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作成日時:2025.01.05
更新日時:2025.01.05

「オーシャンズをいるべき場所に戻せるように」窮地を救うために途中加入した、世界最高峰を知るベテラン。(名古屋オーシャンズ/ダニエル)

PHOTO BY名古屋オーシャンズ

ブラジル代表にも選ばれ、カルロス・バルボーザ、モビスター・インテル、FCバルセロナといったブラジルやスペインの名だたる強豪クラブを渡り歩いた男が12月、名古屋オーシャンズに加わった。

8年連続17度目のリーグタイトル獲得が絶対条件の名古屋は、ここまで12勝5分3敗で3位と苦しんでいる。その窮地を救うべく、白羽の矢が立ったのがダニエルだった。

前身のBANFF FUTSAL CLUB以来、約20年ぶりの“復帰”になる。その間、世界最高峰で戦い続けてきたダニエルは名古屋になにをもたらすのか。

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クオリティや経験には自信がある

──12月8日に名古屋への加入が発表されましたが、日本でどんな時間を過ごせていますか?

すごくいい時間を過ごせています。今の時期、ブラジルは夏だったので日本はすごく寒いですね(笑)。フットサルの面では、チームに早く慣れることを意識しています。20年前に(前身のBANFF FUTSAL CLUB時代に)名古屋オーシャンズでプレーしていましたけど、もう昔のことなのでどうなるかはあまりイメージができていませんでした。そのなかでも、しっかりと準備をして来ることができたと感じています。

──約20年ぶりの時を経て名古屋に来ることになり、オファーを受けた時はどんな感情になりましたか?

今は3位ですけど、オーシャンズをいるべき場所に戻せるように、自分の経験を必要としてオファーを出してくれたと思います。チームに自信を与えたいですし、状況をすぐに好転させることがベテランの仕事です。

──優勝が宿命づけられたクラブに来て、どんな貢献をしたいと考えていますか?

まず、このクラブの一員になると決まった時にすごく挑戦し甲斐のあることだと思いました。これまでビッグクラブでプレーをしてきたこともありますし、クオリティや経験には自信があります。それを示すことが、僕がこのクラブの一員になった理由だと思っています。今、自分たちがいる場所は本来いるべき場所ではないかもしれませんけど、優勝できるようにしっかりと頑張っていきたいですね。

──シーズン途中の合流になりますが、難しさを感じる部分はありますか?

ブラジルという違う国から違うチームに来て、監督も違いますし、選手たちも違いますけど、自分のクオリティと経験は必ずオーシャンズにとってプラスになると思います。

──加入からすでに2試合プレーしましたが、公式戦を実際に戦ってどんなことを感じましたか?

すごくテンポが速く、レベルの高い2試合でした。質に関しては問題ないですけど、この試合を終えて(Fリーグの)イメージが深まりましたし、もっとスムーズにプレーできるようになったと思います。

自分自身、イマノル監督が率いていたチームとはスペインにいた時に何度も対戦したことがあって、4枚で攻めて来ることを得意としていました。ボールをもって、相手を引きつけて崩していくことを求められているので、ベテランとしてチームをプレーでもっと引っ張っていきたいですね。

──練習を見ていても基礎技術の高さがかなり高いように感じました。サポーターには自分のどんなところを見てほしいですか?

プレースタイルについては自分でも話すのは難しいですけど、ここには自分の経験をチームに還元して、結果を残すために来ました。この2試合、すごくいい試合ができましたけど、もっと良くできると感じています。そのためにも、自分の質をもっと出していきたい。まずは1ゴール目を早く決めてみせたいですね。

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