更新日時:2020.07.24
【日本代表/WEB取材】中堅の域に差し掛かった森村孝志。勢いのある若手からの突き上げを感じるも「僕もフレッシュでそこは負けてない」
PHOTO BY軍記ひろし
7月14日に、20日から茨城県内で行われているトレーニングキャンプに参加する日本代表候補メンバーが発表された。そこには清水和也と共にU-20日本代表としてAFC U-20フットサル選手権を戦った、伊藤圭汰、石田健太郎、内田隼太(追加招集)ら若手選手が多く名を連ねている。
昨年から代表チームにコンスタントに招集され、今年1月に行われたスペイン遠征にも参加し世界の強豪との対戦を肌で感じた森村孝志は、今回のメンバー表を見たときに「もう真ん中よりも上やな」と、自分が中堅の域に差し掛かったことに驚きを隠せなかったようだ。
同時に、ワールドカップが1年延期されて準備期間が長くなったことで、さらに下からの突き上げが厳しくなる。メンバー争いのサバイバルゲームを勝ち残るためにも、森村自身はさらなる成長が必要だと感じている。
これまでは希少なレフティーであり、シュートの力強さがあり、アラとピヴォをこなせるユーティリティな選手として活躍していた。しかしスペイン遠征での衝撃的な敗戦を受けて、足りないものに気がついた。
代表生き残りをかけて、森村が求める自分に必要なものとは──。
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スペイン戦もゴールを決めていない
──通常は3日間で行われる代表合宿だが、今回は5日間となっている。4日目を迎えたが、自身のコンディション、チームの雰囲気は?
コンディションは徐々に上がってきている感じで、チームはすごくいい方向に向かっていると思います。
──昨年から代表チームにコンスタントに選ばれていると思うがそこについては?
呼んでもらってありがたいですが、それプラスアルファでここにいる意味を自覚して、日本代表を強くするという気持ちを持って取り組んでいます。
──フウガドールすみだに移籍して新しい発見は?
去年まではヴォスクオーレ仙台で中心選手としてやらせてもらって、長い時間出場していました。フウガドールすみだではセット分けをしています。チーム全体で走るし、攻守の切り替えが早い、そこは自分の中で刺激になっています。
──今回の合宿は若い選手もたくさんいて、今までいる選手も刺激を受けているのでは?
メンバー表をもらったときに自分はもう真ん中よりも上やなというのが、まずびっくりしました。それと同時に、もう若い選手が出てきていますし、ワールドカップが延期されたことで、自分ももっともっとやらないと下からの突き上げがあるなと感じています。
──下の年代の選手とやってみてプレー面での感想は?
若い選手は勢いがあって、フレッシュだなと感じています。でも僕もフレッシュなので。そこは負けてないです。
──チームがすごくいい状態とのことだが、具体的にいうと?
パラグアイ戦の合宿の時のような感じですね。(今回の合宿の)初日はまだまだでしたが、(トレーニングをこなすにつれて)パラグアイ戦の時のような感じに近づいているなという印象です。ブルーノ監督が求めている守備は強度、攻守の切り替え、ハードワークの部分(が高まっている)。ただハードワークするだけではなくて、ハードワークの質が高まっていると感じます。
──スペイン遠征ではスペインに衝撃的な負け方をした。そこからワールドカップまで1年間伸びたことで、そこに近づく時間ができたと思う。改めて、自身が上に行くために『森村2020バージョン』はどこを高めていきたいか?
去年は左利きでアラとピヴォができるから呼んでもらっていたと思います。あとはシュートの強さも評価してもらっています。ただ、スペイン戦のときもゴールを決めていないので、今年は決定力を高めていきたいと思います。
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