更新日時:2019.02.11
【F1第33節/名古屋×大阪】大阪に快勝しシーズンを無敗で終えるが「最後のプレーオフで勝たなければなにも意味がない」(名古屋 ペドロ・コスタ監督)
PHOTO BY軍記ひろし
2月10日(日)にDUARIG Fリーグ2018/2019 ディビジョン1の第33節が駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で行われ、名古屋オーシャンズはシュライカー大阪に4-1で勝利を収めた。
プレーオフの決勝戦を見据えたこの試合は探り探りのような試合展開だったが前半15分、ルイジ―ニョが縦に突破し、中に折り返すと八木聖人が合わせて名古屋が先制する。18分にオウンゴールを献上してしまい1-1で前半を折り返すが後半の24分にペピータの個人技で勝ち越す。
そして35分には平田・ネト・アントニオ・マサノリとルイジ―ニョの連係からゴールが生まれ2点差に。残り5分に大阪はパワープレーを開始。しかしこれを平田、八木聖人、齋藤功一、橋本優也のセットで守り切り残り49秒にはGK関口優志のパワープレー返しが決まり勝負あり。
名古屋は無敗でリーグ戦を終え、プレーオフの2戦で一度でも敗れなければ史上2度目の無敗優勝を達成する。
シーズンを無敗で終えてもプレーオフで敗れてしまえば意味がない
ペドロ・コスタ監督(名古屋オーシャンズ)
──試合を振り返って。
今日の試合に関しては単純なストーリーで、私たちは攻撃的な戦いから大阪もミスを誘ってカウンターを狙った展開でした。相手がそういう戦略で来た中で安定した攻撃からフィニッシュまで持っていく作戦を立てて得点にも繋げられてレギュラーシーズンの最後の試合をいいかたちで勝利して終われたのが何よりも良かったです。
(プレーオフの)決勝でも当たる可能性がある相手なのでしっかりこの試合で良かった部分、悪かった部分を細かく分析して決勝に向けてやっていきたいと思います。ですが決勝は違う内容であるのは間違いないです。今日の試合で良かったことは安定していたこと。
守備でもアグレッシブにいけて攻撃でも安定して攻撃して大阪のカウンターを狙う戦い方でも私たちは相手に危ないチャンスを与えなかった。さらに最初の攻撃の戦略が上手くいかず[4-0]にフォーメーションを変えてゲームの流れを変えれたましたし、そういう駆け引きでは非常に興味深い試合ができたと思います。
このシーズンは安定していて、今までで一番多くの勝ち点を取れて歴史に残せたレギュラーシーズンであったと思いまけれども、最後のプレーオフで勝たなければなにも意味がないのでここでリセットして気を引き締めて修正して、プレーオフで結果を残していい形で締めくくりたいです。
──名古屋の中で若手の平田、八木、斎藤、橋本をパワープレーの守備の際のセットに組み込んだ意図は。
基本、パワープレーの守備では大体6人ぐらいのブロックでやっています。その6人で状況に応じて1人、2人と変更することはあります。今日は若い選手4人でいきましたが、それは練習で攻撃をやっている時に守備に入るセットです。今までも調子が良く、今週も調子が良かったので今週、彼らを使うことも頭にありました。
状況も有利でしたし彼らを使うべきタイミングかなと。他の試合でもそのセットは使ったことがあるので、今までの流れも見てその選手たちを使いました。もちろん余裕がなければ私たちの基本的なセットでいきますが余裕があったので若手選手を使いました。
──外国人選手3人の特徴の違いとどういう組み合わせで起用しているのか。
まず、ルイジ―ニョとヴァルチーニョは日本に来る前にイタリアで一緒にプレーしていて、2人のセットの連係がいいのでチームでも2人を使っています。ペピータはシーズン通してプレーしてきて自分が慣れてきたセットがあります。[3-1]だけではなく[4-0]でも上手くプレーができます。ペピータは周りに速い選手がいるとプレーが生きるので、ほかのセットで右サイドのピヴォに斜めに当てられる力もあるので、そういう関係で試合の流れを見て変えることもあります。
ですが今日の場合は先ほどの話にも合ったように[3-1]から[4-0]に代えたタイミングがあって、それは上手く流れが変えられなかった時にゲームの流れを見て変えていました。そこで「ペピータの方が当てはまるな」と試合で感じて、ヴァルチーニョというよりもフォーメーションを変えて使いました。
星龍太(名古屋オーシャンズ)
──試合を振り返って。
ほぼ監督が全部言ったのかなと思いますが試合の内容に関しても、プレーオフ勝たなかったら無敗でリーグを終えたのも意味がないので、終わったこととして次に向けて頭を準備を切り替えてやることが大事かなと思います。
──ここまで無敗。優勝した昨季との変化は。
昨シーズン優勝して、自信がついた部分、そしてほぼ同じメンバーでやれているのでコンビネーションやディフェンスの強度、ディフェンスのシステムが浸透しているところからはじめられたことがまずアドバンテージがあるかなと。
ですが全く同じだと相手に分析されますがそこに経験のあるペピータや兄の翔太が入って、新しい攻守の形ができ、2人は頭もいいので監督の意図を汲み取っていい形になっています。なので自信があることで今シーズン、優位に立たれたとしても我慢して引き分けや逆転することがあります。なのですべてがいい形になっています。
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