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作成日時:2023.09.03
更新日時:2023.09.04

【F1第13節|記者会見/立川vs湘南】2カ月未勝利、6失点で痛恨の7連敗。湘南・伊久間洋輔監督「悔しさを乗り越えて次にいけた時に、力を出せるはず」

PHOTO BY勝又寛晃

9月2日、アリーナ立川立飛アリーナにて、Fリーグディビジョン1第13節が開催され、立川アスレティックFCと湘南ベルマーレが対戦した。

フィクソの内村俊太と守護神・フィウーザの負傷、GK中澤航の出場停止など、アクシデントが多発していた湘南。今節は戦線を離れていた守備陣が復帰し、2カ月ぶりの勝利を目指しアウェイゲームに乗り込んだ。

しかし、第1ピリオドにセットプレーからオウンゴールで先制を許し0-1で試合を折り返すと、第2ピリオドにパワープレー返しを含め5失点を喫し、リーグ戦7連敗を回避することはできず。1-6で敵地を後にした。

試合を終え、伊久間洋輔監督とキャプテンのフィウーザが記者会見に出席した。

一度自信を失うと、平常心を取り戻せなくなる

●伊久間洋輔監督|湘南ベルマーレ

──試合を振り返って。

こうして2000人以上のお客様が入って、我々のホームと同じように、本当に素晴らしい会場とでした。この雰囲気でフットサルができたことに、まずは感謝したいです。

試合に関しては、対策をしていたセットプレーのディフェンスからやられてしまい、とても悔しいです。攻撃に関しては、ゴールまで迫る部分も多く見受けられましが、決めきれないことが今のチーム状態を表していると思います。この2週間ももちろん準備をして、今日も良かったところもありましたが、なかなか結果が出ていないのは見ていただいたとおりです。

前半は最少失点で抑えることができましたが、後半にファウルをを取られたところが、ゲームを左右したと思います。先に失点をしてしまうと、ああいうゲーム展開になってしまいます。チャンスはあったので、また次に向けて取り組みます。

──勝てない試合がが続くチーム状況ですが、この中断期間はどんな取り組みをしていましたか?

点を取る形ですかね。セグンドにしっかり人が入るとか、リバウンドポジションしっかり取るとか、そのあたりのトレーニングを重ねました。ディフェンス面も、シュートを打たれてこぼれ球を決められるということが多かったので、そこにフォーカスして対策をしました。あとはパワープレーのディフェンスとオフェンスに関しても、精度を高めるための練習を積んできました。

──フィウーザ選手が途中から入りましたが、もともと起用するつもりだったのか、試合の流れを見て、変化を加えるための判断だったのかでいうとどちらでしょうか?

まだフィウーザのコンディションが万全じゃないので、今日は先発に中澤(航)を選択しました。後半で10分、15分くらいプレーをさせたかったので、交代で投入しました。

──開幕は6戦負けなしと好調でしたが、2カ月前の同じく立川戦で敗戦してから、勝ちがない状態です。これだけ連敗が続くことは予想してなかったと思いますが、何が原因なんでしょうか。

逆に、6試合無敗の方が想定外だったというのが、正直な気持ちです。チームとしてロドリゴと(鍛代)元気がいなくなった分の戦力は当然落ちているので、オーシャンカップから開幕後の6試合は、みんなすごく頑張ったと思うし誇らしいです。ただ、ワンシーズンをとおして出場し続けた選手が少ないんですよ。

例えば立川でいったら皆本(晃)選手、あと完山(徹一)選手、檜山(昇吾)選手のような、試合に出続けて苦しいことを乗り越えた選手の力が、うちには足りない。ベテラン選手って、連敗をしたことも連勝をしたことも経験して、「今こういう時期だな」「じゃあ今、何をすべきか」まで考えることができますが、湘南にはそういう選手が少ない現状です。

技術やスピードをもつ若い選手が多く、その特徴を思う存分生かして自信をもってやってる時はいいんですけど、何かの機会で自信を失ってしまうと、なかなか平常心を取り戻すことができなくなってしまいます。

(内村)俊太がいなくなってから負けているというのが、そこを顕著に表していると思います。彼は経験もあって、全員を生かせるプレーヤーです。彼に変わるような選手がまだいないということ、加えてフィウーザも負傷で戦線を離脱して、ディフェンスの要の2人がいなくなれば、失点が多くなるのは必然です。

もちろんトレーニングはしてますが、すぐに次の試合で守備力が高まるのかというと、そうではないと思います。もうそれはやり続けるしかないと思っています。得点についても、「ロドリゴがいたらな」なんて言っていても仕方ないし、もうその次を見越して、若い選手たちの成長を促進していかないといけません。

フィウーザもまだまだ全快ではないですが、今週、来週とさらにコンディションは上がると思うので。若い選手たちもこの悔しさを乗り越えて次に行けた時に、あのまた最初の6試合ぐらいの力を出せると思います。

今ある課題を受け止める

●フィウーザ|湘南ベルマーレ

──試合を振り返って。

前半はとてもいい試合をしていましたが、立川に先に点を決められてしまいました。後半は2点目を決められたあとに続けて失点してしまい、難しい試合になりました。立川はとても強かったですが、今ある課題を受け止めて、練習をまたがんばります。

──久しぶりのピッチはどうでしたか?

改めて、フットサルが大好きだなと感じました。今日チームは負けてしまいましたが、僕自身は2カ月ほどピッチを離れていたので、少しでもプレーできて個人的にとてもうれしかったです。これからも頑張ります。

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