更新日時:2024.11.01
【F2第12節|ミックス/北海道vs浜松】北のプリンス・鈴木裕太郎「このチームでやりたい」執念のディフェンスが生んだ同点弾
PHOTO BYエスポラーダ北海道
10月27日、北ガスアリーナ札幌46にてFリーグ2024-2025 ディビジョン2の第12節が行われ、エスポラーダ北海道とアグレミーナ浜松が対戦。北海道が5-2で勝利した。
1-2でリードされて迎えた第2ピリオド。試合の流れを変えたのは、華麗なプレーで魅了する“北のプリンス”による泥臭いディフェンスだった。
浜松GKミヤモト・ギレルメに対し、パスコースを切りながら寄せていき、前に蹴り出したところに足を伸ばす。これが直接ゴールに吸い込まれ、同点に追いついた。
「ラッキーゴールです」。大仕事をやってのけた10番・鈴木裕太郎は笑顔で振り返った。
2008年の北海道フットサルクラブ設立からプレー。背中で示し続ける大ベテランが、F1昇格へとチームをけん引する。
ラッキーゴールです(笑)
──ウォーミングアップで必殺技のボレーシュートをバンバン決めていましたね。
今日はフィーリングがよかったので、試合でも決めたかったですね(笑)。
──鈴木選手の同点ゴールはGKにプレスをかけていく泥臭い形でした。あれは狙っていたんでしょうか?
ラッキーゴールです(笑)。足に当たったなと思ったら、ちょうどゴールに飛んでいってくれて、「あ、入っちゃった」と。
──菅野大祐監督は鈴木選手の「チャンスを感じる能力」を称賛していました。
浜松は前半(第1ピリオド)のキックオフでGKを上げて時間を使ってきていて、あまり長い時間キープされたくないと思っていました。GKまで寄せて行ったら、(どこにパスを出すか)迷ってくれて、蹴るしかなくなったところを引っかけられて、良かったです。
──チームを救う大仕事でした。
ハハハ。でも、流れを変えられて良かったです。
──これで3試合連続得点、今シーズン4点目です。
前半戦は僕も怪我があったりしてコンディションが上がっていないなかで、ようやく上がってきたので。自分がチームに貢献できるという実感はあります。まだまだできるというのを見せなきゃいけないですし、もっともっとやっていきたいなと思っています。
やれるところまでやりたい
──第2ピリオドからは”相棒”水上玄太選手と同じセットでプレーしていましたが。
玄太くんとは長くやっているので、どんなプレーをするかはわかっています。第1ピリオドはなかなか攻撃の起点がつくれていなかったのですが、ピヴォ(水上)がいたら崩しやすくなるだろうなと。第2ピリオドはピヴォを起点にして、うまく押し込めたんじゃないかと思います。
──水上選手は41歳、鈴木選手は……。
40になりました(笑)。
──まったく40歳に見えませんが……。自分のなかでどこまでやろうというのはある?
僕はできるところまでやろう派なので。来シーズンで引退するとか、そういう考えもないです。もう限界かなと思ったらやめるかもしれませんが、フットサルが楽しいですし、なによりも、このチームでやりたいという気持ちが強いので。
──このチーム、エスポラーダでフットサルをし続けるためにも、F2で優勝しなければならない。
はい。シーズン当初はプレッシャーを感じてましたが、(2敗して)追う立場になってしまって、むしろ吹っ切れたというか。自分たちがやることをやって、ここからの試合を全勝して、プレッシャーをかけるしかありません。
──鈴木選手は今のチームのなかで、ただ1人、北海道フットサルクラブ時代から残っているメンバーです。クラブへの想いは人一倍強いのでは?
はい。今日もこんなにも多くの人が来てくれましたし、応援してもらっているのを感じます。絶対になくしたくないです。
──残り試合、首位のボアルース長野戦も控えています。
アウェイで1回負けているので、必ず勝って、少しでもプレッシャーをかけられたらと思います。
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