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作成日時:2023.10.08
更新日時:2023.10.08

【日本代表】闘志あふれる守備で完封に貢献した石田健太郎「最初のプレーで絶対にやらせないと意識していた」

PHOTO BY本田好伸

フットサル日本代表は10月7日、AFCフットサルアジアカップ2024予選でオーストラリア代表と対戦し、4-0で勝利を収めた。

試合を終え、体格の大きなオーストラリアの選手に対して臆することなく体を張り、完封勝利に貢献した石田健太郎に話を聞いた。

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自分らしさも忘れずに

──試合を振り返っていかがですか?

初戦ということで難しい入りになると思っていましたし、個人的にワールドカップ予選(アジアカップ予選)は初めてで、いつもと違った空気はありました。それでも、最終的に勝つことができて良かったなという試合でした。

──オーストラリアのサイズのある選手に苦戦する場面もあったと思いますが、ピッチではどう感じていましたか?

最初のプレーで絶対にやらせないと意識していたので、前半は相手のピヴォとつかみ合いのような形になりました。それでも去年のアジアカップではファウルを取られないことが多かったので、あれくらい僕もやろうと試合前から思っていました。注意はされましたが、やっぱりファウルは取られなかったです。

後半は相手もダイレクトに(前線にロングボールを)投げてくるシーンも増えてきて、全部勝てれば100点でしたけど、最低限、収められても「反転させない」ことを意識してプレーできたので、そこは良かった点かなと思います。

──練習では吉川智貴選手、アルトゥール選手、堤優太選手のファーストセットに石田選手も入ってプレーをしていたので、そのセットで来るかなと思っていました。実際は、石田選手ではなく清水和也選手が入るセットでしたね。

監督からは、誰とやっても同じようなモデルやクオリティを出すことを求められています。ゲームによってはアルトゥール選手と一緒に出る時も、出ない時もありますが、今日も彼が3点取ったように、自分もああいう選手にならないといけないし、そこに僕らしさを加えていかないといけないなと思います。

──やはりアルトゥール選手は意識する存在ですか?

ディフェンスだけでなくオフェンスやパスもクオリティが高い選手で、同じようなプレーができるようになりたいです。それでも、自分らしさを消してはいけないので、コミュニケーションを取って、技術を盗みつつ、自分もらしさを常に出していきたいです。

──最初に組んでいた原田快選手、内田隼太選手、金澤空選手はみんな仕掛けるタイプです。そういう選手をうまくコントロールする時の意識は?

長い距離を動き過ぎないことは、この試合に向けてイメージしていました。僕が大きく動いてしまうと、スペースを消してしまったりもするので、3人がうまく仕掛けられるようになるべくバランスを取ることは意識していました。立ち上がりはあまりうまくいきませんでしたが、そこはゲームの中で修正できたので良かったです。

──今日の試合に関して、合宿でやってきた4枚をベースにしたものを出し切るというよりも、オーストラリアに対応する感覚が強かったのでしょうか?

4枚で自分たちがストロングを出せるのは、相手がプレスに来て、裏のスペースを取る時です。オーストラリアに関しては、スカウティングで前からのプレスではなくブロックを敷いてくることはわかっていました。ああいう体格の選手にどっしり構えられるとなかなか崩すことは難しかったですが、それでも、内田にしても(山中)翔斗も、空も、快も、サイドで時間をつくってくれる選手が多いので、僕がいいバランスを取れたらいいなと思ってプレーをしていました。

今日はマサ(平田ネトアントニオマサノリ)と出る時間はありませんでしたが、(清水)和也と一緒に出て、しっかり彼を見ることを心がけていました。僕がボールを持った時はフェイクで動いてくれるし、もちろん押し込んだらピヴォを前に置きたいので、そこは意識して、常に4枚で回すだけではなく、前にもいいパスを当てて、ゴールに貢献することが自分の役割です。そこは今後、もっとよくなるんじゃないかなと思います。



完成度にマックスはない

──木暮監督が求めているフットサルには新しさもあると思いますが、現状の完成度はどのくらいですか?

完成度といっても、たぶんそこにはマックスというものがなくて、最大値がどんどん上がっていくイメージです。なので100%はなく、どんどん良くなることが大事だと思っています。今日の試合が良くても、次の試合はそれを超えるプレーを目指し続ける必要がありますね。

──次のチャイニーズ・タイペイ戦に向けてはいかがですか。

難しい試合になるのは確実ですし、前から来るか引いているかはわからないですが、僕たちは僕たちのプレーをすれば、今日みたいにいい試合ができると思います。チームのために継続することもそうですし、準備期間もあるのでここでもっとクオリティを上げて最高のパフォーマンスを出せるようにしたいです。

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