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ブルーノ・ジャパンの挑戦
2021.02.13

「常に勝つという強い気持ちでプレーできる選手しか、ここでは生き残れない」【Fの主役は俺だ!全チームインタビュー|フエンテス監督|名古屋オーシャンズ】

PHOTO BY高橋学

Fリーグ ディビジョン1、12チームの監督&注目選手を対象にした全チームインタビュー。題して「Fの主役は俺だ!」。コロナ禍を乗り越えてきた各チーム、各選手に、終盤戦への意気込みを聞く。

新型コロナウイルス感染拡大という、未曾有の事態に直面しながらも、名古屋オーシャンズはいつもと変わらなかった。いや、いつも以上に安定したパフォーマンスでリーグ戦を突き抜けた。

ここまで、失った勝ち点はわずか3。湘南ベルマーレに喫した黒星以外はすべて勝利を収め、1月30日のペスカドーラ町田戦で、4試合を残して4年連続13回目となるFリーグ制覇を達成した。

しかし、振り返れば楽なシーズンではなかったはずだ。コロナの影響で開幕がズレ込み、クラブ選手権や日本代表の活動を鑑みた試合日程は、名古屋にとっては過密だったり、逆に空白期間が長かったりと、調整が難しい時期を過ごした。なおかつ、合流予定の外国籍選手が来日できない、ケガ人続出で満足のいくオーダーを組めない、長年過ごした本拠地・武田テバオーシャンアリーナから2020年いっぱいで退去……など、多くの不測の事態を乗り越えてきた。王者はなぜ、王者なのか。なぜ、強くいられるのか。

チームを率いて2年目を迎えたフエンテス監督に、名古屋のリアルを聞いた。

取材・文=本田好伸、舞野隼大
※インタビューは1月26日に実施しました


名古屋オーシャンズ|水谷颯真選手のインタビューはこちら
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一筋の光が見えたのは、開幕戦の日程が見えたとき

──(インタビュー時点で)リーグ優勝をほぼ決めている状況ですが、今シーズンの戦いを振り返ってどのように感じていますか?

とても満足しています。イレギュラーなシーズンでしたし、勝ち続けるのは簡単なことではありませんでした。Fリーグは毎年のようにレベルが上がっていますし、簡単に勝てる試合はありませんから。それに今シーズンは、いつ試合が中止になってもおかしくはない状況でしたし、プレーだけに専念できるシーズンではありませんでした。いろいろな変化に適応しなければいけないという今までにないストレスのなかで、しっかりと結果を残せたのは、いつも以上に素晴らしいことだったと思います。

──なかなか練習できない状況、ケガ人続出、コロナの影響で外国人選手が来日できない……さまざまな想定外があったと思います。監督としても初めての困難にどのように向き合っていましたか?

シーズン自体は4月から始まりましたが、そのときはすでにパンデミックの真っ最中でした。自宅待機でしたのでリモート練習していましたが、シーズンが始まっても本格的なスタートを切れませんでした。ですが選手もみんな「今シーズンは普通じゃない」と“頭の中のチップ”を切り替えられました。

──開幕できるかもわからない不安があったのではないでしょうか。

そうですね。開幕がいつになるか分からず、新加入の外国人選手もチームに合流できないなかで練習を進めていました。そんな暗いトンネルに一筋の光が見えたのは、開幕戦の日程が見えたときでした。通常、中長期のスケジュールを立てるものですが、今シーズンは開幕しても延期になる可能性もありましたし、リーグ戦自体が中止になる可能性も考えられたので、長期プランを立てられませんでした。なので、今シーズンは次の週の対戦相手にのみフォーカスした短期プランを立ててトレーニングを続けていきました。

──戦いを見る限り本当に安定していて、磐石でした。どのようにマネジメントしたのでしょうか?

楽に勝てた試合は1試合もなく、点差を広げて勝った試合も少ないですから、他チームのパフォーマンスが低下しているような感覚はありませんでした。苦戦しながらも、最善を尽くして臨んできただけです。

──監督はいつも通り冷静で、不安を微塵も感じさせませんでした。

自分はあまり感情を外に出すタイプではないですし、ゲームを見て課題は何で、どうやってそれを解決するすべきに集中しているので、そのように見えているのだと思います。もちろん、監督として、チームの責任者として、前向きでブレない姿勢を見せることで、選手の不安を少しでも解消しようという意図もありました。コロナ禍という、誰も経験していないなかでも、今まで通り、勝者のメンタリティーをもって、「常に勝たなければいけない」という強い気持ちでプレーできる選手しか、ここでは生き残れない。こういう状況でも選手はしっかりと戦えていますし、監督としては、恵まれた環境にいるなと感じています。

──今シーズンここまで唯一の黒星は湘南戦です。小田原アリーナで2年連続3-4で敗れました。

同じような状況でしたが、内容は昨シーズンと今シーズンでまったく違いました。昨シーズンはすでにプレーオフ決勝に向けてベースを作っていた時期でしたし、中期的に、強度の高いフィジカルトレーニングを中心に行い、負荷を上げていたなかで試合を迎えました。第2ピリオドになって、湘南が決勝戦のような勢いで臨んできて、私たちはその勢いに飲まれてしまいましたね。

──では、今シーズンは?

私たちがリードしている状態で、逆に余裕をもちすぎてしまったことが敗因だと思います。1点差でパワープレーから同点にもち込めるチャンスはありましたが、そこで決め切れなかった。逆に、同じように追わなければいけない状況だったアウェイのボアルース長野戦は、パワープレーから決めきって勝ち点3を得ることができました。私たちは常に勝たなければいけないチームなのでどの試合もプレッシャーはありますね。

与えられた新しい環境で最善を尽くす

──武田テバオーシャンアリーナでの活動が2020年いっぱいで終了となり、1月からは主に名城大学の体育館を拠点に練習しています。環境が変わったことでチームにはどのような変化がありますか?

変化はもちろんあります。正直、今までは、あれ以上はないという恵まれた環境でしたから、感謝しかありません。新しい環境にどのように適応するかが重要ですし、今はその適応期間だと思っています。与えていただいた環境で、選手が最善を尽くしていますし、結果につなげていきたいと思っています。

──新しいクラブハウスはいかがですか?

仕事ができる環境も整っていますし、とてもいいですよ。

──では、リーグ終盤戦のキーマンを教えてください。

キーマンは「チーム」です。グループを大事にしなければいけないですし、ハードワークして、謙虚に取り組むことに意味があるので自分としては、キーマンという存在はあまり意味がありません。

──なるほど。では、今回の取材でお話を聞く水谷颯真選手をどのように評価していますか?

才能のある選手。ただ、そのポテンシャルをどれだけ信じて伸ばしていけるかが重要です。このチームでずっと育ってきた若い選手ですし、クラブも彼には期待していますし、育成組織には彼の背中を追っている選手もいますからね。いずれはオーシャンズを引っ張っていく一人になってほしいですね。試合だけではなく練習からも成長を感じていますし、謙虚な選手なので個人的にも応援したいと思います。

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