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作成日時:2023.04.30
更新日時:2023.04.30

【移籍情報】名古屋退団・平田マサのマレーシア移籍が決定!8月上旬のシーズン終了後はスペインのクラブへ加入か

PHOTO BY高橋学

30日、名古屋オーシャンズを退団していた平田・ネト・アントニオ・マサノリの新天地が発表された。マレーシア・プレミア・フットサルリーグのセランゴール・トット・ユナイテッドが加入を伝え、平田自身もSNSなどで報告した。

マレーシアでは“助っ人”としてタイトルへ導けるか

3月に終了した昨シーズンを終え、名古屋を退団した平田の移籍先がようやく決まった。

当初から、Fリーグの他クラブへの移籍も噂されてきたなかで、意外にもその新天地はマレーシアとなった。平田の移籍先となるセランゴール・トット・ユナイテッドが所属する国内トップリーグは、グループA、グループBに7チームずつ分かれ、上位4チームが7月末から8月初旬に行われるノックアウトステージで年間王者を決めるレギュレーションだ。

マレーシア移籍発表より前から、スペインリーグのサンタコロマへの加入が決定したという未確認情報が流れていたことを考えると、マレーシアで“助っ人”としてコンディションを維持、あるいは引き上げながら、例年、8月中旬以降に開幕するスペインリーグへとシフトするプランが濃厚だろう。2020年まで戦ったポルトガルに続き、自身2回目の海外挑戦となる。

今年で28歳を迎える平田は、2013年に名古屋サテライトに入団し、2016年にトップチームへと昇格。Fリーグで圧倒的な成績と存在感を示してきた“キング”森岡薫を継ぐ選手として、日本を背負って立つ期待を集めてきた。

2021年6月には、日本代表トレーニングキャンプ中に左膝外側半月板損傷を受傷しながらも活動を継続し、同年9月、10月に開催されるFIFAフットサルワールドカップ出場に向けた最終メンバーに残り続けてきた。しかし、回復が見込めないまま8月に無念の離脱を決断し、手術に踏み切った。その後、2022年1月、2021シーズン終盤になってようやくリーグ戦に復帰を果たした。

迎えた昨シーズンは、背番号を34から森岡薫が背負った「9」に変更し、これまで以上に奮起した。リーグ戦は21試合・15得点を挙げ、チーム2番目のスコアを記録。得点力もさることながら、前線での圧倒的なキープ力は国内で他の追随を許さない強度を示してきた。

そんななかで、3月15日に名古屋からの退団が発表された。その後、同じくピヴォとして日本を代表する選手へと成長した“後輩”清水和也がフウガドールすみだから、アジアカップでも共に戦い一躍“アジア屈指のスピードスター”に躍り出た金澤空が立川アスレティックFCから名古屋に加入。もし、平田が移籍していなければ当然、清水とは同じピヴォのライバルとなりポジションを争うことになっていただろう。しかし、オリベイラ・アルトゥールや、ガブリエル・ペネジオも昨シーズン限りで名古屋を退団したことを考えれば、平田に求められる役割は増えそうではあったのだが……。

平田は、どんな想いで名古屋を去り、再び海を渡るのか。30日には自身のSNSを通じて「昨日、現地入りして練習もしました!」「まだ試合には出られないですけど、いい準備をして、チームが勝てるように全力で頑張ります」と報告した。

マレーシアのフットサル事情を考えれば、平田の新天地での役割は明確に「助っ人」となる。即戦力として所属チームをタイトルへと導き、そしてさらなる舞台を目指していくはずだ。平田のさらなる活躍に注目したい。

 

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