作成日時：2024.09.08
更新日時：2024.09.10

【U-18日本代表合宿】フットサル経験ゼロから選ばれた“U-18大会得点王”「思った以上に壁は高い。いろんなことを持ち帰る」（秀島逸太／佐賀東高校）

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PHOTO BY伊藤千梅

9月3日〜6日の4日間にわたって、U-18フットサル日本代表の国内トレーニングキャンプが高円宮記念JFA夢フィールドで行われた。

8月に行われた開催された第11回U-18フットサル選手権大会にて、6試合で10得点を決め、大会得点王に輝いた、佐賀東高校サッカー部の秀島逸太。

その活躍が評価され、「フットサル」の日本代表候補としてこの合宿のメンバー入りを果たした。

もう一人の“サッカー組”、帝京長岡高校サッカー部の中島啓太は幼少期にフットサルに触れたことがあると話すなか、秀島のプレー経験はゼロ。

フットサル特有の戦術やセットプレーの練習に四苦八苦しながら、慣れない室内トレーニングに汗を流した。

2日目の合宿を終え、「はじめてのフットサル」に取り組む秀島に話を聞いた。

ずっと頭もフル回転で、体も動かしっぱなし

──招集おめでとうございます。連絡が来た時はどんな気持ちでしたか？

いや、もう本当にびっくりしました。

──フットサルは、選手権に出るまで経験はなかったと以前の取材でも話していましたもんね？

全くないですね（笑）。

──まさかという気持ちもあるかもしれませんが、日本代表のエンブレムをつけて活動してみてどうですか？

まだ慣れることすらできていないし、ついていくのが精一杯です。セットプレーの練習も今日はやりましたけど、わからないことだらけです。

──フットサルという競技に触れてみて、感じていることを教えてください。

正直いけるかなあと思ってしまったところもあったんですけど……。思っていた以上に壁は高いですね。

シュートまでのシチュエーションまでもっていければ点を決められる自信はあるんですけど、その前の流れがいろいろ決まっているのでそこにすごく苦戦しています。

サッカーは試合の中で少し歩く時間もあるけど、フットサルはずっと頭もフル回転で、体も動かしっぱなしで走っていなきゃいけないので、すごく疲れます。

ただ、さっきも（高橋健介）監督に話をされたんですが、「これも経験にしてほしい」と。自分のキャリアのステップアップのためにいろんなことを持ち帰れたらなと思います。

──ちなみに、サッカー選手で憧れている選手はいたりするんでしょうか？

岡崎慎司さんですね。

どんなときでも点が取れる選手になりたいので、ゴール前でボールを持ったら積極的にシュートを打って、この合宿でも自分の強みをどんどん出していきたいです。