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ブルーノ・ジャパンの挑戦
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2020.08.18

【日本代表/記者会見】千葉合宿を直前に控えるブルーノ・ガルシア監督。難病から復帰のイゴールについては「コンディションを間近で見てみたい」。

PHOTO BY軍記ひろし

8月18日から22日に千葉県のJFA夢フィールドにて実施する国内合宿を直前に控えるブルーノ・ガルシア監督がオンラインでの記者会見に出席。5日間の活動に向けた狙いを語った。

今回も常連組に加え、前回も招集された若手の伊藤圭汰や石田健太郎らも参加。加えて難病の「ギラン・バレー症候群」と戦い戦線へ復帰したピレス・イゴールや、初招集となる水谷颯真も選ばれた。

11月のアジア選手権を控える日本代表はこの5日間、どんな時間を過ごすのか。また、イゴールや水谷、AFC U-20フットサル選手権でアジア制覇を成したポテンシャルを秘める若手選手の評価は。

初招集の水谷颯真は「何年も前から注目していた」

──キャンプに向けての意気込み。

今回のキャンプの考え方としては、7月からのテーマを継続していくということです。7月のキャンプでは、選手のコンディションの確認、プレーモデルの再確認と再獲得をしました。8月は、2週間にわたってトレーニングできればというところでしたが(コロナの状況下で中止となり)、今回できることになりました。なのでトレーニングの目的は変わらず、さらに前進させていくテーマで臨もうと思っています。

──8月上旬から中旬の2回予定していた長期間の活動はどのようなプランを考えていましたか?

愛知で行う予定だった2回のキャンプは前半と後半に分けて考えていました。前半が今回に相当するところで、プレーモデルの獲得やチームアイデンティティ、個人とグループのコンディションを考えたものです。後半は、リーグの開幕を控えていますし、各クラブでのチームビルディングを並行しているので、クラブとも協力し(1クラブからの)最大招集人数を決めた上で、これまでと異なるメンバーを呼ぶことを考えていました。後半で予定していたものはメンバーの変更もあるので、7月の継続よりも大枠のチームビルディングが狙いでした。中核選手とサポートする選手、ラージグループの選手で行う2週間という位置づけでした。

──(中止となった)前回の招集でイゴール選手が難病から復帰する予定でした。今回も招集されましたが、どういったところを見たいという狙いがありますか?

イゴールは不測の事態に遭い、何カ月も試合経験が空いてしまっていたことを承知して招集しています。ただしこの状況は他の選手にも共通していて、トップレベルの試合を経験できていませんでした。イゴールについてはこれも他の選手と同じですが、クラブのテクニカルスタッフとも密なコミュニケーションを図って、回復ぶりやどのようなトレーニングをしているかをずっと追ってきました。その上でいい報告が重なっていたので、それならばということで呼びました。もちろん能力を理解した上で、特殊な状況下でコンディションを間近で見てみたいというところです。代表チームでどんなパフォーマンスを見せるか確認したいですね。

──ここまで積極的に若い選手を招集してきていますが、初招集の水谷颯真選手に期待することは?

彼には非常に大きな期待をしてます。今回が初招集ですが、実は何年も前から注目している選手です。(一昨シーズンの)Fリーグ選抜でも、昨シーズンのAFCクラブ選手権でも中心的な活躍をしていました。競争の激しい名古屋オーシャンズにおいて、彼は(コロナによる)休止期間から再開した現在までにいいパフォーマンスをしているという情報を得ていました。彼の特徴は左利きですし、我々のゲームモデルに必要な要素をもっています。もちろん、ファーストチョイスの選手がいる中での初招集なので、(現在の代表チームのメンバーとして)最初からデザインしていたわけではありません。ですが、ケガで参加できない選手が複数いる状況下で、ずっと追いかけてきた選手をこのタイミングで呼べる巡り合わせがきました。期待しているパフォーマンスをここでも出してもらえたらと思います。

──ここ数回の合宿で中軸が固まっている印象ですが、11月のアジア選手権で考えている中核選手は何人くらいでしょうか?

考え方の大事なポイントとして、今回もケガやケガからの回復期間で招集できていないメンバーが複数いるということです。星龍太や内村俊太選手がその例です。本来であればアジア選手権前のスペイン・ガリシア遠征と、国内キャンプと同じメンバーを選べていないというのは、そういった理由です。ですが、こうした不測の事態に備えてポジションごとに複数の選手を何年も競い合わせてきました。だからこそ現在の代表チームは、不測の事態にも耐えられる、強く健全なバランスのメンバーにつながっていると思います。今回もそうしたバランス感覚の中でキャンプを行っています。中核となる選手を絞り切ることと同時にバランスも考えているので、現時点で中核選手が何人になるかはわかりません。

──U-20の大澤雅士選手がスペインのエルポソへと移籍しましたが、ブルーノ監督の構想の中で、U-20の選手はどれくらいのポジションにいるのでしょうか?

そこは、長いスパンを想像してもらいたいと思います。U-20の選手はアジア選手権(2019年6月のAFC U-20フットサル選手権)で優勝したタレントをもつグループであることは明らかです。ですが、彼らの次のステップは各クラブで重要な役割を果たす選手になること。今の代表であれば、U-25代表として第5回アジアインドア・マーシャルアーツゲームズに出場したメンバーであり、そこからA代表へ入っていった室田祐希や森村孝志、加藤未渚実、八木聖人、矢澤大夢らがそうです。

そうしたステップを経てA代表の中核選手になっています。その先に、本当の中核選手と呼べる吉川智貴選手や逸見勝利ラファエル選手、西谷良介選手らに追従していくという時系列があります。清水和也選手や逸見選手は、そのステップを飛び越えていきました。私が監督となったときから若くして代表のメンバーに入っていましたが、その背景には、ステップを踏みつつ、タレントを見出され、引き上げられてきたというものがあると思います。

現在のU-20の一つ前の世代の選手も、Fリーグ選抜を経て、各クラブに戻って力をつけているプロセスを踏んでいます。その年代では、タレントが早く芽吹く選手、時間のかかる選手がいると思いますが、健全な世代層ができています。大澤選手が移籍したエルポソのスタッフとは密にコミュニケーションを取れる関係を築いているので、彼の活動状況もつぶさに見ています。彼には非常に期待していますし、全体としても健全なタレントが育っていい重なりができています。そこからステップアップできるかどうかは、今お話しした時系列を見据えていくことだと思います。

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