日本代表は9月28日、AFCアジアカップ予選に向けた活動をスタートした。10月1日までは、高円宮記念JFA夢フィールドで毎日、午前・午後のトレーニングを行い、その後、大会が行われる台湾へと移動し、7日に初戦を迎える。

国内合宿初日は10時から午前練習を行い、黒本ギレルメ、フィウーザ・ファビオ、バックアップメンバーの井戸孔晟のGK陣は内山慶太郎GKコーチとメニューをこなし、その後、全体でのトレーニングを行った。

黒本は、2020年に日本国籍を取得し、2022年3月、35歳で初めて代表に選出された。同年のアジアカップではイランとの決勝でも数々の好プレーでチームを救い、見事、アジアの頂点に立った。以来、今では代表チームの守護神として存在感を示している。

約1時間半のトレーニング終了後、黒本に話を聞いた。

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少しだけ疲れはあるが問題ない

──初日の練習はいかがでしたか？

新しい選手もいるし、新しいGK（フィウーザ）もいるから楽しみにしていたし、実際に楽しかったよ。

──練習の強度はいかがでしたか？

今日は初日だからそんなに高くなかったです。僕は、少しだけブラジル遠征やＦリーグの試合の疲れはあるけど、問題はありません。

──ブラジル遠征でも安定した守護神っぷりを見せていましたね。

ブラジル遠征はみんなのおかげでいいプレーができました。結果としては少し悔しい思いもありますが、今はアジアカップ予選に向けていい準備をしています。

──昨年から代表に選出され続けてきましたが、木暮監督のやり方に変化はありますか？

プレーは少し変わってきています。以前は3-1のパターンをよくやっていましたが、4月のモロッコ遠征あたりから4-0の形が増えました。それに応じてGKの部分も少しだけ変化があるので、ちゃんと理解して準備したいなと思います。

フィウーザはちょっと緊張してる（笑）

──初選出のフィウーザ選手と一緒に練習してみていかがでしたか？

以前からお互いにコミュニケーションを取ってきたので、全く問題ないです。これからも代表でいろいろと話をしていきたいです。

──フィウーザ選手の代表選出を知った時、どう思いましたか？

うれしいね。帰化する前から友達だし、申請についてもいろいろ話していたので。やっぱりいい選手だから、一緒にプレーできるのはいいことだと思います。

──同じメニューをこなしていましたが、バックアップメンバーの井戸選手とはいかがですか？

去年はアジアカップで2カ月くらい一緒にいて、そこから仲良くなりました。会うのは久しぶりだったけど、全然問題ない。コウセイはいい子ですね。

──練習中、内山GKコーチとはどんな話をしていましたか？

いろんな話をしてるね。練習に関係する話も、そうではない話もしてる。ウッチーさんはGKコーチだけど、僕は去年から代表に入ってるから緊張も全くないし、友達みたいな関係だね。でも、フィウーザは初めてだからちょっと緊張していたかも（笑）。

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