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2020.12.30

「最後の0秒まで全力を尽くして、すべてのお客さんの魂を揺さぶる。そして勝つ」【Fの主役は俺だ!全チームインタビュー|金井一哉監督|エスポラーダ北海道】

PHOTO BY高橋学

Fリーグ ディビジョン1、12チームの監督&注目選手を対象にした全チームインタビュー。題して「Fの主役は俺だ!」。コロナ禍を乗り越えてきた各チーム、各選手に、終盤戦への意気込みを聞く。

2008年のクラブ創設から12年間率いた小野寺隆彦監督が昨シーズン限りで退任。後任を任されたのが、金井一哉監督だった。昨シーズンはFリーグ選抜を指揮し、それ以前から、チームの戦術面をコーチとして支えてきた金井監督がチームに新たなスパイスを注ぐと、今シーズンの開幕戦は、シュライカー大阪に引き分け、2戦目の名古屋オーシャンズにも1-2と善戦してみせた。

直近3シーズンは、10位、11位、11位と停滞したものの、今シーズンの北海道は一味違う。では、具体的に何が変わったのか。金井監督は、どのようなアプローチでチームを構築しているのか。進化するエスポラーダ北海道の秘密に迫っていく。

取材・文=北健一郎、本田好伸、舞野隼大
※インタビューは12月7日に実施しました


エスポラーダ北海道|佐藤明生選手のインタビューはこちら
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長期的にはアジアで戦うチームを作りたい

──今シーズンの前半戦を振り返っていかがですか?

新型コロナウイルスの感染拡大など、厳しい状況でも、選手がやってきたことやチームとして取り組んできたことがピッチに現れている手応えがあります。「あと一歩で勝ち切れない」、もしくは「負けなかった」のどちらが正しいかは分からないですが、僅差の展開に持ち込めているなと。

──開幕前から、「(新しいことを学べることで)練習が楽しい」という選手の声もありました。

私の取り組んでいることが良い悪いではなく、新しいことに触れると、選手たちは刺激を受け、活性化するのだと感じました。監督としては、シーズンを通してプランを立てながらも、このタイミングでこういう刺激を入れて活性化させるなど、いろんなことに気をつかわないといけないなと改めて感じました。

──長期政権を築いた小野寺隆彦監督の後を引き継ぐ難しさはありましたか?

正直、すべてが難しかったです(笑)。12年の歴史の中には僕も関わってきましたから、どのようにチームが築かれてきたかを肌で感じていました。積み重ねるなかでできたことは継続したいですし、取り組めていなかったことも新しく入れたい。プレッシャーはありながら、楽しみもありました。

──シーズン前に描いていたプランを踏まえて、現在地はいかがですか?

手応えは感じつつも、ゴールを奪うところは早急にレベルアップしないと結果につながらないなと。

──コロナ禍の影響も受けながら金井監督はどのようにチームを作ってきましたか?

戦術的なところより、まずはフットサルにどう取り組むか。どう向き合うか。また、自分たちの目標として何を掲げるか。全員が同じベクトルを向くところから始めました。その上に戦術や個人の課題を上乗せしていきましたね。

──その目標設定とベクトルとは?

長期的には「アジアで戦うチームを作りたい」ということを、クラブとして明確に打ち出しました。そしてアジアで戦うためには、中期目標としてFリーグで優勝するチームづくりが必要になる。そのためには、短期的な目標として何をするべきかという落とし込み方をしてきましたね。

──短期的な目標としては?

今シーズンのスローガンである「HOKKAIDO STYLE 北海道魂」に由来するのですが、誰が見ても「北海道らしいよね」という自分たちの戦い方をすること。ピッチ外の振る舞いも含めて、北海道らしさを改めて持とうと話して、作り始めています。

──40分走り切るところは北海道のスタイルの一つですよね。では「北海道らしさ」とは?

最後の0秒まで全力を尽くして、すべてのお客さんの魂を揺さぶり、そして勝つ。それが自分たちのスタイルだと改めて言葉にして、みんなでそこに向かっていこうと話しました。

──金井監督は後ろで引いて守るより、前からプレスを仕掛けにいく方が好みですか?

僕は前から掛けにいく方が好きですね。こういうことができる、どこからいくのか、何本目のパスでプレスをつかまえたいかなど、決まり事や守備の基準などをある程度設定しています。それができている試合、できていない試合はありますが、選手たちが頑張ってプレスを掛けてくれています。

──今までの北海道は大量失点で試合が壊れてしまうことが何度かありました。ですが今シーズンはどのチームとも接戦が多く、いわゆる試合が壊れることがありません。その要因は?

私たちもそれを感じていますが、要因の一つはディフェンスですね。まだまだレベルアップしなければいけないですが、前からプレッシャーを掛けるときにどうするべきか。回避されて自陣に入られたとき、ゴール前のときと、それぞれの局面で何をするべきか。誰がどこにカバーリングするかなども、細かくやりました。

──水上選手と鈴木選手、2人のベテランはやはり際立っています。どんな期待をしていますか?

2人のコンビネーションは長年作り上げてきたものです。今もその連係をピッチで出してくれていることは素晴らしいですね。ベテランとは言え、まだまだ成長できると思います。鈴木にも、水上にも、2人に対しては「レベルアップをしてほしい」と日々話しています。

──後半戦のキーマンを一人挙げるとしたら?

難しいですね……。後半戦、勝利を考えたときにやはりゴールが必要になります。例年より水上のゴールが少ないので、彼のゴール数は重要になってくるのではないかと思います。

──以前のチームもそうですが、セットプレーがかなり豊富ですよね。

アイデアを含め、チームとしても昔から楽しんで取り組んでいる部分ですね。僕の役割としては、「相手の守備はこういう形。こうした守備ならこのあたりが空きそう」という事前情報を与えること。守備を攻略するためのサインプレーは、選手が自ら試合中に適応させてほしいですね。

──最後に意地悪な質問をしてしまいますが……。

な、なんでしょうか。

──ボアルース長野にFリーグ初勝利を献上してしまいました。立川・府中アスレティックFCと関東で対戦してすぐに長野県に移動して翌日の試合。これまでにはない連戦の形態ですし、間違いなく難しさがあったと思います。この敗戦についてはどう感じていますか?

率直に、本当に悔しい敗戦でした。開幕前にシーズンのスケジュールが出た時点から、そのタイミングが難しくなるということを理解していましたから、結果はすべて僕の責任。長野にとっては歴史的な1勝だったと思います。ですが選手には、「自分たちの敗戦が歴史的なわけではない」と伝えました。敗戦のダメージを受けすぎてしまうと、自分たちの成長の足枷になってしまうと感じていたので。連戦連敗でしたが、長野戦については、シーズンの中の「1敗」と捉えなければ、前を向いて、次なる一歩を踏み出せなかったと思います。そうした意味では、敗戦を重く受け止めすぎないように、試合後1週間は、選手とのコミュニケーションにも気をつかっていました。

──その後は、大阪、湘南ベルマーレに引き分け、バサジィ大分に4-5で敗れましたが、Y.S.C.C.横浜に7-4で勝利して盛り返していきました。

今は成長している最中なので、反省は大事ですが、クラブ全体としては前を向いて進むことの方が重要だと思っています。良い反省、悪い反省があるなかで、長野戦の敗戦を引きずることなく、みんながしっかりと戦ってくれたと思います。

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