更新日時:2019.10.08
【日本代表】東アジア選手権の“連勝突破”に確信を持つブルーノ・ジャパン。「今いる最適な選手の集合で、ベストなチョイスになっている」
PHOTO BY軍記ひろし
日本サッカー協会(JFA)は8日、中国のオルドス市(中国国内モンゴル自治区西南部に位置する地級市)で行われるAFCフットサル選手権トルクメニスタン2020東地区予選に向けた日本代表メンバー14名を発表。
タイ代表との国際親善試合を戦ったメンバーから森洸、田村友貴、芝野創太、堀米将太の4人が外れ、スペインリーグで戦う清水和也、名古屋オーシャンズの安藤良平が招集。海外組の逸見勝利ラファエル(ベンフィカ)、平田・ネト・アントニオ・マサノリ(ADフンダオ)は選ばれなかった。また、メンバー争いの当落線上とされていた選手のうち、その座をつかんだのはヴォスクオーレ仙台の森村孝志。その理由は何か。
会見を行ったブルーノ・ガルシア監督は、今回の選考の意図や試合に向けた意気込みを語り、記者団との質疑応答を行った。
韓国戦には十分すぎるくらいの準備をして臨む
◆ブルーノ・ガルシア監督(日本代表)
コンニチハ。いろんな活動があるなかで時間を調整してきていただきありがとうございます。メンバーリストの構成をお話しします。GKは2名(ピレス・イゴール、関口優志)、フィクソは3人(滝田学、皆本晃、安藤良平)、ピヴォは3人(森岡薫、星翔太、清水和也)、もう一人、アラでもピヴォでも稼働してもらおうと思っているのが森村孝志、アラでもフィクソでも稼働してもらおうと考えているのが吉川智貴、それ以外の4人(西谷良介、仁部屋和弘、室田祐希、加藤未渚実)はアラ、サイドのポジションで通常通り稼働してもらおうと考えています。ここ最近のキャンプの招集メンバーから大きく変化はしていません。そのなかで、清水和也選手はスペインリーグに所属しています。所属クラブとの相談のなかで、試合が行われるFIFAデイズ以外の期間も参加できるように送り出してくれたので、事前のキャンプから合流することになります。
もう一人、フィクソの安藤良平選手ですが、これまで数多くの招集をしていましたが、最近は招集できていませんでした。ケガとクラブの稼働、過密スケジュールの状況を総合的に考えて、負荷を掛けない方がいいだろうということで、戦略的な意図で招集していなかった背景があります。14名のうち11人は、代表チーム、A代表としての公式戦に出場経験があり、加藤未渚実、安藤良平、森村孝志は、今回が公式戦の初招集となります。リストについてはそういった構成になっています。
今大会の目的ですが、ワールドカップがある4年スパンが一つのサイクルとなります。このサイクルのなかで、今回、向かう大会は一番大事なものだと思っています。それはアジア選手権に向かうための一つ目のカギだということです。その目的は、来年、トルクメニスタンで行われるアジア選手権の出場枠を確実に取るということ。そのなかでの目標としては、最短でグループを勝ち抜いて、早々に決める。そこを狙っていきたいと思います。2連勝することで、最短距離を取れると考えています。
その相手についてですが、この大会で3つの国がアジア選手権の出場権のを得るなかで、私たちのグループにはマカオと韓国がいますが、両方のチームと対戦して知っています。マカオは前回の東アジア選手権で対戦しています(2017年11月 ◯11-0)。チームのスタイルとしては、特に固まった規律を守って意図的にやっているというよりも、閉じ込もった(守備をする)ところからカウンターを狙う。そのために、相手の混乱した状況を活用して仕掛けていくというチームです。なので自分たちがボールを持っている時間が長くなると思うので、そこでどういったパフォーマンス、どういったクオリティーのプレーをできるかがカギです。
韓国は、マカオとは全く異なるプロファイルを持ったチームです。前回のアジア選手権本大会のグループリーグで対戦して(2018年2月 ◯5-2)、非常に厳しいゲームをしました。この韓国は、前回の東アジア選手権(2017年)に(日本とは)別グループで1位抜けをして本大会に出てきたのですが、スタイルとしては、非常に堅固な守備からのカウンターを得意としています。彼らの力は、直接対決で難しいゲームになったということだけではなく、今回の韓国代表の70%から75%を構成しているであろうソウルのクラブチーム(スターFS ソウル)が、(8月に行われた)アジアクラブ選手権にも出場していて、いいパフォーマンスをしていた情報もあります。そういった力をつけてきていることに加えて、どのスポーツでも日韓戦となれば厳しい戦いになることは承知しているので、私たちとしては、十分すぎるくらいの準備をしてこのゲームに臨みたいと思います。
最後に、22日にマカオ、24日に韓国と大会を戦うわけですが、それに向かって、15日に国内キャンプを開始して、17日に現地に飛び、そこからそこから試合前までトレーニングで準備します。
次のページから質疑応答。
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