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2021.09.16

【スペイン戦前日WEB取材】「日本フットサルのために、自分のゴールを捧げたい」。若きエース・清水和也、魂の誓い

PHOTO BYFIFA/Getty Images

フットサル日本代表は17日、FIFA フットサル ワールドカップ リトアニア 2021のグループステージ第2戦でスペイン代表と対戦する。日本の若きエースである清水和也が、前日会見に臨んだ。

フットサルの強豪であるスペインで、2018年からプレーしている清水。2020-21シーズンには、バルセロナ戦で奪った得点がリーグの年間ベストゴールに選ばれるなど、スペインリーグでその名を轟かせた。

日本にとっては、決勝トーナメント進出がかかる大事な一戦。一方で24歳の若きストライカーにとっては、第二の故郷であるスペインへの力試しの場。特に清水はここまで2回対戦した、スペインとの強化試合にケガの影響で参加できず、今回が“3度目の正直”となる。

日本の若きエースはどのような思いで、スペインとの決戦に臨むのだろうか──。


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日本フットサルの歴史を変える

──ワールドカップ(W杯)初戦のアンゴラ戦、勝利おめでとうございます。

ありがとうございます。

──目指してきた舞台で初めての試合でしたが、いかがでしたか?

W杯の舞台に立てた喜びを、すごく感じています。また初戦の勝ち点3は、チームにとって大きなものだと感じています。

──その喜びを具体的に言うと?

自分の中でのイメージと違っていました。比較的に入りは落ち着いていましたが、ピッチに入る前のスタジアムの様子だったり、『ワールドカップ』という文字に対して、ここは自分が目指してきた場所なんだなと感じました。それを見れた喜びがありましたね。

──試合について、自身のパフォーマンスはいかがでしたか?

よくなかったです。それには様々な原因がありますが、しっかりとしたパフォーマンスが出せなかった悔しさがあります。

──その悔しさとは?

冷静でいられる時間が、少なかったことです。セットとしてうまくいっていないときに、同じ絵を描けなかった。自分の特長や周りの特長を生かしきれなかった。

カウンターが早いアンゴラに対して、僕がボールをロストしてしまい、相手にそのチャンスを与えた回数が多かったと思っています。そこを試合中に修正できれば違った試合になったはずなので、責任をすごく感じています。

スコアは、アルトゥールが4点決めてくれました。自分も取りたかったですが、同じピッチでプレーしているなかで、彼のセットプレーを生かす動き。どうやったら彼が打てるかなど考えながら、ブロックして、動き直しして点が取れています。そこは冷静にできていたと思います。

──やはりゴールも奪いたかった?

ポジションを考えても、最終的な目標であり、自分がやらなければいけないことは、スコアを取ること。しかしアンゴラ戦は、チームのコンセプトであるディフェンスのエラーがあったり、セットでの失点に絡んでしまったり、そこは個人として改善しなければいけません。

点を取ることができればベストですが、取れない時にチームのためにできることをやらなければいけない。そこが100%に近づけなかったということで、自分の中に課題が残っています。

──その課題を含めて次に向けて気持ちも高まっているなか、対戦するスペインについては清水選手が一番知っていると思います。どうやって挑む考えですか?

初戦の反省点をどうやったら改善できるかを考えて、短い時間ですが、頭の中でイメージできています。アンゴラ戦とスペイン戦では、全く違う試合になると思っています。まずは自分たちがやるべきことを、完璧に体現しないと難しい。

相手はひとりひとりが技術も経験値もあり、一瞬の隙をついてきます。そういった彼らの特性を知っているので、長所を消しながら、自分たちのコンセプトを出せるように戦うことが一番大事だと思っています。

──直前のスペインとの親善試合は、ケガの影響で出場できませんでした。あの試合はピッチの外から見ていて印象は?

外から見ていて、よりシンプルに攻撃してくるなという印象を受けました。シンプルな攻撃ですが、一個一個の技術が高い。僕らは、前からの守備でラインを上げさせないイメージをしながら守っていましたが、1メートルを詰められない。目に見えない怖さが、ピッチ内だけでなく僕も感じました。

あの試合は、40分間集中していて、セットプレーから失点して0-2で負けましたが、改善できればあの失点は防げますし、攻撃に関しても厚み持たせられると思っています。明日の試合は、自分自身が前で起点を作るという部分で重要になってきます。まずは、そこで負けないところが重要です。自分だけではなく、他の選手たちも違ったモチベーションでいると思う。そういう意味では(勝敗は)わからないと思っています。

──昨シーズン、バルセロナ相手に奪ったゴールがスペインリーグのベストゴールを受賞しました。この試合もスペインで放送されると思いますし、多くの人が見ている。ここで、人生を変えるようなゴールを決めたらステップアップも見えてくると思う。そういう意識は?

まず大前提として、これから先のことをなにも考えたいないです。2016年に日本代表がアジア選手権で負けたときから、この大会のことを思って試行錯誤してきたつもりです。この大会で、日本フットサルの歴史を変えられるようにという気持ちが強いです。

自分にとって、ゴールは大切なものですし、人々の記憶に残るようなあのゴールも、人生で数少ないものになると思います。でも、どんなゴールでも1点の価値は変わらない。W杯のベストゴールでも、自分に当たって決まったゴールでも、自分の価値は変わりません。

それが自分のためではなく、日本フットサル界にとって価値のある1点でありたい。まず自分のためではなく、このフットサルのために、自分のゴールを捧げたいという気持ちがあります。

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