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ブルーノ・ジャパンの挑戦
SALペディア
2019.09.24

ラスト2.7秒で決めたゴールは「イメージ通り」。スーパーレフティ・加藤未渚実は第2戦でリベンジを目指す。

PHOTO BY軍記ひろし

アイソレーションを封じられる

最悪の結末は、なんとか回避できた。0-2で迎えた後半の試合終了間際、パワープレーに入っていた日本代表がようやくゴールネットを揺らした。タイマーに表示されていたのは2.7秒。シティホールプラザアオーレ長岡のスタンドを埋めた1909人にゴールの喜びをもたらしたのは、シュライカー大阪の加藤未渚実だった。

残り時間がほとんどない中で、森岡薫のシュートが相手に当たってこぼれる。左足で打ったほうが速かったが、GKが足元に飛び込んできているのが見えた。左足で蹴るフリをしてボールをナメて、右足で流し込んだ。

「左で打っても入らないなと思って……。イメージ通りにできてよかったです」

2016年に日本代表入りした26歳は、ブルーノ・ガルシア監督率いるチームで中核を担っている。第1戦では森岡薫、西谷良介、滝田学とともに2ndセットの一員としてプレー。森岡と並び、チームトップとなる6本のシュートを放った。

「シュートを打つだけじゃなく、最後まで決め切るのが僕とか薫さんの仕事。しっかり決めていきたい」

加藤といえば右サイドを主戦場に仕掛けていくドリブルが最大の武器だ。日本代表でも、加藤、仁部屋和弘、室田祐希らを活かすために、サイドで持った時に意図的に孤立させて、スペースを与えるアイソレーション戦術がある。

ただ、第1戦では突破できた場面は数えるほどだった。加藤は「かなり対策されていた」と感じたという。タイは、右サイドで加藤がボールを持つと、すかさず1人目の斜め後ろにカバーリングを配置し、1人目が抜かれても、すぐに2人目が行けるようにしていた。

2月にバンコクで行われたタイと日本代表の親善試合で、加藤は2試合で2ゴールを決めている。右サイドを主戦場にキレのあるドリブルを仕掛けてくるレフティを、タイ代表のプルピス監督はしっかりとスカウティングしていた。

「相手はラインを下げてきていたので、ドリブルをするにしても、ピヴォに当てたとしてもスペースがなかった。もうちょっとボールを回したほうがよかったのかもしれない」

第2戦では、そんなタイを上回るだけのものをチームとして、個人としても見せなければいけない。地元・愛知県で行われる日本代表戦。リベンジを果たすべく、加藤は燃えている。

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