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作成日時:2018.12.19
更新日時:2018.12.23

【日本代表候補合宿】活動休止から戻ってきた“元10番”仁部屋和弘。「最初はつまづいて転んでしまいそうなレベルだった……」

PHOTO BY軍記ひろし

今シーズン開幕前、「家庭の事情」という理由で所属するバサジィ大分、日本代表で10番を背負う仁部屋和弘が突然に選手活動を休止した。

それから4カ月。第14節のホームゲーム後に復帰宣言を果たすと翌15節にはピッチに立った。しかし4カ月も戦線から離れていたことでパフォーマンスは低下。大分の伊藤雅範監督も「(復帰して)最初に見たときは素人かなと思った」と言うほど。

だが、今ではパフォーマンスも上がり休止前の状態に近づき直近の日本代表候補合宿に2度参加している。そんな仁部屋の現在の心境とはどんなものなのだろうか。

日に日に良くなっているのを感じる

──練習を終えて。

みんなで集中して良い練習ができたと思いますし、紅白戦でもメンバーが変わりつついろんな人とやれて精度も高まっているんじゃないかなと思っています。

──仁部屋選手は今シーズン初めは活動を休止していて9月に活動を再開しました。今のコンディションはどうですか?

コンディションはまだ上げている最中で、まだまだという感じですね。

──休止する前を100とするなら今はどれぐらいですか?

60、70とかですかね。

──でも、割と早いペースで上がっているのでは。

そうですね、思っているよりも。それは大分の伊藤監督もそうですしブルーノ監督もそうですけど、試合に出してもらえたり代表に召集してもらい、レベルの高いところでやらせてもらっていることが僕としてはすごく良かったなと思います。なので日に日に良くなっているのは感じます。ただ、良くなっているのは間違いないのですが、例えばすごい激しい練習をした時とかの次の日に急に(調子が)下がったりして。まだ安定はしていないなと思うのでずっと高いレベルにしていけたらいいなと思います。

──来年はAFCフットサル選手権やワールドカップ前の最後の年になります。どんな1年にするつもりでしょうか?

得点とドリブル。この2点に重心を置いていて、まずは点を取ってチームを勝利に導くということと、ドリブルで1人2人、3人と抜いて得点だったりゴールに直結するパスを出す、点につながるプレーを高めたいと思います。そのためにもフィジカルもそうですし、すべてをレベルアップしていきたいです。

それに今はとにかくフットサルが楽しいので、この楽しい気持ちを前面に、みんなに伝えられるようなプレーをしていきたいです。なおかつ常に得点を意識してプレーして、チームでも代表でも勝つために全力でやりたいです。それだけですね。

──「楽しい」というのはボールに触らなかった時間が長かったからですか?

そうですね。1回休ませていただいて戻ってきた時にフットサルが本当に楽しくて。復帰して間もないころははめちゃくちゃ下手くそで、周りのレベルに全然ついていけなかったんですよ。最初はつまづいて転んでしまいそうなレベルで(苦笑)。

だけどボールを蹴って「フットサルって本当に楽しいな」という気持ちが抑えられないぐらいで。今もそういう気持ちが心の中にあって、それが僕の今の一番のストロングポイントと感じています。

例えば今までだったら「疲れたな」と思ったら本当に疲れてしまっていたんですけど、今は疲れていても「早く練習したいな」とか「早く試合したいな」みたいな。小学生の時のような「早くサッカーしたいな」、「早くフットサルしたいな」という気持ちを強く持っているので、たとえ疲れていても楽しさがどんどん越えていきます。

(激しい練習の)次の日に「身体きついな」と思っていても「楽しいからやりたい」という気持ちが前面にあるので。それが今の僕の身体も気持ちも技術も一番先頭になって押し出してくれているなと思います。

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