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SALペディア
2019.05.11

【SALオピニオン】Fリーグの新キャッチコピーに賛否両論……。「最強の5人制フットボール」から見えるフットサルの立ち位置

PHOTO BYSAL編集部

5月9日に東京都のJFAハウスで2019/2020シーズンに向けたキックオフカンファレンスが実施された。F1、F2に所属する全20チームの監督とキャプテンが一堂に会し、新シーズンに向けたスローガンや意気込みを語った。その会見で、新たにFリーグとして“最強の5人制フットボール”をキャッチコピーとすることが明らかとなる。

しかし、このキャッチコピーを受けて、ネット上では否定的な意見が溢れている。なぜ“最強の5人制フットボール”はフットサル界で受け入れられないのだろうか──。

現状維持は衰退の始まり

個人的にも最初にこのキャッチコピーを耳にした時に“5人制フットボール”というワードに違和感があった。フットサルのトップリーグであるべきはずのFリーグが、13年目を迎える新シーズンで今さら“フットボール”という言葉を用いる必要があるのだろうか? もっと言えば“フットサル”という言葉にプライドがないとも感じた。

それはネット上に溢れる意見も同じである。「先人たちに失礼」、「フットボールという言葉が切ない」、「逆に誤解を招く」、「フットサルをフットボールとは言いたくない」。などなど挙げれば枚挙にいとまがない。

しかしここで“チェス盤をひっくり返して考えてみる”。つまりはFリーグ側の立場になって考えてみると、意外とこのキャッチコピーはいいと思えてくるのだ。

確かに日本のフットサル界は「フットサルが大好きで、このスポーツを盛り上げたい、このスポーツをメジャーにしたい、このスポーツで食べていきたいという思いを持った人たちの頑張りでここまできた」(湘南ベルマーレ奥村敬人監督)。そういう先人たちの思いから、今では全国リーグが開催されるまでに成長してきたことは事実だ。そして、そういう熱意溢れる先人たちに惹かれて、今でもFリーグの会場ではオールドファンが声を枯らしながら選手たちに声援を送り続ける。彼らの功績は称えられるべきものだ。

ところが、新規のファン層の獲得についてはどうだろうか? 会場で目にするファン・サポーターはいつも同じ顔ではないだろうか? 「現状維持は衰退の始まり」という言葉があるが、ここ数年のFリーグはまさにこの状態であり、新たなファンの獲得が必要であることは、誰の目に見ても明らかなことだ。

Fリーグが開幕して13年という月日が流れたが、実際の認知度はどうだろう。数年前に比べると“Fリーグ”の認知は広がってきたが、それは“フットサル”を知っている一部の人たちに対してだけだ。(実際にはフットサルという言葉を知っていても、Fリーグを知らない人もまだいる)

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