更新日時:2025.09.20
【日本代表】悔しさを胸に、プライドを背に。スペインリーグ所属の内田隼太が挑むアジア予選「誇りを取り戻す戦い」
PHOTO BY伊藤千梅
日本代表は20日、22日、24日にAFCフットサルアジアカップインドネシア2026予選の3連戦に臨む。今予選は、2024年8月に就任した高橋健介監督が率いる“健介ジャパン”にとって初のアジアの公式戦。カンボジア、マカオ、タジキスタンとの戦いに3連勝を収め、1月にインドネシアで行われるアジアカップ本戦出場を狙う。
日本代表のメンバーの顔ぶれは大きく変わらないが、今回の代表活動で石田健太郎と清水和也がキャプテンに就任した。その二人と同世代でもある内田隼太は「代表を引っ張っていく立場」と言葉に力を込める。昨年のワールドカップ予選敗退は無念にも招集されず、仲間に思いを託すしかなかった。その悔しさ晴らすべく、内田は決意を語った。
取材=伊藤千梅
編集=柴山秀之
ただ勝つのではなく、躍動したい
──3月以来の代表となりますが、現在のチームの雰囲気はどうですか?
3月のメンバーが大体残っているので、雰囲気もそのままいい状態で臨めてると思います。
──個人として高橋監督と話したことはありますか。
コンディションのことについては話をしました。自分は移動がどうしても長いので、監督やメディカル陣と連携をとっています。
──代表ではどういうことが求められていると感じていますか?
僕を含め、(清水)和也も(石田)健太郎もそうですが、この世代が代表を引っ張っていく立場です。個人的にはゲームをコントロールして、スコアを動かすことを任せられていると感じています。
──前回のアジアカップではFIFAデイズの関係で招集の可否が話題になりましたよね。
前回、僕自身はケガをしていて、大会に行けるか行けないかギリギリのところでした。最終的には監督の判断で招集されないことになりました。
FIFAデイズの問題は難しいですが、今夏の予選やアジアカップ本大会はFIFAデイズで開催されるとのことなので、見えないところで動いてくれている方々には本当に感謝しています。
──エントレリオス・サラゴサと日本代表間でも連携を取っているんですね。
クラブの開幕節はちょうど代表活動と被ってしまい出られていませんが、チームが承諾してくれたので感謝したいです。
──そのアジアカップはどのように見ていましたか?
予選突破はできると思っていたので、呆然としましたね。一つの夢としてワールドカップ出場がありますが、仲間に託すしかできなく、自分の力でどうしようもできない悔しさを感じましたし、無気力になる感覚もありました。
──今回はワールドカップにつながっているわけではありませんがどういう思いでこの予選を迎えましたか?
アジアはどのチームも力をつけています。そのなかで、今大会は日本代表としての誇りを取り戻すための戦いだと思っています。2028年のアジアカップとワールドカップにも絶対につながる大事な大会です。
──最後に意気込みをお願いします。
アジアカップ予選で3勝して、本戦にいくことがチーム全体の目標です。ただ3勝するだけでなく、チーム全体が躍動して、みなさんに何かを届けられる試合をしたいです。
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