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作成日時:2023.05.04
更新日時:2023.11.29

【現役引退】町田の生え抜き最古参、日根野谷建が今季限りでの引退を発表「今まで達成することができなかったリーグ優勝を勝ち取りたい」

PHOTO BY高橋学

ペスカドーラ町田は4日、2023-2024シーズンをもって日根野谷建が現役を引退することを発表した。

クラブ初の育成組織出身プレーヤーが、最後の1年へ

昨シーズンの金山友紀の現役引退に続き、町田を支えたワンクラブマンがユニフォームを脱ぐ決断を下した。

日根野谷は、1990年生まれ大阪府出身の33歳。幼少期からサッカーをプレーし、高校サッカーでは和歌山県の初芝橋本高校に進学し全国大会を経験。卒業後は関西の強豪校である阪南大学に進み、順当にサッカープレーヤーとしてのキャリアを積み上げていた。

しかし、大学1年次にフットサルのトップリーグであるFリーグに魅了され、競技の転向を決意し、大学を中退。覚悟を持って上京し2010年に町田の門をたたき、サテライトチームに加入した。

豊富な運動量と粘り強いディフェンスで、相手のチャンスを潰す献身的なプレースタイルが評価され、クラブで初めて育成組織からトップ昇格を勝ち取り、2011-2012シーズンに念願のFリーグデビューを果たした。

在籍年数13年目を迎えるシーズン前のユニフォーム販売にあたり、4月末に日根野谷は自身のSNSにて以下のように発信。



本人がいう「2番を買わないといけない理由」とは、この度の引退発表を前にしたメッセージと捉えられる。

2022-2023シーズンにプレーオフ出場を逃した悔しさを胸に“最後の華”を咲かせるべく、タイトル獲得に向けて新たなシーズンを走り抜ける。

リリースと、本人からのメッセージは以下のとおり



No.2 日根野谷建選手 今シーズン限りでの現役引退のお知らせ

この度、日根野谷建選手が2023-2024シーズンを持ちまして、引退することになりましたのでお知らせいたします。今シーズンが最後となる日根野谷選手のピッチ内外でのパフォーマンスをお楽しみいただくと共に、その先もまだまだ続く日根野谷選手のペスカドーラ町田LIFEを、引き続き応援お願いします!

日根野谷 建(HINENOYA Ken)
生年月日:1990.04.30
出身地:大阪府
通算成績:通算:201試合/18得点

ペスカドーラ町田に関わる全ての皆様へ。
長くなりますが、最後まで読んでもらえると幸いです。

日根野谷建は今シーズンで引退します。

2010年4月にペスカドーラ町田でスタートしたフットサル選手としての人生。
大きな夢を持ってスタートしました。

ペスカドーラの中心となり活躍する。
日本代表に入る。

何も達成することはできませんでした。

ですがその頃想像もしていなかった、多くの方と出会うことができました。

まずは僕の活躍をずっと期待して応援し続けてくれたGALLERY・2の黒川会長。
会長の応援、サポートがなければここまで長く毎日練習し、活躍したいと強く思い続けることはできませんでした。本当にありがとうございます。

どこの試合にも駆けつけてくださるファン・サポーターの皆さん。
皆さんの応援があるからこそペスカドーラは戦い続けることができています。

チームがどんな結果であっても、サポートして下さっているスポンサーの皆さん。
皆さんのサポートがあるからこそ日々の練習や試合を戦い続けることができています。
感謝の気持ちでいっぱいです。
是非今後とも末永いお力添えを頂きますよう、どうぞよろしくお願い致します。

日頃からフットサルを楽しみながら、成長する姿を見せてくれるスクールの子供達。
みんなの練習する姿を見ることで、毎日僕も頑張らないとと刺激になりました。
ホームゲームでは、勝っても負けても最高の笑顔で手を振り続けてくれるみんながいるから戦い続けることができています。
これは、子ども達を会場に連れてきてくださる保護者の皆さんの協力があり実現しています。
いつもありがとうございます。

そして今まで一緒にプレーをしてきたチームメイトの皆さん。
若い頃はレジェンドな選手の方々と練習できる日々が幸せで、怒られることにビビりまくっていたこともありましたが、皆さんのおかげで沢山の経験ができました。
ここ数シーズンは若くて素晴らしいチームメイトと共に過ごし、ピッチで頼もしい姿を魅せてくれていること、みんなの活躍が嬉しく思えるようになりました。

淳太さん・岡山さん・ルイス監督・甲斐さん。
様々な監督と出会い、いろんな話を聞き、いろんなフットサルを学ばせて頂きました。
残りの時間、監督達から話をしてもらったことを思い出しながら過ごしていきます。
そして、甲斐さんには1年目から今まで沢山の話をしてもらい、怒られることも多かったですが、最後の1年結果で恩返しをしてペスカドーラ初の優勝監督にしたいです。

最後になりますが、ペスカドーラが日々活躍できているのはスタッフの皆さんの支えがあるからだとここまで感じています。最後の1年、共に多くの喜びを分かち合いたいです。

思い返すと数えきれない程の方々と出会うことができた、フットサル選手としての人生でした。

このシーズン前のタイミングで発表した理由としては、今シーズンも皆さんと共に戦い、どんな状況も共に楽しみ、今まで達成することができなかったリーグ優勝を勝ち取りたい。
共に戦ってもらいたいという思いがあり、このタイミングで発表することを決めました。

今シーズンは今まで以上に会場に来ていただき、現地での応援をして頂きたいです。
できれば2番のユニフォームを着て…

僕も最後の瞬間まで活躍すること、チームが勝つことを強く願い戦い続けます。

ペスカドーラ町田 No.2 日根野谷建



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