18日と19日、Ｆリーグ2023-2024ディビジョン２第2節の4試合が行われた。

恩師の前で豪快2発！Fリーグ復帰弾をマーク

17日、水元総合スポーツセンター体育館で行われた、リガーレヴィア葛飾vsアグレミーナ浜松の一戦は、葛飾の新戦力が躍動する試合となった。なかでも今シーズン、バルドラール浦安セグンドから移籍した平井が2得点を挙げ、関東リーグでの“成長”とＦリーグ再挑戦への“覚悟”をゴールという結果で示した。

試合開始から1分、ペナルティエリア内で倒され葛飾にPKが与えられると、黒田智暉が落ち着いて決め切り、先制ゴール。葛飾は幸先よくゲームをスタートする。しかし、その後は膠着状態が続くと、15分にはカウンターのピンチからミドルシュートで同点を許してしまい、試合は振り出しに戻った。

すると19分、浜松のコーナーキックからボールを拾った平井雅大が、カウンターのビックチャンスでネットを揺らし、葛飾は再び1点をリード。2019-2020シーズン以来のＦリーグ復帰ゴールを決めた平井は、チームメートからの盛大な祝福を受けながら、喜びを爆発させた。

続く第2ピリオドも激しく攻守が入れ替わり、拮抗したままゲームは終盤へ。迎えた38分、森岡薫の豪快なミドルシュートを芝野創太が体で押し込み、葛飾は点差を広げると、試合時間残り40秒に平井がパワープレー返しで華麗なロングシュートを決め、4-1で試合は終了。

試合の立役者となった平井は、Fリーグ選抜時代の恩師にあたる浜松の高橋優介監督（元F選抜コーチ）、金井一哉コーチ（元F選抜監督）の前で“恩返し弾”を2発も決め、最高のシナリオでチームを勝利に導いた。

パワープレー返しで逆転勝利！新居浜がＦ初勝利を飾る

18日には、ヴィンセドール白山vsミラクルスマイル新居浜の試合が、松任総合運動公園体育館にて行われた。開幕戦では浜松を相手に8失点した新居浜だが、今節は接戦でゲームを進め、試合残り10秒で逆転劇を巻き起こした。

アウェイゲーム2連戦の2戦目を戦う新居浜は、試合開始からわずか8秒で、先制点を許してしまう。

ホームチームに先制点を与え、難しい立ち上がりとなったものの、新居浜は粘り強い守備で連続失点を回避し、得点チャンスを伺う。そして16分、相手の隙を突いた青野響がボールを奪うと、ショートカウンターで同点弾を決め、1-1で試合を折り返した。

第2ピリオドでも開始早々に失点し、再度追いかける展開となった新居浜は、残り時間10分を前にパワープレーに踏み切る。この判断が功をなし、31分、芝原悠世が鋭いシュートをゴールに突き刺し同点に追いつくと、試合終了まであと10秒で青野のパワープレー返しが決まり、逆転に成功。新居浜は念願のＦリーグ参入後初勝利を手にした。

■試合日程

6月17日（土）

6月18日（日）

■順位表

■次節試合日程

6月24日（土）

6月25日（日）