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作成日時:2025.02.17
更新日時:2025.02.19

Fリーグ新王者「浦安」誕生、18年越しにたどり着いた頂点。小宮山友祐監督「支えてくれたすべてのみなさまに、おめでとうと言いたい」【F1第27節|優勝会見/浦安vsしながわ】

PHOTO BY伊藤千梅

【Fリーグ】バルドラール浦安 5-5 しながわシティ(2月16日/パークアリーナ小牧)

2月16日、Fリーグ2024-2025 ディビジョン1 ファイナルシーズンの小牧ラウンド(第27節/最終節)が行われ、レギュラーシーズン終了時点で首位・バルドラール浦安と2位・しながわシティが対戦。5-5で引き分けた。

この結果、浦安がリーグ7連覇中の名古屋オーシャンズの王座を奪い、悲願の初優勝を果たした。

過去に類を見ない“三つ巴”の優勝争いを繰り広げた、今シーズンのFリーグ。最後に優勝トロフィーをつかみ取ったのは、2007年のリーグ開幕当初に名古屋オーシャンズと並んで“2強”と呼ばれた、古豪・浦安だった。

試合を終え、小宮山友祐監督と石田健太郎が記者会見に出席した。

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これから“常勝軍団”になることが、このクラブの目標

●小宮山友祐監督|バルドラール浦安

──試合を振り返って。

今回の試合は、優勝が懸かったゲームとなりましたが、私たち浦安にとって有利な状況でのスタートでした。

もちろん優勝できたことはうれしいですが、最後にしながわに勝って優勝したかったという思いもあり、そこに関しては少し残念な部分もあります。

それでも、我々にとっては悲願のFリーグタイトルだったので言葉にできないくらいうれしいですし、今いる選手たちや、これまでクラブを支えてくれた選手やスタッフ、スポンサー、ファン・サポーターのみなさまに感謝でいっぱいです。たくさんの方々の思いを優勝という形で実現できたことを、とてもうれしく思います。

そしてなによりも、このハードな試合を最後までしっかり戦い抜いてくれた選手たちに感謝したいです。勇敢かつ仲間思いで、誰一人として他責にせず、自分に矢印を向けて戦い続けてくれる素晴らしい選手たちと巡り会えたことが、なによりうれしかったです。これまでバルドラール浦安を支えてくれたすべてのみなさまに、おめでとうと言いたいです。

──試合終了の瞬間の気持ち、初優勝を叶えて頂点から見る景色をどう感じていますか?

私はもう感情が追いついていなくて、もう残り30秒過ぎくらいは半分泣いてました。(石田)健太郎が言ったように安堵感もありましたけど、18年間のいろんな思いが一気にあふれてきました。昨日の夜はほとんど一睡もできず、勝ち点3と7点の得失点差がありましたが、「ひっくり返されたらどうしよう」、「最初からパワープレーをやってくるんじゃないか」と、いろんなことを考えていました。

できれば勝って終わりたかったですが、まずは優勝することが一番大事なことだと思っていたので、引き分けで終わって選手たちが喜んでいる顔、ファン・サポーターのみなさんの喜んでいる顔を見ることができて、最高です。

正直、まだちゃんとは実感していないです(笑)。でも選手たち、ファン・サポーターのみなさんの笑顔を見ていて、このために監督をやっていたんだなと改めて感じることができました。これからゆっくりと、優勝の余韻に浸りたいなと思います。

──今シーズンで監督は退任となりますが、この優勝という経験をこの先にどう生かしてほしいか、この先の浦安に期待することを教えてください。

若い選手も含め、この経験をできた選手が多く残ると思いますが、これから「Fリーグタイトルを取ったチーム」と見られることになります。この先は、それに相応しい振る舞いをしないといけない。これまで名古屋と大阪しか取ったことがなかったFリーグのフラッグが、私たちのホームであるバルドラール浦安アリーナにも掲げられるわけで、「自分たちがチャンピオンなんだ」という意識を全員がもたないといけません。

そして、この優勝がたまたまではなく、これから“常勝軍団”になれるように。ずっとこれから勝ち続けて、名古屋のように選手が変わろうが監督が変わろうが、勝ち続けられるチームになることが、このクラブ目標です。

そのためのいいきっかけにはなったと思うので、次の監督、残る選手たちにこの経験をずっと落とし込んでいってほしいですし、私もこれで退任となりますが、そこはしっかりと伝えていきたいです。



「ほっとした」が一番

●バルドラール浦安|石田健太郎

──試合を振り返って。

今日の試合は、監督も言っていたとおり勝って優勝したかったので、引き分けてしまったことに関しては悔しいです。でも優勝が一番大事なので、それを無事に叶えることができて本当にほっとしています。得失点差に少し猶予はありましたが、相手がいろいろなことをやってくるだろうと想定しながら、みんながプレーしていました。名古屋戦よりも全員でハードワークをしないと優勝はできないと思っていたので、全員が力を出し切った結果だと感じています。

──試合終了の瞬間の気持ち、初優勝を叶えて頂点から見る景色をどう感じていますか?

僕は「ほっとした」が一番でしたね。試合が始まる前はみんなに「絶対勝ちにいこう」という話をしていましたけど、正直不安もありました。だからやっぱりほっとしたし、ファン・サポーターが喜んでいる姿も見えたので、本当に良かったなという気持ちです。

──AFCアジアカップの敗戦ではすごく悔しい思いをしましたが、リーグでは目標としていた優勝を達成しました。このあと開幕する全日本選手権では2冠を目指せる立場でもありますが、ご自身として、そしてチームとしてこの先どうなっていきたいですか?

まず、ワールドカップに出られなかったことは、人生で一番悔しい出来事でしたし、その責任を感じています。予選敗退後すぐにオーシャンカップがありリーグも始まって切り替えないといけない状況でしたが、このフットサルという競技はワンプレーで勝敗が決まる世界で、全部のプレーを100%でやらないと勝てないことを痛感しました。だからこそ、この優勝は全員が常に100%で取り組んだ結果だと言えます。

これから全日本選手権もありますが、これまで積み上げてきたものを出し続けたら絶対に優勝できると思っていますし、僕自身も二つ目のタイトルを獲ることでさらにレベルアップできると思っています。もう少しこの優勝を喜んでいたいですが、来週から初戦が始まるのでまた全員でしっかり練習していきたいです。

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