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作成日時:2022.05.16
更新日時:2022.05.16

【日本代表/WEB取材】3人キャプテンの一人に選ばれたオリベイラ・アルトゥール。「全員でチームとなっていく」

PHOTO BY高橋学

フットサル日本代表は、5月18日からAFCフットサルアジアカップの予選を戦う。

木暮賢一郎監督の下、初めて戦う公式戦を前に、代表チームはどんな準備を進めてきたのだろうか。木暮監督は、今回の活動中にキャプテンを3人指名。吉川智貴、オリベイラ・アルトゥール、金澤空が任命された。

前回のW杯を戦った選手であり、ベテラン選手であり、かつて木暮監督の下、シュライカー大阪でプレーしたアルトゥールは今、チームにどんなアプローチをしているのか。

大会初戦を2日前に控えた16日、オリベイラ・アルトゥールのオンライン取材が行われた。

若い選手にたくさんのことを教えている

オリベイラ・アルトゥール(名古屋オーシャンズ)

──マレーシア入りして、準備の状況はいかがですか?

少しずつ良くなってきています。まだ大会まで時間があるので、もっと準備しないといけません。コミュニケーションを取りながら良くなるように、ベテラン選手から若い選手にいろいろなことを伝えています。

──木暮賢一郎監督の下、初めての公式戦となります。チームの状態はいかがでしょうか?

個人的には、シュライカー大阪にいるとき、木暮監督の下でプレーしていました。監督のスタイルは知っているので、それを若い選手に教えている段階です。また、今回のメンバーは、W杯を経験した選手が4人だけです。なので若い選手にたくさんのことを教えている状況です。

木暮監督は、選手をリニューアルしている段階です。初試合ですが、すでにチームとしての仕事は始まっています。我々は何かの問題が起こっても勝たなければいけない。ベテラン選手として、若い選手にたくさんのことを教えている。それが自分の仕事です。

──ピッチの中で、具体的にどんなことを伝えている?

フィクソの上村充哉と、ケガをしてしまったのですが齋藤日向とはいろんな話をしています。これまでのブルーノ監督はいつも守備に重点を置いていました。今は自分たちの攻撃が良くなるように、そこを教えている段階です。

世界のフットサルのレベルは年々高まっています。自分たちのキャラが良くならないといけない。そういうことも伝えています。フィクソは今、守備の選手としてだけではなく現代のフットサルでは、攻撃に参加しないといけないので、そこを教えています。

※齋藤日向選手(シュライカー大阪)がケガのためチームを離脱。代わって加藤未渚実が招集された

──他のキャプテンとのコミュニケーションは取っていますか?

毎日、コミュニケーションを取っています。全員でチームとなっていくために、自分たちのグループの声を監督と話して、監督と話したことをグループに伝えています。

──「キャプテンを任せる」と言われたとき、どんな心境でしたか?

嬉しかったですね。大阪にいたときに、1年間キャプテンをやったことがありましたが、そのときはあまりいいことができていませんでした。日本の文化としては、海外などの他のキャプテンとはスタイルも違うのですが、そうしたことも学びました。今回はそこで学んだことを生かしていきたいと思います。

──海外のキャプテンと日本のキャプテンはどんな違いがありますか?

ブラジルのキャプテンは、すべてを見ないですね。日本では、コートの中と外のすべてを見ています。「アルトゥールは何を食べる?」とか、フィジカルトレーニングとか、家族とか、みんな見ている。世界では、コートの中のことを一番大事にしています。日本は、他の周りのことなども見ています。そうしたことにも慣れてきています。

──SNSでは指で数字を示している写真も見ました。ジョガーダの練習もしているのでしょうか?

攻撃とセットプレーでやっていて、大会で結果を出すためにかなり練習しています。

──大阪でもジョガーダをしていたが、そのときと似たような形ですか?

似ていますが(木暮監督の元で)大阪でプレーしていたのは5年前のことなので、今とはかなり変わっていて、アップグレードされています。

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