更新日時:2019.01.19
【F1第29節/立川・府中×浦安】残り19秒の悪夢…パワープレーで痛恨の2失点で勝ち点2がスルリ「勉強代を払っている感じ」(立川・府中 谷本俊介監督)
PHOTO BY軍記ひろし
1月12日(土)にDUARIG Fリーグ2018/2019 ディビジョン1の第29節、立川・府中アスレティックFCvsバルドラール浦安がアリーナ立川立飛で行われ、3-3のドローに終わった。
新年初戦を迎えた立川・府中は、立ち上がりから積極的にシュートを狙って行く。しかし浦安の体を張ったディフェンスの前にゴールを決められずにいると今度は浦安のペースへ。苦しい時間帯を耐え凌いだ立川・府中はハーフタイム間際にも主導権を握り返したが、ゴールを奪えないまま試合を折り返した。
すると後半は8秒で立川・府中が先制を許す。それでも25分に酒井遼太郎のゴールで追いつくと、27分には渡邉知晃、32分にマルキーニョが連取して3-1と逆転に成功。35分からは浦安がパワープレーを仕掛けてくると、その中で39分に2点を奪われてスコアは3-3に。残り19秒で立川・府中はGKにジョーを入れたパワープレーに出たがチャンスを作れずに試合は終了。立川・府中は土壇場で勝ち点2を落とした。
引き分けは監督の責任
谷本俊介監督(立川・府中アスレティックFC)
──試合を振り返って。
新年1発目の試合でした。だいぶ期間が空いて、試合勘の部分を心配していましたが、前半にお互いが硬くなってしまったのはそれが要因だと思います。こちらとしては、年末から試合が続いていれば、前半からゲームをコントロールできたかもしれないです。ただ、それはお互い様の部分だと思っています。
その中でも逆転して2点をリードして終盤に入れた部分では地力が見せられたかなと。ただ、最後のパワープレーのところでゲームをクローズできなかったのは、準備段階の部分も含めて僕の責任だと思っています。
パワープレーの守備で起用している皆本が(晃が後半途中に負傷したことで)出られなかったことはアンラッキーでした。ただ、そこも含めて予想して準備しておけば良かったと思います。
また、タイムアウトが 使える状態だったので、そのタイムアウトを2点追いつかれてからではなくて、1点を取られたところでとるべきだったのかなと思っています。たらればはキリがないですが、(完山徹一の)パワープレー返しがポストに当たった場面で、あれが1本決まっていれば同点はなかったとなと。
終わったことは仕方ないので、今日の試合の中から課題をすくいだして次の試合に向かうだけだと思います。
──パワープレーからの失点が多いように思うが、監督自身はどう感じているか。
パワープレーの守備をやる経験値が少ないのかなと。今は内田(隼太)と酒井について、パワープレーの守備で起用していませんでした。その勉強代を払っている感じですね。
パワープレーの守備に関しては、非常にテクニカルな部分、判断力の部分が求められます。事前に練習や映像で準備はしますが、ピッチの中で体現するためには、ピッチの中で経験を積まなければ良くなりません。
その中で守れた部分もあると思っていますし、それほど悲観はしていないです。また、多いとも思っていないです。やられた場面が大事な試合だったことが多いので、その印象は強いかもしれませんが、ここまで戦っている中でパワープレーからやられている感触はありません。
それぞれのやられ方も違いますし、そういうやられ方についてはピッチ上での経験が必要です。彼らがこれを糧にして、また彼ら以外の選手がパワープレーの守備に入っていけるような状態を作って、改善していくしかないなと思います。
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