更新日時:2019.05.25
【F1第1節/F選抜×仙台】敗戦にも“常に前へ”「全力でぶつかった結果を真摯に受け止めて」(F選抜 金井一哉監督)
PHOTO BY軍記ひろし
5月25日にFリーグ2019/2020ディビジョン1が東京の駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で開幕。Fリーグ選抜は、ヴォスクオーレ仙台と対戦し1-3で敗れている。
第2試合では、Fリーグ選抜二期生がリーグ戦に初めて登場。試合の立ち上がりはやや硬さが見られると、5分に失点してしまう。しかし直後の6分に押し込んだ状態から平井雅大のシュートはブロックされるが、こぼれ球を拾った新田駿の折り返しをゴール前でフリーとなっていた熊谷貫太郎が押し込んだ。
その後は調子を上げるFリーグ選抜だが前半に勝ち越しゴールを奪えないでいると、後半は立て続けに2失点。すると37分から磯村直樹をGKに置くパワープレーを開始し、38分にはボックス左でフリーとなっていた計盛良太に決定機が訪れるが、ボールは枠外へ。試合はそのまま終了し、Fリーグ選抜二期生の所詮は黒星スタートとなった。
常に前への意識でスタートした二期生
金井一哉監督(Fリーグ選抜)
──試合を振り返って。
初めに、この場をお借りして、Fリーグ選抜にご理解、ご支援、ご協力をいただいている方々、対戦していただいた仙台、応援してくれるサポーターなど全ての方に感謝しております。
自分たちは選抜として、将来、日本代表で戦える選手の育成というプロジェクトの中で発足されました。立ち上げから1カ月が経って、選手たちがこの舞台に立ってくれたことを嬉しく思いますし、すごく楽しみだったキックオフ前でした。
試合が始まって、非常にタフなゲームでしたし、その中でできるところを全力でぶつかった結果だと思います。これを真摯に受け止めて、来週の北海道戦に向けて準備していきたいと思います。
──前半1−1でタイムアウトを取った意図は?
キックインのところでしたがキックインの形の話ではなく、この後の時間帯で、気をつけなければいけないところ。攻守ともに一つずつ確認しました。
残り数分で大事なところを抑えました。
──後半のプランは?
ハーフタイムについてですが、選手たちには自分たちで修正点を見つけられるように指導しています。攻守のバランス良く修正すべきところは抑えていました。なので、選手たちが自分たちで考え出した改善点をピッチでやろうと送り出しました。
──最低限やろうとするテーマは?
この試合だけではなく、我々のスローガンは常に前へです。キックオフ前にも選手たちにそこは伝えました。緊張や、やる気が空回りする場面、不安、ワクワクなど色々な感情をピッチにぶつけて、その中で前に前進する。うまくいかないことがあっても、前を見てみんなで戦う。それができて次に戦術だと思いますし、そこをテーマとして戦ってきました。
磯村直樹(Fリーグ選抜)
──試合を振り返って。
できることも多かった試合ですが、足りない部分の方が多かったからこの結果だと思います。僕自身、すごく驚いたのですが、その足りない部分が何かということについて、選手たち全員が試合後に下を向くことなく、次の試合でどうするかという話をしていました。そういう意味では大切な試合だったと思いますし、33試合のうちの1試合が終わっただけなので、下を向かずに進んでいきたいと思います。
──今季の選抜ではキャプテンを含めてFリーグの経験ある選手が数名いるが、主力として戦ってみた感覚や感情は?
去年、僕自身は名古屋で1試合に出ていて、今年はFリーグ選抜で33試合に出ます。でも名古屋でもFリーグ選抜でも、やるべきことは変わらないと思っています。やれることを全力でやれば良いです。
チームが変わってコンセプトは変わりますが、自分がやるべきことは変わらないはずです。良い部分を持ち寄って、僕の良さは伝えて、他の良さは受け入れる。やるべきことをしっかりとやっていくだけです。
──特別な感情はなかった?
1つあるとすれば、キャプテンは初めての経験ですし最年長です。プレーでも精神面でも引っ張らなければいけないと思っています。ただ、特別な感情はなかったですね。
──最低限やろうとするテーマは?
選手としては、監督からもあるように常に前向きな姿勢は全員が意識していました。もう一つは、自分たちで解決策を見つけることが必要になる場面が出てきます。ピッチに立てば自分たちで解決しなければいけない状況が出てきます。練習からやって、試合でやれるように意識しています。
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