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2021.09.13

【日本代表/WEB取材】個人をアピールしたい気持ちは正直、ゼロ。日本の主将・吉川智貴が挑む初のW杯

PHOTO BY高橋学

12日に開幕したFIFA フットサルワールドカップ リトアニア2021。日本代表は、14日(火)20時(日本時間15日、2時)にグループリーグ初戦、アンゴラとの戦いに臨む。試合前日の13日、オンライン取材が行われた。

ブルーノ・ジャパンが始動してから2年、2018年のAFCフットサル選手権を終えてから、吉川智貴は代表チームのキャプテンを任されてきた。日本の代名詞でもある「強度の高さ」は、スペインリーグでも最高の評価を得た吉川のプレーが基準にある。“世界に認められた男”は、自身初のW杯に向け、なにを思うのか。

「自分をアピールしたい気持ちは、正直ゼロ」

いつになく、冷静な男だからこそ、日本の道標となる選手。吉川の、決戦前の心境に迫る。


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注目選手は森村孝志を含めたピヴォの4人

──いよいよ明日、初戦を迎えます。準備万端ですか?

はい、万端です。

──日本の主将であり、チームとしても、全員で戦うという強さがあると思います。そのなかで吉川選手としては、「俺がやってやる」など、個人として強くアピールしたいことはありますか?

いや、正直ゼロに近いくらい、あんまりないですね。こんな言い方は変かもしれないですが、自分がなにかをしたいとか、こういうプレーがしたいとかはあまりありません。チームが勝つために、自分がどれだけプレーを全力でやれるかだけ。まあ、やることはいつもと変わらないのかなと思います。

──大会に向けて、家族や友人知人から、たくさんのメッセージもあったのではないでしょうか?

友人を含め、たくさんのメッセージをもらっています。懐かしい友達からもLINEをもらいました。そういう意味でも、けっこう注目してもらえているのかなと思いますし、非常にありがたいことです。家族含め、支えてくれているみなさんにいい結果報告ができるように頑張ります。

──先日の取材でも、驚くほど普段通りだと。前日でも同じですか?

今は普通ですが、昨日の夜に公式練習があり、試合をするピッチで練習しました。やはり、会場に入ったときは、いよいよ始まるんだという実感が湧いてきました。ピッチもよく、そこから見る景色もすごくよかったので、ワクワクしました。ただ、試合前が一番、もっとワクワクすると思います。

──12日に大会が開幕して4試合が行われました。ご覧になったりは?

(オープニングマッチの)ロシアの試合を前半の少しみたくらいです。他の試合はハイライトで見ました。1試合を通しては見られていないですね。

──感想は?

ロシアとエジプトの試合は、力の差がはっきりしていたように思いました。ロシアが一方的に攻める展開でしたし、個の能力でも突出している印象でした。1試合すべてを見られていないのでそれくらいですが……。

──監督はカオスな展開、カウンター合戦になるかもしれないと話していました。思い描く展開はありますか?

そうですね。カウンター合戦のような戦いにしたくないですけど、そうなる場面も少なからず出てくると思います。対策はしていますし、自信を持って臨めると思います。相手は組織的より、個人で打開してオープンな展開を狙ってくるので、こちらが向こうの良さをいかに消せるかがポイントです。しっかりと前からプレスをかけ、相手を自由にさせないことがカギになると思います。

──監督はセットプレーの得点もカギになると。強化試合ではそこまで得点を取れませんでしたが、完成度は?

この6試合で得点に結びついたのは1点くらいでしたが、それ以外にもたくさんのチャンスをセットプレーからつくれていたので、みんなが自信を持ってできていることも自分たちの強みだと思います。難しい試合こそ、セットプレーで点を取ると、流れもぐっと自分たちに向いてきたりするので。一つひとつのセットプレーに集中することも大事なポイントだと思っています。

──ブルーノ監督は、テレビなどで見る人に向けて、明日の注目選手は「全員」という話がありました。らしいといいますか。キャプテンとして、明日はどの選手が注目でしょうか?

難しいですね(笑)。いやまあ、全員が大事になってくるので、難しいですけど……。うーん、どうですかね。やはりピヴォの3人、森村孝志を含めて4人ですね。そこには注目してもらいたいです。そこが攻撃の起点にもなりますし、一番、得点に近づける選手がそろっているので。みんなで頑張りたいと思います。

──ブルーノ監督が築いてきたチームの中心で歩んできて、振り返ってどんな思いですか?

そうですね。たくさんいろんな感情はありますが、ここにくるまでは一瞬だったなと。本当に短く感じています。今はそう感じますが、本当にいいことも悪いこともたくさん経験しました。勝たないといけない相手に負けた試合もありました。自分たちがやるべきことができない苦しい場面をすごく覚えています。そこでの監督の言葉、叱咤激励も印象に残っています。そういう苦しい、難しかった場面が印象に残っています。

──経験豊富な吉川智貴選手にとっても初めてのW杯。相手どうこうではなく、初戦の難しさはある。みんなが平常心でいかないこともある。思い通りにいかないときに、どんなリードで流れを変えたいですか?

まずはプレーでしっかり示すことが大事だと思います。立ち上がりの5分、10分がすごく大事になると思います。最初にピッチに立つときにどれだけ4人、5人がいいパフォーマンスをして、次のセットに渡す流れをつくらないといけないと思います。チームとしてやらなきゃいけないことが明確なので、立ち戻る原点があります。ふわっとしたとき、よくないときには、自分たちのやるべきことに戻ろうと話せば、いい方向に進むと思っています。

日本代表&W杯特集

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