7月21日から23日、そして25日の4日間にかけて、Ｆリーグ2023-2024ディビジョン１第9節が各会場で開催された。

荒川の2試合連続ゴールで首位に君臨

7月22日には小田原アリーナにて湘南ベルマーレvsペスカドーラ町田が行われた。
リーグ最少失点数で連勝を続ける町田が、Ｆリーグ屈指の得点力を誇る湘南を下し、ついに首位に躍り出た。

試合開始2分、野村啓介のドリブル突破からチャンスをつくると、シュートのこぼれ球を倉科亮佑が押し込み、先制点を奪う。

さらに14分、相手の足元からボールを奪った荒川勇気が、そのまま自分でゴール前まで持ち込み、追加点をマーク。町田の2点のリードで試合を折り返した。

第2ピリオドは湘南ボールからスタートし、ファーストプレーの流れで、早々に失点してしまう。

しかし22分、右サイドのヴィニシウスからの斜めのパスを荒川が決め再び点差に広げると、町田は防戦態勢に。第2ピリオドで21本ものシュートを受けながらも、湘南にゴールを許さず。アウェイで8連勝を飾り、勝ち点24で暫定首位に立った。

名古屋から4年ぶりに勝ち点獲得

23日には、千種スポーツセンターにて名古屋オーシャンズvsバサジィ大分が行われた。
今シーズン得点力がアップした大分は、絶対王者を相手にシーソーゲームを展開。両者一歩も譲らぬ白熱した試合を繰り広げた。

立ち上がりから守備に徹する大分は、GKの上原拓也を中心に名古屋の力強いシュートを凌ぎ、0-0で試合を進める。ところが15分、自陣内でアンドレシートからのプレスを受け、足元から溢れたゴールを決められ、先制点を許してしまう。

しかし、0-1で迎えた第2ピリオド23分、仁部屋和弘がアンドレシートからボールを奪って流し込み、大分は同点に追いつく。さらに31分、上原から陣川凌、橋本澪良とリズミカルにパスをつなぎ、最後は田口大雅がフィニッシュし、逆転に成功した。

35分、名古屋からパワープレーを受け、失点。38分には野口茅斗がパワープレー返しでネットを揺らすも、直前でハンドの判定を受けノーゴールとなるが、直後に橋本澪良がしっかりと決め再度大分が1点をリードする。

試合がヒートアップするなか、39分、上原のロングスローを仁部屋が頭でダイレクトにゴールに送り、スコアは4-2に。このままゲームを終えたい大分だったが、粘り強い名古屋のパワープレーに屈し、残り1分で2失点。4-4の同点でゲームを終えた。

大分としては勝利を目前に悔しい一戦となったが、2019-2020シーズン以来4年ぶりに名古屋から勝ち点を奪った。この結果に伴い、名古屋は首位から陥落。3位の立ち位置で、次節7月30日に町田との首位攻防戦に挑む。

■試合結果

7月21日（金）

7月22日（土）

7月23日（土）

7月25日（火）

■順位表

■次節試合日程

7月28日（金）

7月29日（土）

7月30日（土）