとかではなく公式戦ですからね。
普段ではあり得ない緊張感というか、あり得ない状況が公式戦で起こるというのはうまく捉えればそんなことは自分たちしか経験できないことなので。なのでそれを含めて僕らにしか経験できない、ほかの人たちにはわからないけど僕らはどう感じてどうプレーしてなにをどうやってやっていくんだというのは僕らでしか経験できないので。それは大きな経験というか、今後のためにもいろんなところで得る経験はあるんじゃないかなとは思いますけどね。
──いろいろな意見が飛び交い、賛否両論ありますが監督含め、当の本人たちはどのように思っているのでしょうか。
でも、そういう決定がもうすでにあるのでそこを上手くプラスに取り入れていくというスタンスにいかないと。そういうものというのはどこでも起こりうることだと思うので、しっかり受け止めてそれを自分の中でどう消化してプラスの方向へ持っていくアプローチをすることですべてはプラスの方向に向くんじゃないかなと思います。
──ロベルト・カルロス氏がプレーすることで「フットサルは引退した選手でもやれるのか」と競技として下に見られてしまうという声も挙がっていますが監督はどのように捉えていますか。
それも含めてゲームを見ればわかることなんじゃないですかね。通用するかしないか、どういうプレーができるのか。僕の場合は公式戦ですのでいい方向に持っていく責任があるのでそういうところも見ながらどういう風に起用するのかというのも含めて見てもらえれば。それをどう思ってどう捉えるかは人それぞれなので。僕は自分と違う意見の人に対してそれを否定するとかそういうことはできないので、その人の感じ方が人それぞれあるわけで。なので僕は僕の感じていることを、ゲームなのでしっかりと勝てる方向に持っていくということこそが自分のやるべきことだと思いますので、そんなにブレることではないかなと。なにかと大変ではあると思いますけど、楽しみですよね。
──当日はゴール決めてくれるといいですね。
そうですね。来るからには点は取ってほしいですよね。
──逆に仙台の選手がなにも仕事させないというのも面白いですけどね。
それもそれで見ていたら面白いですよね。でも、僕らとしたらチームなのでそういう事はならないようにしたいなと思いますけど(笑)。
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