更新日時:2022.12.23
SAL編集部ヒカルが行く!フットサル施設めぐり旅|「毎日日替わり!Fリーガーと一緒に汗を流そう!」SAL SPORTS PARK YOKOHAMAアソビル
PHOTO BY本田好伸
こんにちは!SAL編集部の青木です。
8月からSAL編集部に加入し、初めての企画記事として顔と名前を出しての記事「ヒカルが行く!フットサル施設めぐり旅」をスタートしました。第1弾のデビュー戦では、「SAL SPORTS PARK流山おおたかの森編」として、「家族に優しいフットサルコート」をご紹介しました。公開からSNS上でも「おもしろい企画!」「コート探しの参考になる!」とたくさんの反響をいただきました。本当にありがとうございます。ぜひ実際に行ってみた感想なども聞かせてくださいね。
神奈川県の中心地、横浜駅で待ち合わせ
「ヒカルが行く!コート訪問記」第2弾は、日本が世界に誇る港町、横浜からお送りします。今回、わたしのコート見学デートのお相手を務めてくれたのは、編集部内でも1、2の忙しさの副編集長・本田さん。お住まいのつくばからはるばる2時間かけて横浜デートに付き合ってくれました。
一方、横浜市民の青木は、待ち合わせ1時間前に起きて、余裕のご出勤……のはずだったのですが、ある「大事な物」を忘れてしまい、家から駅の道を猛ダッシュで逆戻り。予定から1本遅れで電車に乗り込みました。
待ち合わせの横浜駅に到着し、改札を抜け、駅敷地内にあるドトールコーヒーショップ前へ。「横浜駅での待ち合わせ場所といえば(?)」な、黄色と黒の看板の前を探しますが、本田さんの姿はありません。
「みどりの窓口の前にいます」というメッセージを確認し、そっちか〜と、にやにやしながら本田さんのもとへ向かいます。
青木「おはようございます、お待たせしました!」
本田さん「おはようございます」
構内でペコリと、お互いにお辞儀をするわたしと本田さん。前回は5人と大所帯で取材をしましたが、本日は2人きりです。それではレッツゴー!
雨の日も安心!駅直結のアクセス
今回訪問する「SAL SPORTS PARK YOKOHAMAアソビル」は、JR横浜駅の東口から徒歩3分と、抜群のアクセスの良さを誇るフットサルコート。圧倒的な利便性の高さです。これだけ駅近なのであれば、迷わずたどり着けるはず。市民の誇りを胸に(?)「お任せください!」と先導を切って、目的地に向かいますが……。
「え……どこ?!」
駅の東口から地上に出る階段をのぼり、Google Mapが指す方向に立ちはだかるのは、横浜中央郵便局。裏側に回り込もうとするも、進んだ先は駐車場で行き止まり。刻一刻と取材開始の時間が迫り、焦りが募ります。すると、郵便局の入り口の目の前に戻ったところで、本田さんがあるものを見つけました。
目の前に注意書きの立て看板。しかも何個も置いてある!灯台下暗しとはまさにこのこと。看板のとおり通路を進み、ようやくコートがある「アソビル ASOBUILD」の敷地内に到着です。
郵便局の別館を、カラフルにリノベーションしエンタメ施設へ
この「アソビル ASOBUILD」は、先ほどわたしたちの行く手を阻んだ、横浜中央郵便局の別館をリニューアルして、2019年3月にオープンした複合型体験エンタメ施設。子どもから大人まで、体を使いながら遊ぶことのできるサービスが提供されています。
1Fには、「アソビル横丁」という飲食店が立ち並ぶエリアがあり、お昼時には近隣のオフィスでお仕事をするサラリーマンの方々のランチスポットにもなっていました。時間は11時。私たちも小腹が空いてはいるものの「終わったらゆっくり食べましょう」と、まずは4Fの受付スペースへ。エレベータに乗り込み、大きく深呼吸。いざ取材現場へ出陣です。
ファンにはたまらん!毎日選手に会えちゃうコート
4Fに到着し通路を歩くと、受付ブースを発見。その向かい側には……。
青木「めっちゃ手書きですね(笑)」
本田さん「ゆるいね(笑)」
アソビルだけに、遊び心を感じられるスタッフルーム。なかなか味があります。そんな手書き案内の写真を撮っていると、ガチャリと扉が開きます。本日わたしたちを迎え入れてくれたのは……。
ここ「SAL SPORTS PARK YOKOHAMAアソビル」のスタッフであり、Y.S.C.C.横浜の現役選手、笠篤史選手と堤優太選手です。
青木「こんにちは……!はじめまして!」
笠選手「こんにちは!よろしくお願いします!」
実はわたくし、仕事で選手とお話するのはこの日が初めて。いつも観客席やスマートフォンの画面越しに見ている選手を前に、少々もじもじモードです。そしてここで、朝から準備していた、「大事な物」の出番が!
青木「はじめまして、SAL編集部の青木です。よろしくお願いします」
ライターとして活動を始めてから、初めてお渡しする名刺。社会人になってから何度もこのやりとりをしてきましたが、今までで一番感慨深い名刺交換の時間となりました。挨拶を終え、まずはコートとご対面。笠選手に案内してもらいながら屋上に向かいます。
笠選手「迷わず来られましたか???」
青木「目の前の看板にも気付かず、右往左往してしまいました……」
笠選手「ははは!そうですよね!せっかく駅直結なんですけど、結構迷われる方多いです(笑)」
「好青年」を絵にかいたような、終始爽やか笑顔の笠選手。本田さんいわく、取材時にはいつも丁寧な受け答えをしてくださり、「好感しかない」とのこと。さらに以前、ゴールを決めた時にカメラに向かって『SALポーズ』なるものをしてくれたそう。編集部全員の推し選手です。
屋上の扉を開くと、手前に1面、奥に1面と縦型に2面のコートが広がります。
この日は平日のお昼前。秋晴れの空の下、手前のコートでは、マンツーマンでテニススクールをされている男性2人組が気持ちよさそうに汗を流していらっしゃいました。
笠選手「コートを使っていただく性別や年齢層に偏りはあまりないですね。時間帯によって、いろんな方々が利用してくださっています」
平日の午前中はミドル層が中心のテニススクールが開催され、日中は学生がメインで利用。夕方は流山おおたかの森のコートと同じく、幼稚園~小学生向けのかけっこ教室やサッカースクール、夜は社会人を中心に個サルの参加者が集まるなど、時間帯によって利用するお客さんの年齢層も幅広いようです。
さらに、元プロ野球選手が教えてくれる野球教室やラグビーで利用されることもあり、本当に多種多様な用途で愛用されているコートです。ちなみにこちらは、50mのかけっこ専用ゾーンが設置されていることも特徴のひとつ。足が速くなりたい“ハマっこ”たちの、秘密の特訓場所というわけですね。
ひと通りぐるっとコートを回り、4Fの受付スペースに戻り、笠選手と堤選手に改めてお話を伺いました。
──それでは、改めてよろしくお願いします。まずは、このコートの一番の特徴を教えていただけますか?
笠選手「一番はやっぱり、僕たち選手がスタッフとして働いていることですね。Y.S.C.C.横浜のスポンサーさんが運営してくれているので、かなりY.S.C.C.横浜色が強いコートということが、一番の特徴です」
受付の横にはオフィシャルグッズ販売コーナーも設置され、選手のサインや写真がずらり。「Y.S.C.C.横浜」を感じられる空間です。
笠選手「平日夜には、日替わりでY.S.C.C.横浜の選手が来て個サルを開催しています。単発で選手が参加する個サルは他の施設でもあると思いますが、うちは平日毎日、選手が必ず一緒にプレーするところは大きな特色です」
2年前から始めた個サルはみるみるうちに評判が広まり、この日も5人のキャンセル待ち。かなりの大盛況です。本来週末に行われる試合でしか見られない選手たちを、毎日見られるだけでなく、一緒にボールを蹴ることができるとは……。ファン・サポーターにとってはたまらない、垂涎の企画ですね。
──ちなみに…….わたしも最近蹴り始めたのですが、女性の方も個サルに参加されていますか?
笠選手「女性は多いですね!特に水曜日の堤の個サルは女性の参加者がすごく多くて!愛されてますね」
堤選手「いやいやいや……(笑)」
と、ここまで無言だった堤選手が、初めて口を開いてくれました。
──そうなんですね!今日もそうですが、普段の試合の取材の時、物静かな印象と本田さんからお聞きしていましたが……。
堤選手「そう……ですね。今はちょっと真面目モードで(笑)。どんちゃん騒ぎする時もあります!」
笠選手「普段は全然違いますよ(笑)。ふざけて、盛り上げてくれます」
取材の時間だけではかなり寡黙な印象を受けた堤選手ですが、個サルではいったいどんなふうに場を盛り上げているのでしょう。めちゃくちゃ気になる……。
堤選手「とにかく声を出して、盛り上げられるように心がけていますよ!」
選手による雰囲気作りはもちろんですが、このコートでの個サルが盛り上がるのは、ひとつ秘密があるそうです。
それが、コートのサイズ。1面が14×28mと、他の施設と比べても少し狭いコートです。その分、声も通りやすく、参加している方同士の距離も自然と近くなり、コミュニケーションが取りやすい空間になります。
広くはない分、参加者も接触に気をつけたり、パワーもスピードも控えたプレーを心がけるようになり、選手も怪我を心配せずに安心して参加することができるそうです。
──一緒にボールを蹴ることでY.S.C.C.横浜のことをもっと好きになってもらったり、選手の人柄を知り応援してもらえそうですね!
堤選手「そうですね。Y.S.C.C.横浜ではいま、選手を個人的にサポートできる個人スポンサーの制度があります。個サルに参加してくれた方がプレーを見に来てくれて、スポンサーになってくれることも増えてきたので、すごくうれしいです」
──そういえばわたしもこの間、堤選手をスポンサードしていますという方にお会いしました。○○さんという。
堤選手「ああ!そうですね。その方も、個サルに参加して、スポンサーさんになってくれました!」
──なんと!個サルで紡ぐ関係性、とっても素敵ですね!お話を聞いていると、どんどん参加してみたくなってきました。ちなみに一番初心者向きの曜日とかはありますか?
笠選手「うーん……。やっぱり水曜日の堤の個サルですかね!あとは月に1回、ゲーム会も開いています。そこでは僕も一緒に参加していて、初めて参加される方も多いのでおすすめですよ!」
──早急に予定を確認します!
堤選手「いつでもお待ちしております!」
終盤には、もうすっかりこの横浜のコートに通う気満々になっていたわたしは、取材を終えて、早速カレンダーとにらめっこ。
青木「うーん、ちょっと次のゲーム会の日は参加が難しそう……。この日の水曜日の個サルなら行けるかな?やっぱり定期的に運動しないとダメですよね!」
そんなわたしの、最後の一言に反応した本田さん。
本田さん「そうですね。じゃあ運動しましょうか」
青木「????」
誘われるがまま再び屋上に向かうと、その足はかけっこ専用ゾーンへ。
本田さん「それでは全力50m走、一本よろしくお願いします。位置について、よーいドン!」
青木「ええええええええ!?」
青木ひかる、26歳。これからライターとしても、全力で駆け抜けます。
かけっこを頑張ったごほうびに、1Fのアソビル横丁で、カレーをごちそうになりました。
いろんなお店があるので、ぜひみなさまも、「SAL SPORTS PARK YOKOHAMAアソビル」でひと汗かいたあとに、美味しいご飯も一緒に楽しんでくださいね。
SAL SPORTS PARK YOKOHAMAアソビル
https://salsportspark.com/yokohama/
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