7月13日から17日の4日間、日本女子フットサルリーグ（女子Ｆリーグ）の試合が各会場で行われた。

エース・星山がハットトリック

7月14日には、墨田区総合体育館にてエスポラーダ北海道イルネーヴェvs流経大メニーナ龍ケ崎が行われた。

SWHレディース西宮をはじめ、上位チームとロースコアでの接戦を演じながらも、開幕から未勝利が続いていた北海道。今節は、激しい撃ち合いを制し、今シーズン初白星をつかんだ。

立ち上がりから流経大のプレスに苦しむ北海道は、2分にゴール前でボールを奪われ先制点を許すも、直後に金井里和が左サイドを突破し、そのまま1点を返し事なきを得る。12分にはコーナーキックのチャンスを、星山がニアサイドから決め、1点をリード。ところが同じく12分、キックインからのファー詰めで同点に追いつかれ、17分にも勝ち越しを許し、第1ピリオド終了間際にも右サイドから強烈なミドルシュートを決められ、連続失点。2-4で第1ピリオドを終えた。

追いかける北海道は、第2ピリオド開始後の21分、相手の横パスを奪った星山が右足でネットを突き刺し、23分には白戸愛華が左サイドで奪ったボールを、中央の金井を経由し右サイドまで横パスを繋ぎ、最後は矢津田明莉のシュートで同点に。そして30分、武井柚香の斜めのパスを、齊藤日向子が流しこみ、逆転に成功した。

このままゲームを終えたい北海道だが、シーソーゲームは続き、33分に北海道は再度失点。35分には星山の3点目でリードするも、カウンターでの一撃を受け、スコアは6-6と互いに一歩も譲らず。しかし、37分、セットプレーの混戦からオウンゴールを誘発し、この得点が北海道にとっての決勝弾となり、最後は逃げ切り勝ち。7-6の壮絶なゲームを粘り強く戦い、チーム待望の勝ち点3を手にした。

天王山で、江川姉妹が対戦

7月17日には、バルドラール浦安アリーナにて、バルドラール浦安ラス・ボニータスvsSWHレディース西宮が行われ、4-2で浦安が勝利した。

開始7分、浦安の2点目をマークした江川凜は、今シーズン女子Ｆリーグデビューした20歳のルーキー。今節は西宮の江川涼の実妹として、自身初の姉妹対決を戦った。

試合後には、「ホームでの首位攻防戦で、こんなにたくさんの人の前でプレーすることも初めてなので、とても緊張しました」と無事勝利したことに安堵の笑顔を見せる一方で、「得点シーンも含め前半はすごく堅くなってしまいました。点を決めれたからまだ良かったですが、ミスもたくさんあったし、全然満足していません」と自身のプレーを振り返り、選手としてのさらなる成長を誓った。

開幕からの全勝記録を伸ばす浦安は、得失点差39と圧倒的な成績で首位をキープ。約3週間の休息を経て、8月6日の福井丸岡ラック戦に臨む。

■試合結果

7月14日（金）

7月15日（土）

7月16日（日）

7月17日（月）

■順位表

■次節試合日程

7月30日（日）