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2022.09.14

【ブラジル戦前日会見】フットサル王国にとの試合を前に、大きな自信を抱く木暮賢一郎監督。「“いつか勝てる”じゃなくて明日、その日が来ると思っている」

PHOTO BY河合拓

14日、島根県の松江市総合体育館で木暮賢一郎監督が国際親善試合・ブラジル代表戦の前日会見に臨んだ。

発足後、初の国内での試合を明日に控える木暮ジャパン。しかも、相手はフットサル王国・ブラジル。昨年のFIFAフットサルワールドカップ リトアニアから大きくメンバーが変わっているとはいえ、木暮監督は相手をどのように見て、どんなモチベーションでこの特別な一戦を迎えるのか。

そして、AFCフットサルアジアカップへ向けた強化試合ではなく、本気でブラジルに勝ちにいこうとする木暮監督が選手に求めたいこととは。

取材=河合拓

我々の真価を問われるゲームがこの2試合

──明日のブラジル代表戦へ向けて。

松江で初めての国際親善試合を我々代表チームができること、光栄に思っています。

ここに来てから最高の準備ができています。日本代表の歴史において一度も勝利したことがないブラジルに現地の方や多くのファンの方、初めてフットサルを見る方と共にこの地で歴史的な瞬間を見に来ていただきたいと思っています。ゲームが終わった時に「また見に行きたい」「感動した」と思っていただける試合をしたいです。一体感を持った試合をしたいと思うので、サポーターのみなさんには期待をしてほしいですし、我々が会場に入った瞬間に胸が熱くなるような雰囲気を作ってもらえるとうれしいですね。

──強豪のブラジルを相手に勝利を挙げる自信は?

ブラジル代表というのは、フットサルだけでなくサッカーも含めて世界ナンバーワンの強豪国であることは間違いないです。私自身、選手としてもコーチとしても一度もブラジルに勝利を挙げたことはないですけど、このグループであれば間違いなく勝利をつかむことができると思っています。ホームで試合をできる喜びというのを選手たちに感じてもらいたいと思いますし、「いつか勝てる」じゃなくて明日、その日が来ると僕は思っています。

──この2連戦はAFCフットサルアジアカップへ向けた強化試合の意味合いもあると思います。監督としてはどんなことを試したいと考えていますか?

私が監督になってからここまで、オフィシャルなゲーム、そうでないゲームを含めて11試合を行い、どんな相手にも勝ち続けることができています。ただ、自分たちよりも格上である世界のトップトップの国とのゲームを経験できていません。我々の真価を問われるゲームがこの2試合だと思っています。

プランニングとしては、その先のアジアカップで8年ぶりのアジアチャンピオンになるところから逆算したプランを立てていますけども、その通過点としてブラジル代表戦があるということではなく、目の前のすべてのゲームに勝ちにいくというスタンスで臨みます。簡単ではないですけども、何かを試すというよりは本気で勝ちにいこうと思っています。最初から学びにいくという姿勢ではなく、本気で勝ちにいったなかで出た学びというのが、自分たちの力になると思っていますし、それがその先に我々の学びや成長、アジアチャンピオンにつながっていくというマインドで臨みたいです。

──代表監督就任後、大きな試合をサポーターの前でできることは初めてになります。そこで見せたいと思っていること、ここまで力を入れて取り組んできたことを教えてください。

一番見ていただきたいのは、我々のスピリットだと思っています。代表チームなので、勝利に対して全力で取り組むというのは当然ですし、アジアカップでチャンピオンを取るために進んでいますけども、フットサルというスポーツをより多くの方に知ってもらったり、フットサルの価値を上げていくというのが我々日本代表チームの役割だと思っています。それは、代表チームの立ち上げから毎回の合宿で選手に伝えていることです。

もちろん、結果を出し続けることで人気が高まったり、注目が集まることはあります。アジアカップやW杯で優勝するというなかで我々の価値を上げていくところと、そうではなくて国内で多くの方に我々のゲームを見ていただけるチャンスは、いつもいつもあるわけではないと思っています。私自身、代表選手としてデビューしたのは20年以上前になりますが、初めて国際親善試合を日本で行った時も自分は選手としてやらせてもらいました。そこから数え切れないゲームを経験していますけども、どれも特別ですし、いまだに忘れられないです。その経験が自分を成長させてくれたと思っていますし、このフットサルというスポーツを多くの方に知ってもらいたいというモチベーションでした。

今回、若い選手が多いですし、ほとんどの選手が初めて国内での親善試合を経験しますが、国内で満員のお客さんの前でゲームをするというのは、本当に鳥肌が立ちます。そんな瞬間を彼らはこれから迎えるので、その経験がさらなる原動力となると信じていますし、この先の我々の強化につながるとも思います。価値を上げるためのプレーをすることでその先につながると思っています。そうした気持ちをピッチで具現化してほしいですし、僕自身も選手が躍動する姿を楽しみにしています。

──ブラジル代表は昨年のW杯で戦った時から監督は代わっていないですが、選手は大幅に入れ替わって、Fリーグでプレーしている選手が4人もいます。今のブラジル代表チームをどのように見ているかというのを教えてください。

それは選手にも先ほど言ったのですが、ブラジル代表はブラジル代表だと思っています。それくらいの大国ですし、日本でプレーしている選手も呼ばれるということは、世界各国で何チームもの代表チームを作れます。

ブラジル国内でプレーしている選手だけで構成しても世界トップクラスですし、ヨーロッパだけ、アジアだけでプレーしている選手でも一つのグループを作れます。日本代表でもそうですけど、ブラジル代表というのは、誰が監督でも、誰が選手でも代表チームは代表チームだと思いますし、ブラジル代表というのはそれを体現していると思っています。そこに“ブラジルA”とか“ブラジルB”というのはないです。明日戦うブラジル代表もブラジル代表だと思っています。我々はここにいる今の全員がベストだと思っていますし、それと同様にブラジル代表もリスペクトして、明日ピッチに立つ選手がベストという認識で臨みたいです。

もう一つの側面として普段、国内のリーグを見られている方、そのクラブを応援しているサポーターの気持ちに立つとそれは光栄なことだと思いますし、自国のリーグにいる外国籍選手が代表に選ばれるということは、裏を返せばそれだけクオリティの高い選手が来ているということになります。違った側面での興味やおもしろさはあるなと思います。

──2年半ぶりの国内での試合になります。今まで、コロナ禍の影響で実現できていませんでしたが久しぶりに開催できることについては?

このような状況のなか、2年半ぶりにフットサルの代表戦ができることを本当にうれしく思っています。どういう状況であっても、いつの時代でも国内での代表戦は特別な思い入れがありますし、そういった感動を明日は監督としても味わえますし、選手たちはエネルギーをもらえます。それに加えて、このような状況のなかでできるということで、我々の代表チームとしてのスピリットを見せて、いろいろな方の感動やエネルギーをお返しできるような試合をしたいと思っています。

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