21日、Ｆリーグオーシャンカップ2023の3位決定戦が行われた。

前日の20日、バルドラール浦安との激闘の末に4-5で準決勝に敗れた立川だが、気持ちを入れ替えシュライカー大阪との3位決定戦に挑んだ。

準決勝で比嘉リカルド監督が退席処分となり、急遽、府中アスレティックFCの監督を務める小林勇貴氏が監督代行として指揮を執るなか、試合開始直後2-0とリード。

1点を返されるも、今季新加入の菅谷知寿が2得点の活躍を見せ、最後は南雲颯太のパワープレー返しが決まり最終スコアは5-2で試合は終了。新シーズン前に攻守のキーマンが退団した立川だが、その不安を感じさせない強さを示し勝利を掴んだ。

試合後、小林勇貴監督代行とキャプテンの上村充哉が記者会見に出席した。

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どの試合もハイパフォーマンスに

●小林勇貴監督代行｜立川アスレティックFC

──今日の試合を振り返って。

昨日（比嘉リカルド監督が退席処分でベンチに入れないという）アクシンデントがあり、急遽、当日入りしました。普段から、比嘉さんとともに練習していて、チームとして完成されています。私は昨シーズン、トップの全試合と練習に帯同しているので、わかるところがあります。ただ、今シーズンのことはわからないですから、細かいところは選手に任せながら、こういうセットプレーを使ったらどうか、こう修正したらどうかということはありました。今日勝てたのは僕の力ではなく、間違いなく、普段から比嘉さんと練習している選手、このチームのフットサルのおかげだと思います。

──試合前、どんな話をしたのでしょうか？

普段は練習に行っていないので、メンバーの交代、誰をどのタイミングで出すかなどは比嘉さんとも事前に話しました。どうなったら誰を使うかを話していたので、そこは僕に決定権をもらった。昨日の負けは結果も映像も見ていたので、戦術の話より、モチベーションを落とさないように、監督がいなくても最後までやっていこうという話をしました。

●上村充哉｜立川アスレティックFC

──今日の試合を振り返って。

昨日記者会見でも、主力選手がいなくなってきついのではないかと聞かれました。今日の試合を見てもらってもわかるとおり、弱くなっていないと、僕は思っています。

（黒本ギレルメ、金澤空、関尚登の）3人がいなくなり、守備、攻撃のバリエーションが変わったところはありますけど、出場している選手が結果を出せているのがいいところです。

いい試合であれば優勝争いができるし、よくなければ下位にいってしまう。どの試合もハイパフォーマンスを出せるようにしたいと思います。

──ここまできたという自信も大きい？3位になって得られたことは？

準優勝でもそうだったと思いますし、3位でも満足できないと、みんなが思っているところが今の一番いいところだと思います。

──プレーオフでは、表彰式で名古屋の喜ぶ姿をずっと見ていました。オフは名古屋を意識した？

対名古屋を意識した、ということはないです。もちろん名古屋を越えることを考えていますけど、他の10チームも素晴らしいですし、そこに俺らが勝てるとは限らないですから。自分たちのやっていることをよりよくしようということです。

──個人としてのレベルアップは？

もっとシュートを打たないといけないですね。あとはメンタル。チームをまとめないといけないですから。自分がどの試合でもパフォーマンスを出せるように。

自分は、100%のパフォーマンスを出そうとすると周りが見えなかったり、普段はやっていないことをしたり、走らないでいいところで走ってしまう。なので、70～80%をいつも出せるようにする。安定したプレーで安心感をもたらせるようにまとめていきたいです。