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作成日時:2018.06.30
更新日時:2024.03.08

【F1第3節/立川・府中×名古屋】大敗の中に見えた希望の光「名古屋に勝ち越す未来も見えてくる」(立川・府中・皆本)

PHOTO BY軍記ひろし

6月30日(土)に行われたDUARIG Fリーグ2018/2019ディビジョン1の第3節、立川・府中アスレティックFCはホームに名古屋オーシャンズを迎え、2-7と大敗を喫した。

開始3分にマルキーニョのゴールで幸先良く先制した立川・府中。しかし14分、15分と連続で失点を喫すると、さらに2点を奪われて前半を終える。さらに後半も先に点を許す苦しい展開に。35分にはカウンターの流れから丸山将輝がゴールを奪うと、終盤にはパワープレーに出るが逆に突き放され、アリーナ立川立飛での初勝利はまたもお預けとなった。



自分たちのやり方を貫いて知った現在地

谷本俊介監督(立川・府中アスレティックFC)

結果については散々な結果で、現状はこれが現在地だと受け入れるしかないです。選手たちについて、今持っている力は100%を出した中での結果なので仕方ないと思っています。ただ、自分たちが大切にしている姿勢や戦い方を貫いての結果なので、良かったところ、悪かったところ。悪い部分だけではないので、両面を分析して。試合はまだ続くので、それに対して今の差を埋めていけるようにしたいと思います。自分たちの貫いた姿勢や戦い方の部分で、いま行われているW杯を見れば、相手をリスペクトしてコンパクトに引いて守り、ゲームをロースコアで終わらせる戦い方もできたと思います。しかしそれは自分たちが目指すやり方ではないです。この試合は自分たちのやり方でどれだけできるか見たかった部分があります。簡単に勝ちを譲るつもりで戦ったわけではないですが、現状できること、自分たちがやりたいやり方で相手に勝てる可能性を示せたのは最初の10分だけでした。これは選手にも伝えましたが、残り30分間もこの戦いをやり続けるようなクオリティを練習の中でも求めていきたいと思います。非常に残念なのは、この結果がただの一試合ということではなく、相手がどこであれホームゲームで勝てないことが2回続いています。お客さんをよんでその人たちを喜ばせることが、我々にとっては結果や内容よりも本来の大きな義務だと思っています。次は少し先になりますがそこに向けて勝てるように、また、その前には来週のアウェイで仙台戦があるので、これ以上の連敗は避けて勝てるように切り替えて次に向かいたいと思います。

皆本晃(立川・府中アスレティックFC)

スコア通りの実力差が率直な印象です。過去の名古屋戦であったような感覚とは違うゲーム展開でした。戦ったフィーリングなどは、(これまでも)スコアの差がついていてもパワープレー返しでの失点だったり、点差ほどの差を感じることはありませんでしたが、今回に関して言えば、スコア通りの結果差があったと感じています。ただ、これが一生埋まらない差だとは思わないですし、これでシーズンが終わりでもないです。プレーオフの最後のところで、名古屋も強くなるでしょうが僕らはそれ以上に強くなってこの差を埋められるように頑張っていきたいと思います。1つの良い指標ができたと個人的に感じています。ただ、監督も言ってくれましたが、相手がどこでもホームで負けるのは、興行を発展させる上で致命的な問題だと思います。そういう意味で非常に責任を感じています。努力し続ける以外方法はないので、頑張っていきたいと思います。

──名古屋と差が開いた要因は。
シンプルに外国人に押し負けることが、今まではほぼありませんでした。外国人がいてもそこでアドバンテージを作られることはありませんでした。そこが逆に、名古屋と府中の相性の部分で、名古屋に対してこちらが勝ち越していた要因です。ぺピータ、ルイジーニョ、ヴァルチーニョが出てきても、彼らの部分で優位性を作られることはほとんどありませんでした。それが今年は優位性を出させないように戦った選手が抜けて、相手の優位性が生まれたと思います。ただ、裏を返せば新しい選手はスピードがあり、相手の裏を取ったりカウンターがあります。今までうちになかった展開だと思いますし、今まで強みにしていた部分が少し弱くはなってしまいましたが、違った強みができている感覚はあります。新しい強み、今まで強みにしていた部分のベースアップをして行けば、名古屋を違った形で苦しめられると感じています。その完成度は低く、本物のチームと試合をするとメッキが剥がれるというか本物の力が見えてしまいます。とはいえ、そんなに悲観はしていないですし新しい差を違う部分で作れると思います。みんなで成長させながら戦っていければ良いかなと思います。結局、今までも名古屋に勝ち越すことはなかったので、そういう意味では新しい力が伸びれば、勝ち越す未来も見えてくると僕は思っています。



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