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作成日時:2023.12.14
更新日時:2023.12.14

【日本代表】驚きばかりだったスペインでの4カ月 “世界”を知った平田マサが狙う元世界王者撃破のゴール「決めてバク宙したい」

PHOTO BY本田好伸

フットサル日本代表の平田ネトアントニオマサノリ(インダストリアス サンタ コロマ/スペイン)が、アルゼンチン代表との国際親善試合に向けて意気込みを語った。

昨シーズン限りで名古屋オーシャンズを退団した平田は、4月にマレーシア・プレミア・フットサルリーグのセランゴール・トット・ユナイテッドに加入。シーズン終了後に世界最高峰であるスペインリーグのサンタコロマに移籍した。

平田にとっては各国代表が集うスペインリーグでの4カ月間は、刺激ばかりの日々。“世界”を知った男が、日本代表での爆発を誓う。

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今の日本代表にアジャストすることが最優先

平田ネトアントニオマサノリ

お久しぶりです!元気っすか!

──元気ですよ!平田選手も相変わらず元気そうで嬉しいです!

そりゃ元気っすよ!やっぱり日本はいいですね!ご飯も美味しくて!ご飯好きなんでね(笑)

──ついにスペインリーガーですね!約4カ月プレーしていますが、ここまでの感想は?

あまり試合に出られてないですが、徐々にプレータイムは増えていますしプラスに考えてます。

──スペインのチームでの立ち位置や求められていることは?

クアトロで戦うチームなので長い間ピヴォがいませんでした。クアトロをメインで戦いつつ、僕はピヴォとしての役割が求めまれてます。まだまだチームにアジャストできていなくて、今はポイントで起用されることが多いです。年齢的にも上から数えた方が早いくらいの立ち位置です。

──助っ人選手としての活躍が求められている?

そうですね。苦しい時間帯に入って流れを変える。前で起点を作るような役割を求められてます。

──スペインリーグのレベルはいかがですか?

とにかくレベルが高い。どの試合も余裕はなくて、「この試合は勝てるだろう」なんて試合もないです。そういうレベルが高い試合が毎試合できるので、自然と成長していけます。でも出場しないと意味はないと思っていますし、それができればまだまだレベルアップできると思っています。

──名古屋では世界的な名手たちとプレーしてきました。代表では強豪と対戦してきた経験もあります。そういった経験をしてきても、スペインでのプレーはもっとレベルが高いと感じる?

これまでと全く違います。同じリーグでプレーする知り合いのブラジル人と話しても、「スペインのフットサルはスタイルが違う」と言っています。攻撃はツータッチが基本で、そこへのサポートをすごく意識する。そのなかでプレーや判断のスピードが日本よりも数倍速いです。

ディフェンスも少し寄せが甘くなるとすぐに剥がされる。そういうひとつひとつのクオリティやレベルがすごく高いですね。

1対1が上手い選手ならほぼほぼ抜いてしまう。バルサにいる選手だけじゃなくて、それ以外のチームでも1対1 に自信を持っている選手はしっかりと抜ききる。個々のレベルの高さはスペインに行ってから痛感しました。

──プレー時間が限られているとのことですが、その割に体が軽そうですね。今日の練習でも誰よりもハードにプレーしてましたし、かなり激しいプレスも見せていました。

動いてますね。チームの練習強度が高く日々ハードなトレーニングをしてるので。試合感は少し落ちてるかもしれませんが、体は動きます。

──スペインで約4カ月戦って成長した部分もあると思います。今回は久しぶりの国内での代表戦ですが、日本のファンに見せたい部分は?

まずは今の日本代表にアジャストすることが最優先です。ただ、自分はピヴォなので自分の形に持っていって体を張る。自分の良さはそういうプレーやディフェンスもできるところだと思っているので、そこを見せたいですね。走り回って暴れたいと思っています。

あとはホームですし勝ちたいですね! 国内では長く勝ててない。今回は世界チャンピオンが相手ですが勝ちたいですね。



──平田選手の他に清水和也選手、本石猛裕選手ら3人がピヴォとして選ばれています。彼らとのコミュニケーションは?

仲良くやってます。常にチームへのアダプトを考えていて、今は和也が長くプレーしているのでよく話を聞いていますし、タケとも話しています。この前のウズベキスタン戦についても聞きました。

話していて感じるのは、みんな違和感を抱えてプレーしているなということ。もっとやれるという思いがある。僕たちがもっとアジャストできればチームとしても戦いやすくなるだろうと。クアトロをやりつつ、スムーズにピヴォに入れたらチームとして一歩前進できる。そういう話を3人でしています。

──平田選手自身は木暮監督にどんなことを求められていますか?

攻撃はチームにアジャストするところ。あとは「ピヴォをやるな」とは言われてないので、そこに入った時にしっかり自分のプレーが出せるようにやってくれと。加えてディフェンスの強度は落とさずに、むしろもっと上げるくらいでやって欲しいと言われています。そこは変わらずやっていきたいですね。

──今回のアルゼンチン代表にはスペインのチームメイトもいますが、話はしましたか?

6番のセバスティアン・コルソ選手ですね。チームのキャプテンでフィクソをやっていてアグレッシブ。前カットが得意な選手です。

──相手がフィクソで平田選手がピヴォなのでマッチアップが楽しみですね。

「当たるね」って話もしましたし、お互いに楽しみですね。

──せっかくの日本で、チームメイトとのマッチアップを制して点を決めたいですね!

そうですね!久しぶりにバク宙したいですね!!



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