更新日時:2022.08.14
【バーモントカップ全日本U-12フットサル】圧倒的強さを示したブリンカールが史上初の連覇を達成! ヴィッセル神戸U-12を6-1で下す
PHOTO BY高橋学
7日、U-12年代の日本一を決めるJFAバーモントカップ 第32回全日本U-12フットサル選手権大会が大会最終日を迎え、準々決勝、準決勝、決勝が行われた。
3年ぶりに開催された同大会で優勝したのは、愛知県のブリンカールFC。前回王者が大会史上初の連覇を成し遂げた。
開始4分で一挙3得点を決める!
決勝戦へと進出したのは、ブリンカールとヴィッセル神戸U-12。ブリンカールは準決勝でマリオフットサルスクールを3-1で下し、大会連覇へ王手をかけた。
そして、神戸はFリーグの立川・府中アスレティックFCで監督を務めていた谷本俊介氏がテクニカルコーチとして帯同している。ピヴォの山下真翔を中心とした攻撃で江南南サッカー少年団に4-1で勝利を収め、決勝へと上り詰めた。
注目が集まる決勝戦で、スコアが動いたのはキックオフからわずか1分。ブリンカールの加藤健がハーフウェーラインでボールを奪うとそのまま持ち上がり、相手GKとの1対1を冷静に制した。
先制したことで勢いに乗るブリンカールは第1ピリオド2分、さらにゴールが決まる。連係したディフェンスで相手のミスを誘い、長谷川徠人がボールをカットすると前線の中根佳祐へラストパス。中根が右足を振り抜いて、ゴールネットを揺らした。
さらに4分、宮地諒多が右サイド高い位置でボールを奪うと、飛び出してくる相手GKを他所にループで鮮やかにゴールを決めて3-0とする。
4分の間にゴールが一気に3得点も生まれたが、その後はこう着状態に。しかしブリンカールは中央を締め、連動したプレスでディフェンスし、神戸に思うような攻撃をさせない。
3-0のまま10分が経過し、第1ピリオドが終了。試合は第2ピリオドに突入すると12分、ブリンカールに追加点が生まれた。相手陣地の右サイドでキックインを得ると、遠い位置からチョン・ドンで中根がシュート。低く抑えられたボールは左ポストを叩き、ゴールに吸い込まれた。
4点差としても攻撃の手を緩めないブリンカールは13分、中根の落としを受けた加藤がこの日2点目を決めて、5-0とした。
大きく差をつけられながらも、あきらめず攻める神戸は15分、ペナルティエリア内で山下真翔が倒されてPKを獲得。山下がこれをしっかりと沈め、神戸が一矢報いた。
しかし18分、ブリンカールの早川寛大がダメ押しの6点目を決めて試合は6-1で決着。3大会ぶりに開催されたバーモントカップで前回王者が大会史上初の連覇を達成してみせた。
去年、一昨年と大会は中止になり、戦うことすらなく卒業していった先輩のためにもブリンカールの選手たちは強い気持ちを持って戦った。そして敗れた神戸は、大きく点差をつけられながらも最後までひたむきにゴールを目指し戦った。
大会ベストプレーヤーには、決勝を戦ったブリンカールから中根、長谷川が、神戸から浅田連が選ばれた。さらに3位に入賞したマリオフットサルスクールから永井心と沼野蕾虎の2人が選出されている。
【大会最終日 結果】
準々決勝
ヴィッセル神戸U-12 9-4 エスペランサFC
マルバ千葉fc 1-3 江南南サッカー少年団
ブリンカールFC 5-3 ドリームFC
マリオフットサルスクール 3-2 レガーロFC山口
準決勝
ヴィッセル神戸U-12 4-1 江南南サッカー少年団
ブリンカールFC 3-1 マリオフットサルスクール
決勝
ヴィッセル神戸U-12 1-6 ブリンカールFC
大会ベストプレーヤー:
FP /10 中根佳祐(ブリンカールFC)
FP/13 長谷川徠人(ブリンカールFC)
FP/8 浅田連(ヴィッセル神戸U-12)
GK/22 永井心(マリオフットサルスクール)
FP/11 沼野蕾虎(マリオフットサルスクール)
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