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2018.12.31

【ゆく年くる年Fリーガー】Fリーグ選抜・三笠貴史「ロベカルが来たことは夢のような出来事でした」

PHOTO BY本田好伸

今シーズンのFリーグは、優勝争いという点では名古屋オーシャンズが主役だが、一方でリーグを盛り上げた存在という点で考えたら「Fリーグ選抜」で間違いないでしょう。今シーズンから組織された24歳以下の若手選手たちは、勢いと貪欲さで序盤戦から存在感を見せると、中盤戦以降は勢いだけではない技術・戦略面でも大きく成長した姿で、上位チームとも対等に渡り合いました。

というわけで、今年を締めくくる記事は、そんな象徴的なチームのキャプテン・三笠貴史選手を。2018年も残りわずかですが、今年1年を振り返りつつ、来たる2019年への抱負を語ってもらいました。

残りの5試合を全部、勝つ

──2018年は6月にシーズンが始まり、半年間、Fリーグ選抜で戦ってきました。三笠選手としては、シーズンを通してFリーグで戦うこと自体が初めての経験でした。

今年の全日本選手権で(フウガドールすみだバッファローズが東京都リーグ所属ながらベスト8に勝ち上がってくるという)結果を残していなかったらここにはいなかったと思うので、まず一つは、活動が始まる前の思い入れがあります。実際にFリーグ選抜の活動が始まって、本当にシーズンを戦うことの難しさを感じています。自分のパフォーマンスを常に100パーセント出すだけでも難しいなと。

僕らは常に、100ではなく120を出すというか、上昇志向をテーマに、前の自分よりも上手くなってやろうという意識でやっていますが、実際に試合で自分のプレーをすべて出すことが難しいんです。点を取った後など、自分の持てる力よりも出せることはあるのですが、夏明けからパフォーマンスが上がらなくて、練習でもヒドいプレーをしてしまって……。チームメートの信頼を失っているなと思う時期が個人的にありました。それも経験ですけど、23歳の自分が、常に試合に出るなかで感じられた経験は今年の大きな財産です。

──パフォーマンスが上がらない原因は何か考えられますか?

試合のなかで言えば、僕はシュートが持ち味で、特にセットプレーから自分のシュートでリズムを作ることに慣れていたのですが、2巡目からは(相手もそこを警戒してきているので)さすがに打たせてもらえなくなってきて、自分のリズムを取れなくなりました。それに精神的なところで、今までできていたことができなくなったときに、これは本当に個人的なところですが、ブレるというか。開幕戦や町田に初めて勝ったときの自分のプレーを見返すと今よりも全然よくて、どうして今はこういう同じ状況なのに同じいいプレーができないんだろうという場面が多い。明確な理由はわからないのですが、これが波なのかなと。

(伊藤)圭汰とかは代表に呼ばれていますけど、あいつは本当にパフォーマンスが落ちない。常にいい。その点で僕は、点が取れればいいプレーもするし、それが続くけど、悪いプレーの後の自分のプレーには波があります。それは、若手でスポットでしか試合に出ていない状態では気がつけないことです。スポットで出ると、いいかダメの2つしかない。次がないですから。そこは自分が常に出続ける立場になったことで、苦しかったですけど、経験できてよかったですね。

──勢いだけでは突っ走れないことを、個人的にもチームとしても知った。

そうですね。名古屋と3巡目に対戦したときは、相手がハーフに引いてきたんです。普通は(相手が上位ですし)引かないじゃないですか。でも堅実に僕らに勝とうと思ったら、僕らの勢いを殺すためにハーフから守って勝ち切ることを考えますし、ペドロ・コスタ監督がその最善策を選んだのかなと。

それをやられたときに自分たちはどうするのか。勢いだけではダメだと。個人的にもストロングポイントを一つ消されただけでパフォーマンスが落ちてしまう選手なのかと。それで終わってはそれ以上にはいけないので、そういう波がないように、基礎技術を含めて普段から続けていかないと終わってしまうと感じました。

──では、今年一番のトピックは何ですか?

ココって感じではなくて、全体を見たなかでのこういった波。開幕から夏に向けてガッと上がっていったものが、ロベカル(と一緒に戦った9月)あたりから自分のパフォーマンスが落ちていって。自分のパフォーマンスとチームのパフォーマンスが反比例していたような感じです。そこが一番、苦しかったし、もがいていたし、あの期間はなるべく過ごしたくないなと。パッとしないですけど、そういう1年でした。

──ロベカルが来たというのは、すごく印象的な出来事だったと思います。

たぶん、みんなそうだと思いますけど、あれは何だったんだろうって(笑)。夢みたいな。写真では自分も一緒に写っているけど、本当に夢のような出来事でした。

──リーグ戦はまだ残っていますが、2018年ももう終わりです。2019年の抱負は?

まずは、目先の1月、2月のリーグ5試合しか考えていません。そこでチームとしても個人としても、開幕戦からこれだけ成長したぞということを見せつけること。2019年というと来シーズンのことも頭をよぎるじゃないですか。選手権は僕らは(規定により)出られないので、残りの5試合を全部、勝つつもりで。個人としてもまだ7点目で二桁に届いていないので、そこはハングリーに狙っていきたいです。

──その結果が来年度につながっていくと。

そうですね。このままで終わったらどこに行っても出られないですし、また「若手」のままでチームにいたくはないですし、主力として来シーズンを迎えたい。あと5試合でそこにいけるようにやっていきます。

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