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作成日時:2024.05.22
更新日時:2024.05.22

【Fリーグオーシャンカップ2024|ミックス/名古屋vs町田】昨シーズンから2度目の“準優勝”。悔しい表情はこれで最後に。町田・伊藤圭汰「名古屋にもう負けたくない」

PHOTO BY本田好伸

 

5月19日、Fリーグオーシャンカップ2024の決勝が名古屋金城ふ頭アリーナにて行われ、名古屋オーシャンズとペスカドーラ町田が対戦。町田は試合終了間際に逆転を許し、3-4で敗戦した。

一時は2点をリードした町田だが、第2ピリオドに甲斐修侍監督と平岡俊介トレーナー、スタッフ2人が退場に。伊藤圭汰はキャプテンとして最後までチームを引っ張り続けたが、結果は残り2.6秒の失点で逆転負け。昨シーズンのリーグ戦に引き続き、あと一歩のところで名古屋に優勝を明け渡してしまった。

試合後、悔しい表情を浮かべミックスゾーンに現れた伊藤に話を聞いた。

僕らは得失点後に波があるチーム

──率直にこの結果をどう受け止めていますか?

結果がすべてで、まだまだ足りない部分が多いかなと思います。

──名古屋に勝ちきれない経験が続いてしまいましたが、最後に届かなかったのはどんなところでしょうか?

ビハインドの時の名古屋は精度が高いですし、プレーの質が1試合通して変わらない。本当に細かいところで、一歩の寄せ方、切り方、パスの精度などは名古屋がうまいのかなと思います。僕らは得失点後に波があるチームなので、まずはそこを修正していかないといけません。

──これまでの名古屋と違ってパワープレーをしてくる時間が早かったですが、想定はしていたのでしょうか?

同点だったら、パワープレーをされる想定はしていました。

──守備面では対応できていたように見えました。

チャンスというチャンスは得点の部分ぐらいしかなくて、最後に決められてしまいました。それ以外の部分では、比較的みんなで守れていたと思います。ただ最後のところで気持ちが前にいって、少し前がかりになった部分があるので、そこのズレをついて名古屋は決めてきました。試合終了まで集中してできなかったです。

──ただ昨シーズンの経験が生きていて、名古屋と最後勝ち負け争うところに、当たり前のように町田が来ている実感もあるのではないでしょうか?

あと一歩というところまでは来ていますけど、最後の1点、2点を取れないとこういうゲームは勝ち切れない。そういう1点の重みを僕らは重く受け止めないといけないのかなと思います。

──伊藤選手自身にも、シュートがクロスバーに当たったシーンがありました。

僕も含めてチャンスはあったと思うので、そういうところを決められると試合をもっと優位に進められると思います。そういう決定力の向上はみんなで頑張っていきたいです。

──名古屋相手だと、2点差をつけると圧が変わってくるんですか。

圧はそこまで変わらなかったです。ただ3-1の部分で、2点のリードを長く保って僕らがゲームを進めていかなきゃいけない場面で、そこで1点取られると流れも相手にいきます。あそこで僕らがもう1点取る力がまだまだ足りないと思いました。

──今日の試合は監督が退場してしまいましたが、中ではどんな話をされたんですか。

難波田(治)さんが監督という立場になってくれましたし、選手のなかでも、僕とかバナナ(クレパウジ・ヴィニシウス)がリーダーシップをとってやっていた感じですね。

──ヴィニシウス選手や森岡薫選手といったベテラン選手と、三宅悠斗選手みたいに若くして結果を出せる選手もいて、ポジティブな面もいっぱいあったと思います。自信になった部分も多いのでは?

薫さんのフリーキックのパスのタイミングは、僕らに今までなかったような経験の差があります。三宅もいろんな部分で吸収しているすごい選手なので、そういうところに期待しながら頑張っていきたいなと。

──3得点目をアシストした森岡選手のパスは、ただの横パスではない?

ただ最初からそこに出すというパスではなく、いろんなところを考えながら選択肢を探って、ディフェンスを迷わせるタイミングやスピードだったと思います。本当に細かいタイミング0.何秒かの世界で、いろんな駆け引きがありました。

──これから開幕するリーグ戦に向けては、どんな思いですか?

この悔しさは忘れてはいけないと思うし、名古屋にもう負けたくないです。リーグは名古屋だけでなく他にも力のあるチームがたくさんあるので、名古屋以外に勝つことも大事になってくる。1試合1試合勝っていくために、みんなでやっていきたいなと思います。

 

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