9日、Ｙ.Ｓ.Ｃ.Ｃ.横浜は、宿本諒太の現役引退を発表した。

県リーグ時代から、Fリーグ参入、そしてF１昇格を経験

1991年生まれ。今年で32歳を迎え、県リーグ時代から横浜で戦った宿本が、ユニフォームを脱ぐ決断を下した。

宿本はサッカー強豪校である日大藤沢高校を卒業後、自身で「FCまんほーる」を結成し、フットサルをプレーし始めた。

2014年に、当時神奈川県リーグ1部に所属し、Ｆリーグ参入を目指していたＹ.Ｓ.Ｃ.Ｃ.横浜から声がかかり、本格的に選手としてのキャリアを歩むため、ＦＣまんほーるから移籍を決断し、9年間横浜一筋でプレーを続けてきた。

この2022-2023シーズン、出場した13試合のうち11試合が途中出場だった宿本。スタートから出場した第7節のボアルース長野戦では、ゴール右隅にミドルシュートを突き刺し鮮やかにゴールを奪う活躍を魅せ、少ないチャンスをものにして、続く第8節でもスタメンの座を掴んでいた。

現役引退に際し、宿本は当初、全日本選手権は出場せずにリーグ最終節をもって、ユニフォームを脱ぐ予定だったことを明かしている。

引退時期を選手権終了後に変更した理由については、「最終節のベルマーレ戦で声出し応援で、もう少しこの幸せな時間を感じていたいと思ったこと。そして、日本一の夢を実現できる最後のチャンスと思い、あと少しだけ現役として飾らず、ひたむきに闘うことを決断しました」とコメントしている。

全日本選手権の舞台で、クラブにとっても自身にとっても初の日本一の座を掴かみ、有終の美を飾ることができるか。

リリースは以下のとおり

■【トップチーム】引退選手のお知らせ　―宿本諒太 選手―

この度、Y.S.C.C.横浜フットサルでは下記選手の引退が決まりましたので、コメントと併せてお知らせいたします。

【生年月日】1991.12.15　31歳
【ポジション】FIXO

■本人コメント

日頃よりY.S.C.C.横浜の応援をありがとうございます。
この度、2022-23シーズンを持ちまして、現役引退することを決断しましたので、報告させていただきます。

『一緒にFリーグを目指そう。』
渡邉前GMから熱く声をかけていただき、尊敬している中野選手からもお誘いいただけたことから覚悟を持ってY.S.C.C.へ移籍を決めた2014年。22歳のあの時から人生をこのチームにかけてきました。そして、あれから丸9年ほど経ちました。

当初はただの夢物語でしたが、それでも様々な方の尽力と理解のおかげで、Fリーグ加盟が決まり、合計5シーズンFリーグでプレーをすることができました。そして、多くのファンサポーターの方に応援してもらえるチームにもなり、想像以上に幸せでかけがえのない時間を過ごすことができました。
どんな場面を切り取っても、最高にエキサイティングで、最高の選手キャリアでした。思う存分楽しませてもらい、本当にありがとうございました。
サッカー、フットサルで繋いだ僕の人生のすべてのご縁に感謝します。

今後のことはまだ何も決まってはいませんが、このチームがより愛されるクラブに、横浜に夢・希望・憧れを創出しつづけるクラブになれるように、何かしらの形で関わり続けることは約束します。
引き続き、Y.S.C.C.横浜へのお力添えをどうかよろしくお願いいたします。

実は、Fリーグ最終節をもって引退とし、全日本選手権は出場しないことを考えていました。

しかし、最終節のベルマーレ戦で声出し応援の素晴らしい環境でプレーをさせてもらって、あともう少しこの幸せな時間を感じていたいと思ったことと、日本一の夢を実現できる最後のチャンスと思い、、あと少しだけ現役として飾らず、ひたむきに闘うことを決断しました。是非最後まで一緒に闘い、応援してもらえたら嬉しいです。

最後に、、スポンサー企業様、個人スポンサーの皆様、各年代の指導者の皆様、トレーニングやケアで自分の体を維持向上させてくれた皆様、ずっと応援してきてくれたファン・サポーターの皆様、理解ある職場の皆様、歴代の県リーグ、F2/F1各シーズンのメンバー・スタッフと各チームの皆様、FCまんほーる、日本大学、日大藤沢、FC湘南JY、鵠沼中学校、鵠沼小学校、FC湘南辻堂、辻堂小学校、子どもの園幼稚園、、そして、何よりも好きなことをひたすら続けさせてくれた両親と大事な家族。
本当にありがとうございました！

私のサッカー人生、フットサル人生、現役生活を支えてくださったすべての皆様へ、感謝と愛を込めて。

宿本諒太