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作成日時:2025.03.20
更新日時:2025.03.21

「“俺が決める”と思っていた」残り1分53秒、息をのむボレーで町田アスピランチを下した宮崎岳【全日本選手権準々決勝|インタビュー/北九州】

PHOTO BY伊藤千梅

【第30回全日本選手権|準々決勝】ペスカドーラ町田アスピランチ 1-2 ボルクバレット北九州(3月20日/駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場)

3月20日、駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場でJFA 第30回全日本フットサル選手権大会の準々決勝が行われ、ペスカドーラ町田アスピランチとボルクバレット北九州が対戦。北九州は2-1で勝利した。

値千金の決勝弾が生まれたのは、第2ピリオド残り1分53秒。自分がゴールを決めることを確信していた宮崎岳が得意の左足ボレーでネットを揺らした。

2回戦でFリーグの新王者・バルドラール浦安を下し、脚光を浴びた若き選手との対戦へどんな準備をして臨んだか。「僕がぬるいとチームはぬるくなってしまう」と人一倍の責任感を負う宮崎に、試合中の心理や決勝点の場面について聞いた。

取材=伊藤千梅
文=舞野隼大

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関東リーグの試合も見て準備をしてきた

──第2ピリオド残り1分53秒にCKからのボレーで決めた決勝点を振り返ってください。

1回戦もあの形で決めたんですけど、狙い通りという感じですね。僕はボレーが得意で、特に左足は自信があるので。

──残り時間が短いなかでのゴールでしたが、プレッシャーはありませんでしたか?

いや、特にはありませんでした。「延長戦になっても別にいいな」とも思っていましたし、セットプレーで僕がシュートを打てていたので「時間の問題かな」とも思っていました。

──決める自信もあったんですね。

ありましたね。「俺が決めるな」と思っていました(笑)。会場は町田の応援も多かったですし、すごくいい雰囲気でプレーできました。

──試合には、どんな気持ちで臨みましたか?

相手はバルドラール浦安に勝っていましたし、僕はめちゃくちゃ準備をしたつもりではいます。

ただ、試合としては第2ピリオドにやっと試合に入れた感じがしました。僕がぬるいとチームはぬるくなってしまうので、そこは反省点です。第1ピリオドは体が全然動かなかったのですが、第2ピリオドからは少しずついいプレーができるようになったと感じます。まだまだでしたね。

──どんな準備をされてきたのでしょうか?

浦安戦もそうですし、ヴォスクオーレ仙台サテライトとの1回戦、関東リーグの試合も見て、どんな特徴のある選手がいるか把握をするようにしました。

──特に警戒していた選手はいますか?

僕はマッチアップすることはないですけど、ピヴォの成田(美光)選手は身長が高いですし、個人で反転もできるので警戒していました。あとは青島(竣平)選手も左利きでいい選手なので、そういうのは「こういうプレーをしてくるよ」とチームメイトにも伝えていました。それを頭に入れながらプレーできていたとは思いますけど、それでも相手はいいプレーをしてきたので、称賛に値するなと思います。

──ただそのチームを退けて、クラブとして初の大会準決勝進出を達成しました。

ここからもう1勝して、さらに勝っていかなければならないので、正直ベスト4に進出したことについてはなにも思っていません。

──最後に、明日以降へ向けた意気込みをお願いします!

優勝します。そこを目指して頑張ります。

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