SAL

MENU

作成日時:2025.02.13
更新日時:2025.02.13

【5分でわかるFリーグ優勝決定条件】激アツ!三つ巴の優勝争いを100倍楽しむ!浦安、名古屋、しながわ、王者へのルートはこれだ

PHOTO BY伊藤千梅、勝又寛晃

2月14日から16日の3日間、パークアリーナ小牧でFリーグ2024-2025 ディビジョン1ファイナルシーズン「小牧ラウンド」が開催される。上位リーグの6チームと下位リーグの6チームが2試合ずつを戦い、今シーズンの全27節が終了。いよいよ18年目のFリーグ王者が決まる。首位・バルドラール浦安か、2位・名古屋オーシャンズか、3位・しながわシティか──。三つ巴となった優勝決定戦の条件をまとめた。

試合結果・順位はこちら



優勝の可能性は浦安、名古屋、しながわ

以下の画像にて、残り2試合の現時点で優勝の可能性がある3チームの優勝決定条件を整理した。贔屓のチームをもつファン・サポーターや、シーズンの行方を熱心に追いかけてきた方はぜひ、拡大して詳細をチェックしてほしい。なお、クラブのエンブレムは「優勝の可能性がある」ことを意味し、「★」の注釈は「条件次第で優勝の可能性がある」ことを意味している。なお、自力優勝の可能性があるのは浦安、名古屋の以下の4パターンのみだ。

<自力優勝が発生する4つのパターン>

  1. 浦安優勝:浦安が名古屋に勝利、しながわに勝利(2勝)
  2. 浦安優勝:浦安が名古屋に勝利、しながわに引き分け(1勝1分)
  3. 浦安優勝:浦安が名古屋に引き分け、しながわに勝利(1勝1分)
  4. 名古屋優勝:名古屋が浦安に勝利、立川に勝利(2勝)

では、以下に「優勝争いのポイント」の要点をまとめる。

ズバリ、小牧ラウンドの最重要カードは?

現在の順位表と、14日〜16日の3日間で当該3チームが登場する対戦カードは4試合だ。

順位表|2月9日(日)終了時点

順位 チーム 勝点 試合数
1 浦安 56 25 18 2 5 95 45 50
2 名古屋 54 25 16 6 3 98 49 49
3 しながわ 53 25 16 5 4 91 54 37
4 町田 46 25 14 4 7 89 59 30
5 立川 44 25 13 5 7 71 72 -1
6 湘南 34 25 10 4 11 69 73 -4
↑上位リーグ|下位リーグ↓
7 大阪 34 25 10 4 11 60 72 -12
8 すみだ 30 25 9 3 13 63 65 -2
9 横浜 24 25 7 3 15 49 71 -22
10 大分 23 25 7 2 16 53 68 -15
11 北九州 22 25 5 7 13 49 89 -40
12 仙台 6 25 1 3 21 45 115 -70

■3チームの試合カード

2月14日(金)

時間 カード 会場
16:30 しながわシティ vs ペスカドーラ町田 パークアリーナ小牧
19:00 名古屋オーシャンズ vs バルドラール浦安 パークアリーナ小牧

2月16日(日)

時間 カード 会場
16:00 名古屋オーシャンズ vs 立川アスレティックFC パークアリーナ小牧
18:30 バルドラール浦安 vs しながわシティ パークアリーナ小牧

「優勝争い」という点で言えば、最重要カードは14日の名古屋vs浦安だろう。後述するが、この試合で「浦安が勝つか」「名古屋が勝つか」「引き分けか」によって、その後の展開に大きく影響してくる。仮に、浦安が勝利し(名古屋が敗れ)、しながわも敗れた場合は、14日の時点で浦安の優勝が決まる。逆に、浦安が名古屋に敗れた場合は残り2チームの優勝の確率が引き上がる。そのため、生死をかけた超重要な一戦である。

では、以下に3チームそれぞれの優勝決定条件をまとめる。

浦安は14日の名古屋戦に“引き分け以上”で優位に

現在、首位を走る浦安は当然、3チーム中で最も優勝に近い位置にいる。2連勝か、あるいは1勝1分の成績を収めれば自力で優勝を決められる。ただし、仮に名古屋戦で敗れると2位に転落し、むしろ土俵際に追い込まれてしまう。浦安に余裕はなく「名古屋戦で必勝」が優勝に向けた最終関門となりそうだ。引き分けでもその後の勝ち点計算では優位を保てるため、終盤の試合展開によって小宮山友祐監督がどんな采配を決断するかに注目だろう。

【浦安の優勝決定条件】最大8パターンの優勝ルート

■浦安の試合:14日vs名古屋、16日vsしながわ
優勝パターン①<2勝><勝点62>★自力優勝
名古屋に勝利、しながわに勝利
優勝パターン②<1勝1分><勝点60>★自力優勝
名古屋に勝利、しながわに引き分け
優勝パターン③<1勝1敗><勝点59>★条件あり
浦安が名古屋に勝利、しながわに敗戦
★1:しながわが2勝(町田、浦安)の場合は得失点差の争い
優勝パターン④<1勝1分><勝点60>★自力優勝
名古屋に引き分け、しながわに勝利
優勝パターン⑤<2分><勝点58>★条件あり
名古屋に引き分け、しながわに引き分け
★2:名古屋が2点差以上で立川に勝利の場合は名古屋が優勝
★2:名古屋が1点差で立川に勝利の場合は得失点差の争い
優勝パターン⑥<1分1敗><勝点57>★条件あり
名古屋に引き分け、しながわに敗戦
★3:名古屋が立川に勝利の場合は名古屋が優勝
★4:しながわが2勝(町田、浦安)の場合はしながわが優勝
★4:しながわが町田に引き分けの場合は得失点差の争い
優勝パターン⑦<1勝1敗><勝点59>★条件あり
名古屋に敗戦、しながわに勝利
★5:名古屋が2勝(浦安、立川)の場合は名古屋が優勝
優勝パターン⑧<1分1敗><勝点57>★条件あり
名古屋に敗戦、しながわに引き分け
★6:名古屋が立川に引き分け以上で名古屋が優勝
★7:しながわが町田に勝利し、名古屋が立川に敗戦の場合は3チームの得失点差の争い

名古屋は浦安に負けた時点で優勝が消滅

シーズン終盤に怒涛の巻き返しを図る絶対王者・名古屋は前節のファイナルシーズン「岸和田ラウンド」で2位に浮上。2連勝すれば自力優勝できる可能性が復活し、昨シーズン、ペスカドーラ町田を最終節で逆転した“奇跡の優勝”を想起させる状況をつくり出した。ただし、14日の浦安との直接対決で敗れた場合、その時点で優勝の可能性が消滅するだけに崖っぷちであることに変わりはない。一方で、浦安戦に勝利した場合は最終節を前に首位に立つため、仮にその状況が生まれた場合は、16日の立川戦は文字通り瞬き厳禁のゲームとなるはずだ。

【名古屋の優勝決定条件】最大4パターンの優勝ルート

■名古屋の試合:14日vs浦安、16日vs立川
優勝パターン①<2勝><勝点60>★自力優勝
浦安に勝利、立川に勝利
優勝パターン②<1勝1分><勝点58>★条件あり
浦安に勝利、立川に引き分け
★8:浦安がしながわに勝利の場合は浦安が優勝
★9:しながわが2勝(町田、浦安)の場合はしながわが優勝
優勝パターン③<1勝1敗><勝点57>★条件あり
浦安に勝利、立川に敗戦
★10:浦安がしながわに勝利の場合は浦安が優勝
★11:しながわが2勝(町田、浦安)の場合はしながわが優勝
★11:しながわが町田に勝利し、浦安に引き分けの場合は3チームの得失点差の争い
優勝パターン④<1勝1分><勝点58>★条件あり
浦安に引き分け、立川に勝利
★12:浦安がしながわに引き分け、名古屋が2点差以上で立川に勝利の場合
★12:浦安がしながわに引き分け、名古屋が1点差で立川に勝利の場合は得失点差の争い
★13:浦安がしながわに勝利の場合は浦安が優勝
★14:しながわが2勝(町田、浦安)の場合はしながわが優勝



しながわは2連勝した上で他カードの結果次第

ファイナルシーズンの3試合を1勝1分1敗で勝ち点4しか詰めていないしながわは、前節の立川アスレティックFC戦の敗戦で3位に後退。浦安との勝ち点差は3、名古屋との勝ち点差は2で、優勝を争う3チームの中では唯一、現時点での自力優勝の可能性がない。とは言え、やるべきことは明確であり、14日の町田戦に勝利した上で、16日の浦安との直接対決で勝利して連勝すること。特に、町田戦は敗れた時点で優勝の可能性がなくなるため、まずはこの1戦にすべてをかけて臨むことになる。仮に浦安戦を前に優勝が決まっていなかった場合は、昨シーズンと同様にファイナルシーズンの最終試合で決着がつくという、想像しうる最も激アツの展開となるに違いない。

【しながわの優勝決定条件】最大3パターンの優勝ルート

■しながわの試合:14日vs町田、16日vs浦安
優勝パターン①<2勝><勝点59>★条件あり
町田に勝利、浦安に勝利
★15:浦安が名古屋に勝利の場合は得失点差の争い
★16:名古屋が2勝(浦安、立川)の場合は名古屋が優勝
優勝パターン②<1勝1分><勝点57>★条件あり
町田に勝利、浦安に引き分け
★17:名古屋が浦安に勝利し、立川に敗戦の場合は3チームによる得失点差の争い
★18:浦安が名古屋に勝利の場合は浦安が優勝
★19:名古屋が浦安に勝利、立川に引き分け以上の場合は名古屋が優勝(1点差で立川に勝利の場合「総得点」で浦安を上回る)
優勝パターン③<1勝1分><勝点57>★条件あり
町田に引き分け、浦安に勝利
★20:浦安が名古屋に引き分けの場合は得失点差の争い
★20:名古屋が浦安に勝利し、立川に敗戦の場合は得失点差の争い
★21:浦安が名古屋に勝利の場合は浦安が優勝
★22:名古屋が2勝(浦安、立川)の場合は名古屋が優勝

誰も結末を予想できない三つ巴の争いは、1パターンのみ「3チームの得失点差の争い」となる。その場合は「勝利した試合で何点差つけられるか」が重要だが、そうなった場合に最も優勝の可能性が高いのは名古屋となる。

<三つ巴の得失点差争いが発生する唯一のパターン>

①しながわvs町田でしながわが勝利、名古屋vs浦安で名古屋が勝利、名古屋vs立川で名古屋が敗戦、浦安vsしながわで引き分け

泣いても笑っても残り2節。三つ巴の優勝争いの末、最後に笑うのはどのチームか──。


文=本田好伸
1984年10月31日生まれ。山梨県甲府市出身。日本ジャーナリスト専門学校卒業後、編集プロダクションを経て、フットサル専門誌「フットサルマガジン ピヴォ!」の編集者に。初めての単独取材は眞境名オスカーが率いて渡井博之などが活躍していたXEBRA SHIZUOKAがいる東海リーグ。2011年12月からフリーランスとして活動を始めてからは「フットサルナビ」で連載企画などを執筆し、2012シーズンから2024シーズンに発行した「Fリーグオフィシャルガイド」の編集・執筆を担当。著書に「30分で勝てるフットサルチームを作ってください」がある。

試合結果・順位はこちら



▼ 関連リンク ▼

  • Fリーグ2024-2025 試合日程・結果/チケット情報/放送情報
  • Fリーグ2024-2025 最新移籍情報/加入・退団・引退
  • 【最新情報】FIFA フットサルワールドカップ|W杯|試合日程・結果・順位表|試合会場
  • 【大会・試合情報】日本トリムPresents 全国女子選抜フットサル大会|トリムカップ

▼ 関連記事 ▼