更新日時:2019.02.24
【全日本選手権プレーオフ/神戸×浜田】前日の快勝から一転…。失点を重ねて惜しくも全日本選手権出場を逃す「早い時間帯での失点が…」(浜田 矢野友和監督)
PHOTO BY川嶋正隆
24日に駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で、JFA 第24回全日本フットサル選手権大会Fリーグ出場チーム決定プレーオフが行われた。F2で7位のデウソン神戸と同8位のポルセイド浜田による第2戦は、3-7で浜田が敗れている。
前日の第1戦で4-0と快勝し大きくリードしている浜田。しかし第2戦は追いかける神戸が押し気味に試合を進めると開始早々に失点する。4分にはカウンターから布田有祐がゴールを奪い同点とする。しかし神戸の圧力に押されて失点を重ね前半は1-3で終えた。
後半の立ち上がりにも失点した浜田は、前半よりもゴールチャンスを作り出すが決めきれず。7分には5点目を奪われて、ついに2試合合計で5-5と並ばれる。31分にはゴール前の混戦から久保研二がゴールを奪い再びリードするが、そこから立て続けに2失点。試合終了間際には道岡昌弘が2試合連続ゴールを奪うが反撃はここまで。3-7と大差で敗れた浜田は、2試合合計7-7の同点となり、リーグ戦上位の神戸に全日本選手権の出場権を奪われた。
リーグ戦での課題でもあった守備に苦しむ
矢野友和監督(ポルセイド浜田)
矢野友和監督(ポルセイド浜田)
──試合を振り返って。
昨日に引き続き連戦で、前日と同じようにまずは失点をしないこと。守備から入る部分は変わらずに試合に入りましたが、相手は4点差で勝てば良いという明確な状況の中での試合でした。こちらはどれだけ自分たちを維持してプレーができるのかなというのが1つのポイントだと思っていました。昨日の勝ちは昨日のことで、今日が全てだという状況の中、選手たちは戦ってくれたと思います。
敗因は、やはり課題としている失点の部分。開始早々に失点して、追いつくことができましたが2点目、3点目の失点はリーグ戦でも起こっていたミスでした。また、神戸は徹底して試合に臨んでいました。シュートを打つ部分、流れを切る部分。それは昨日、うちがやっていたアグレッシブな戦い方で、それをそのまま今日は神戸がやっていた印象です。
選手は最後の1秒まで諦めずにプレーしてくれました。またこの経験を生かしてと考えています。
──お話にもありましたが神戸は明確な状況の中、浜田はどのような考えでこの試合に臨まれましたか?
4点を考えると大丈夫だという考えになってしまいます。結果的に追い込まれることはわかっていたので、1つ1つのプレーを丁寧にやろうと。ミスを減らしていきたかったのですが、失点が早い段階でありました。
それでも点差が開いた段階ではなんとか維持できていましたが、後半も開始早々に失点してそこから一気にやられました。そこで点差のことが気になりだしたのかなと思います。逆に4点差になった時、そこが改めて0-0のスタートなので、切り替えてやりたいなと思っていました。
──後半の終盤には1点を取れば再び2試合合計でリードできるような状況でチャンスも作れていたが?
点を取られたくないという思いで守備を固めます。ただ、ミスが起きるのがフットサルで、その中でどうアプローチするのか。また、シュートで終わる場面をどれだけ作れるのかを徹底できる方が得点に結びつくんだと思います。
どうしても点差が詰まるごとに守備を無意識のうちに固めてしまう場面がありました。「この1点を守りきれば」という思いになるんだと思います。終盤は、なりふり構わずに割り切って点をとるしかないという状況でした。点を取らないと勝てない中で、こちらも精一杯戦ったと思います。ただ、神戸の最後の一歩、一歩が素晴らしかったと思います。
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