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作成日時:2024.05.18
更新日時:2024.05.20

【Fリーグオーシャンカップ2024|記者会見/名古屋vs大阪】若手を率いて昨年王者に挑むも、1点及ばず。大阪・高橋優介監督「ゴール前のところで1点、2点の差が出ることを痛感した」

PHOTO BY本田好伸

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5月18日、名古屋金城ふ頭アリーナにてFリーグオーシャンカップ2024の準決勝が行われ、名古屋オーシャンズとシュライカー大阪が対戦。大阪は1-2で名古屋に敗戦し、明日の3位決定戦に臨む。

試合を終え、高橋優介監督と加藤未渚実が記者会見に出席した。

若い年代とベテランが融合することが今年のテーマ

●シュライカー大阪|高橋優介監督

──試合を振り返って。

結果は、1点差で負けているので非常に悔しいです。自分たちが置かれている立場や状況を考えても、できる限りのことはやれました。最後、自分たちのゴール前、相手ゴール前のところで1点、2点の差が出ることを痛感しました。

自分はこれまでF2でやってきて、カテゴリーが上がるとシビアだな、と。初戦、2回戦、今回の名古屋にもそこは引けないですし、きれいにやることではなく、そのへんを突き詰める必要があると感じました。

──高橋監督にとってオーシャンアリーナは家のような場所ですね。そこで名古屋とやることへの思いは?

Fリーグ選抜の時もこの場所でしたし、アウェイという感じはありません。居心地がいいな、と。名古屋とやれることは、これまでもそういう経験がありますし、嫌だなとか、良いなとか、ワクワクとかは特にないです。ただ上位の、常に優勝を争うチームとやることへのワクワク感はもちろんあります。よく知っている選手がいるな、と。そこに勝ちたいという意識は、そこまで他の試合と変わるものではありません。

──元名古屋でもある関口優志を先発で起用しました。その狙いと成果は?

自分たちの展開がどうなるか。非常に難しい試合になると思っていましたし、うちの樋口就大にも良さはあって、特徴が異なります。スタッフのミーティングでは試合中に使い分けることも想定していて、展開がどうなったらどうするかなどを考えていました。最初から40分、関口でいくとは決めていなくて、展開を考えていました。

その上で最初の出だしのところなども加味して、関口を先発で出すという決断をしました。

──Fリーグにデビューとなる選手を含め、若手が堂々とプレーできていました。まだ3位決定戦は残っていますが、ここまでの収穫や手応えなどはいかがですか?

自分が大阪で仕事をすること自体への準備期間が少ないなかで、チームの特徴を完璧には把握できていないところからのスタートでした。こういう選手がいるというところからだったので、チームづくりというより、まずは自分が大阪に慣れること。そこにようやく慣れて、ここ数週間はいいトレーニングを積めました。

まだ昨シーズンまでの遺産で戦っている感覚があります。今シーズンはそこに足していくことと、若い年代にシフトするなかでどうしていくか。ベテランにも刺激を与えて融合することが今年の大きなテーマです。今年は若手の選手が多く出ていくなかで、ようやく形が見えてきた大会となっています。

まだ登録できていない選手もいるので、まずは最初の段階として、若手やベテランを含めて競争力が上がっている印象をチームで共有できたと思います。どの選手であっても明確な立ち位置があるわけではないと認識できた。そこは有利なところかな、と。ただ大会なので、結果はもったいないなと感じています。

もう少しベテランが手助けをしたかった

●シュライカー大阪|加藤未渚実

──明日の試合に向けて。

昨シーズンは4位で終わっています。そこを上回りたい気持ちがあります。今日勝てることが一番でしたが、気持ちを切り替えて、3位になって大会を締めくくりたいと思います。

──ベテランの域に入っていて立ち位置も変わるなかで、どんなチームにしていきたいか。

今大会で若手が結果を出してくれたことは、ここまでのチームとしての結果にもつながっています。ただもう少しベテランが手助けをしたかったし、困った時にベテランの力を出したかった。若手が出ていることは収穫ですし、僕たちにも刺激となっています。登録されていない選手にも刺激になっていると思います。

若手の時に自分も思い切ってやれと言われてきましたし、そうやって送り出しています。その上でベテランは存在感を出していくことが必要なので、しっかりとやっていきたいと思います。

──チームがガラリと変わった印象です。昨シーズンまでは堅守のイメージもありますが変化を感じることややりたいことは?

自分たちのゴール前の守備は昨シーズンから続けてやっていますが、そこから押し上げる意識が高まっています。3-1でもクワトロでも、残っていいよ、と。余白を与えられているのでピッチで選手がコミュニケーションをとって、高い位置で奪ってゴール前でフィニッシュする。その回数が増えている実感がある。相手にボールを前進させない精度を高めていきたいと思っています。

 

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