更新日時:2022.10.06
【アジアカップ|速報レポート】日本代表、インドネシアを下して準決勝進出!先制を許し、苦戦しながら終盤に逆転
PHOTO BY勝又寛晃
4日、日本代表はクウェートで開催されているAFCフットサルアジアカップの準々決勝・インドネシアとの一戦に臨んだ。
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第1ピリオドはピンチの多い苦しい展開
日本は、グループステージを1位通過して迎えた準々決勝、3試合連続で、GKピレス・イゴール、FPオリベイラ・アルトゥール、吉川智貴、水谷颯真、平田・ネト・アントニオ・マサノリの5人が先発のピッチに立った。
試合は開始20秒、平田の落としに右後方から走り込んできた水谷が左足を振り抜き、この試合のファーストシュートを放った。これは枠から外れてしまうが、早速、ゴールに迫る攻撃の形を見せた。
しかし第1ピリオド2分、相手GKのロングキックから前線のサムエル・エコにシュートを放たれ、ポストに直撃。ヒヤリとする展開になった。
その後、一進一退の攻防を繰り広げながら両GKの好セーブもあり、スコアは動かない。10分には右の上村充哉から左サイドでフリーの清水和也へパスがつながり、ダイレクトで低めのシュートを放ったが、またも相手GKに止められてしまった。
13分、今度は日本にピンチが訪れる。インドネシアのパス回しから左サイドを崩され、シュートを打たれてしまう。GKイゴールが弾き、こぼれ球を詰められたが最後は吉川の体を張った守備で日本のゴールを死守してみせた。
さらに17分、イゴールがハーフウェーライン付近でミドルシュートを放つと、相手GKに防がれてカウンターのピンチに。しかし、必死に戻った清水が体を寄せ、ゴール前で待ち構えていた石田健太郎がこぼれ球をクリア。チャンスから一転して迎えたピンチをかろうじて防ぐにいたった。
インドネシアは今大会が史上初めてノックアウトステージに勝ち進んだが、勢いのあるプレーで日本を追い込んでいく。試合はスコアレスのまま第1ピリオドが終了し、ハーフタイムを迎えた。
第2ピリオド、開始25秒に先制されるが……
第2ピリオド、スコアはキックオフから25秒後にいきなり動いた。水谷が蹴った自陣での横パスをサムエル・エコに奪われると、そのままシュートに持ち込まれネットを揺らされてしまう。
早々に嫌な展開を迎えた日本は攻勢をさらに強め、インドネシアのゴールに何度も襲いかかる。30分、中央のクレパウジ・ヴィニシウスからのパスを左サイドの清水がダイレクトで折り返すと、ゴール前でフリーの吉川がシュートを放つ。しかしこれは枠に飛ばず、同点弾を奪えない。
嫌な空気が漂い始めたが33分、右サイドでボールを持った原田快が中央へ切り込むと、ボールは逆サイドにこぼれ、金澤空がダイレクトでシュート。ゴール前に清水がいたことで相手GKのブラインドになり、これが直接決まった。
さらにこの直後、日本に逆転弾が生まれた。インドネシアのボールで試合は再開すると、日本が前線からプレスをかけにいき、相手のミスを誘発。水谷がこぼれ球を詰めて2-1とした。
形勢は逆転したが、残り5分を切ろうとしたタイミングでインドネシアがパワープレーを開始。日本は5人全員で攻めてくる相手の攻撃に苦戦するが、GKイゴールを中心とした守備でゴールを割らせない。そして35分、インドネシアはカウンターを仕掛けてくる。イゴールと1対2という状況だったが、ピッチ上で石田が倒れているのを見た相手選手がボールをピッチの外に出し、フェアプレーを選択した。
37分、飛び出したイゴールが相手のシュートを止め損なってしまうが、ゴール前にいた水谷が顔面でブロック。1点ものの守備でチームを救った。
継続してパワープレーを仕掛けてくるインドネシアの攻撃を1点差で耐える日本。しかし残り1分35秒、シュートをキャッチしたイゴールがガラ空きになっている相手ゴールへシュートを蹴り込んで3-1。勝利を大きく手繰り寄せる得点が日本に生まれた。
残り7秒、日本はコーナーキックから失点を喫して3-2とされたが、このまま試合は終了。2失点目を喫した後も相手は必死に攻め込んできて、ゴールネットを揺らされたが、ブザーが鳴った後と判定され、この得点は認められずぎりぎりで日本が勝利。6日の準決勝へと駒を進めた。
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