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2022.03.06

【入替戦後コメント/長野】ケガを抱え、注射を打って強行出場。“泥臭さ”の象徴だった長野の主将・青山竜也「今日で引退する覚悟で臨んだ」

PHOTO BY高橋学

3月4日、5日の2日間、Fリーグ2021-2022 ディビジョン1・2 入替戦が行われ、F1で最下位(12位)のボアルース長野と、F2で優勝したしながわシティが対決。第1戦は長野が1-2で敗れ、第2戦もしながわに2点をリードされたものの、第2ピリオドにパワープレーから3得点。3-2で逆転勝利を飾った。両チームは1勝で勝利数が並び、かつ2戦合計スコア4-4で得失点も並んだため、レギュレーション通り、F1の長野が残留することになった。

第2戦は第1ピリオドで2失点。合計スコアで1-4となり、F1残留は絶望的なものに思われた。しかし、長野は諦めなかった。第2ピリオド開始からパワープレーに打って出ると、1点、もう1点と追い上げ、残り5分、この男が大仕事をやってのけた。

青山竜也。今シーズン限りで現役引退を表明してきた、長野のキャプテンだ。

コンディションが整わず、ケガを抱えながらの強行出場。「この試合が引退試合になってもいい」と痛み止めの注射を打って、走り続けた。そして、これ以上ない結果で、チームを残留へと導いた。試合を中継したABEMAでは、実況・福田悠氏が、「青山竜也は、“漢”です」と、賛辞を惜しまなかった。

「フットサルをやってきて良かった」「最高の思い出になった」「来シーズンは確実に上位に食い込んで、Fリーグを盛り上げてほしい」

自身の思いと、残していく仲間への想いと。試合後の記者会見で、青山はホッとしたような笑顔で、胸中を明かした。

入替戦第1戦レポート

入替戦第2戦レポート

「『フットサルをやってきて良かったな』と思います」

──試合を振り返って。

昨日の試合が終わっても今日の試合があるという、本当に難しいレギュレーションで、昨日は勝っているなかで第2ピリオドの途中から「1-0でいいんじゃないか」という雰囲気がチーム内で流れて、守りに入ってしまったことでセットプレー2発で逆転されて1戦目を落としてしまいました。今日は先制、追加点を挙げられてしまいましたけども、その反省を生かせて、前からの守備や攻めの姿勢をずっと崩さず40分間戦って試合中に修正できたことが結果につながったと思います。

──松葉杖をついて歩くくらい満身創痍の様子ですが、今日はどんな思いでピッチに立ちましたか?

昨日の試合で気合が入りすぎてしまって、ファーストシュートの場面で元々痛めていた左足首を悪化させてしまって、かかとがつけない状態でした。来週、全日本フットサル選手権という最後の大会がありますけど、今日が引退試合になるんじゃないかという覚悟で、痛み止めの注射を打って出場させてもらいました。それでも信頼してくれて使ってくれた監督、コーチ、支えてくれたメディカルチームにも本当に感謝していますし、みんなの思いを背負って、自分の思いをカラさん(柄沢監督)が掲げている「泥臭く」というゴールで残留をつかみ取ることができ、「フットサルをやってきて良かったな」と思います。

──ハーフタイムの時点では3点を取らなければいけませんでしたが、ロッカールームではキャプテンとしてどんなことを伝えましたか?

ウチのチームだと、ポジティブな声を出す選手が少ないなかで、「勝つことだけを信じて残り20分プレーしよう」と。やはり失点に絡んでしまって下を向いている選手もいましたけど、最後は気持ちになってくると思ったので、「今の状態で人生懸けて戦えるのか」と伝えて、得点が生まれたこともあり、試合のなかでどんどん一体感が生まれて、最後の相手のパワープレーも守り切れたのかなと思います。

──今季限りでの引退を表明しているご自身が決勝点を決めれたこと、来シーズンも長野でプレーする選手に伝えたいことは?

持っていたなと思います(笑)。

あとは勝手な思いですけど、最高の思い出になったなと思います。昨年度の選手権で優勝して、今シーズンもF2で圧倒的な成績を残したしながわ相手に勝てたことは、クラブにとって大きな財産です。10月から監督が代わって新体制になりましたけど、この3、4カ月でここまで修正できたので、残る選手はプレシーズンからもっといい準備ができると思いますし、チームとして成熟できると思います。Fリーグで活躍できるポテンシャルのある選手がいると証明できたと思うので、来シーズンは確実に上位に食い込んで、Fリーグを盛り上げてほしいなと思います。

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