更新日時:2024.02.16
長野が執念の大逆転でF1残留!しながわとの死闘を制す
PHOTO BY高橋学
Fリーグ2021-2022 ディビジョン1・2 入替戦の第2戦が5日、駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場で行われ、3-2でボアルース長野が勝利。
第1戦では1-2で敗れ、2日間の結果は1勝1敗。得失点差でもしながわシティと並んだため、F1チームの長野が勝者となり、F2降格を免れた。
■この試合のハイライトはこちら(ABEMAビデオ)
引き分け以下で降格の長野は2点を先制され……
試合は、立ち上がりからしながわが主導権を握って試合を進め、長野がカウンターから素早い攻撃でゴールを狙った。
一進一退の攻防が続く中、この日初めてスコアが動いたのは第1ピリオド18分。しながわが右サイドでコーナーキックを獲得すると、中央で受けた野村啓介がコントロール・オリエンタードからシュートをファーサイドへと突き刺した。
そして残り2分9秒に、しながわに2点目が生まれた。佐藤建也がハーフウェーライン付近でボールをカットし、背後から駆け上がってきたボラへスルーパス。相手GKと1対1の状況になったボラが巧みに相手GKをかわし、ゴールへと冷静に流し込んだ。
残留のためには3点が必要になった長野。第2ピリオド開始と同時に、パワープレーを開始した。数的優位を生かした攻撃で長野が主導権を握り返す。ゴールだけが決まらない時間が続くが、29分にようやく1点目が生まれる。右サイド深い位置でボールを受けた田口友也が上林快人へ折り返し、上林がシュートを突き刺した。
勢いに乗る長野は34分、底辺の米村尚也が対角へ長いパスを蹴り、ファーの田口が反応。ゴールネットを揺らしスコアを振り出しに戻す。
勝たなければいけない長野は、その後もパワープレーを継続。すると残り5分、上林の飛ばしのパスをファーサイドの青山竜也が押し込んで3-2。今シーズン限りでの現役引退を表明しているキャプテンが、大一番で大きな仕事をやってのけた。
立場は逆転し、このまま終わればF1昇格を逃してしまうしながわはパワープレーを開始。白方、ボラが中心になってシュートを放ち続けるも、ゴールを決めきれないまま時間が経過。あと1点さえ決めることができれば、しながわがF1昇格を果たせたが、その1点が遠くタイムアップ。
試合が終わると同時に、F1残留を勝ち得た長野の選手たちによる歓喜の輪が弾け、F1昇格を逃してしまったしながわの選手たちはピッチ上に倒れ込んだ。
互いが人生を懸け、死力を尽くした入替戦は2戦合計の勝利数と得失点差が並んだため、F1の長野に軍配。第1戦で敗れ、第2戦で2点を先制されながらも、泥臭く戦った長野の逆転勝利で決着した。
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