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作成日時:2023.12.17
更新日時:2023.12.17

【日本代表】2試合連続で元世界王者アルゼンチンに追いつく!“小さな巨人”堤優太が魂の同点弾

PHOTO BY本田好伸

17日、フットサル日本代表は帯広市総合体育館でアルゼンチン代表との国際親善試合の第2戦に臨んだ。先制されながらも堤優太のゴールで追いつき、2試合連続で1-1の引き分けに終わった。

“キャプテン”アルトゥールを先発起用

東京で行われた第1戦を1-1で引き分けた日本代表は、17日、帯広に舞台を移してアルゼンチン代表との第2戦に臨んだ。スタメンはGK黒本ギレルメ、FPオリベイラ・アルトゥール、吉川智貴、堤優太、清水和也。木暮賢一郎監督は第1戦では試合直前の合流のため短時間の出場にとどまったキャプテンのアルトゥールを先発で送り出した。

第1戦に続き、日本はファーストセットが良い入りをしてゲームの流れをつくる。3分、右サイドで1対1を仕掛けた堤がファウルを獲得。アルトゥールがフリーキックを放ったがファーに外れる。石田健太郎、山中翔斗、金澤空、平田ネトアントニオマサノリがセカンドセットとしてピッチに立ってからも、日本がボールを保持しながらゲームを優位に進める。

アルゼンチンは前からプレスをかけてくるが、ピヴォも含めた4人でテンポ良くパスを回し、何度もかいくぐる日本。10分には3対2のカウンターで堤が中央を運び、左を駆け上がった吉川へパスを出す。吉川のシュートはうまくミートできなかったが、スピードと連動性を活かした攻撃でアルゼンチンのゴールを脅かした。

アルゼンチンはキャプテンのパブロ・ダボルダと左利きのピヴォのアラン・ブランディの2人組のコンビネーションからチャンスをつくる。だが、日本はGK黒本を中心に集中した守りでゴールを許さない。

16分、アルゼンチンが5ファウルになると、木暮監督はバルドラール浦安の長坂拓海を投入。積極的に1対1を仕掛けたものの、ゴールネットを揺らさず、スコアレスで第1ピリオドを折り返した。



“小さな巨人”堤が同点弾

第2ピリオドもGK黒本、FPアルトゥール、吉川、堤、清水の5人でスタート。23分、吉川が左に流れたピヴォの平田に当てる。ワンタッチの落としを受けたアルトゥールが高い位置でシュートを狙うが決まらない。

24分、日本は山田凱斗がこの日初めてピッチに立つ。26分、右のコーナーキックから清水、28分にもアルトゥールがミドルシュートでゴールを狙うが、“世界ナンバーワンゴレイロ”と称されるアルゼンチンGKニコラス・サルミエントの牙城を崩すことができない。

すると29分、アルゼンチンは10番のコンスタンティノ・バポラキがマティアス・ロサにピヴォ当て。ロサがヒールで落とすと、GKと1対1になったバポラキがGK黒本の肩口を浮かしてゴールネットを揺らす。

1点を追いかけて、日本は攻勢を強めていく。31分、石田のパスから金澤がシュートを打つがニアポストを叩く。32分には石田が左からカットインしてファーを狙うが決められない。

再三の攻撃がようやく実ったのは37分、左サイドの石田がキックインで中にパス、平田が左足から放ったシュートはポストに当たるも、こぼれ球を堤が押し込む。「帯広では必ずゴールを決めたい」と話していた“小さな巨人”が、有言実行を果たした。

最後まで勝利を狙って攻め続けた日本だったが、アルゼンチンから勝ち越しゴールを挙げることはできず。それでも、世界王者アルゼンチンと互角に渡り合い、チームとして手応えを感じる引き分けとなった。



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