更新日時:2019.05.13
【独占インタビュー】「タイトルへの思いを全員が持つこと」。エンブレムが戻った大事なシーズンにタイトル獲得を誓う奥村敬人監督
PHOTO BY川嶋正隆
湘南ベルマーレは12日、2019/2020シーズンに向けたキックオフパーティーを実施した。
14日に開幕するFリーグオーシャンカップ2019から新シーズンが開幕を迎える。今シーズンも指揮官を務める奥村敬人監督は、後援会主導で行われた盛大なキックオフパーティーに感謝を示しつつ、行政、スポンサー、ファン、サポーターのためにもタイトル獲得を誓った。
カギはチャレンジ精神
──キックオフパーティーが行われ、いよいよ新シーズンが始まりますが今の心境は?
僕たちがFリーグに参入した初年度を考えると、今日のように多くの方に支えられている現状は考えられませんでした。小田原に初めて来たとき「ベルマーレって何?」というところからスタートしています。そこから多くの方々に支えられて、これほど大きなイベントを開催できるまでになって、本当に感動しています。すでに地域では日本一のクラブだなと思いますね。
──本来はクラブ主導でやるイベントだと思いますが、湘南のキックオフカンファレンスは後援会が主導で「やっていただいた」ようですね。
他のクラブもキックオフパーティーはやっていて、Facebookなどでその様子を見ていますが、ここまで盛大なイベントはないと思います。みなさんに支えられて、みなさんで作っていく。ベルマーレらしさです。
──そんな人たちのためにも、チームは結果で恩返ししたいですね。
2年前にプレーオフに進出して去年は警戒されている中での戦いで、自分らしさを出せなかった戦いがすごく多かったです。逆によくあれだけ勝てたなと。それほど勝てている印象はありませんでした。連勝は少なく、連敗はあって、でもそこであれだけの勝ち数を稼げたのは、間違いなく選手たちの成長のお陰です。
ただ、昨シーズンは受けに回る試合が多かったです。自分たちはいつでもチャレンジャーじゃなければいけません。そこの部分を忘れてしまって、自分たちより下の順位の相手に受けに回っていました。それが自分たちを難しくさせた要因だと思います。
──ということは、今シーズンのカギはチャレンジの部分ですか?
どんな相手でも自分たちがチャレンジしていく。しっかりとプレスをかけて、マイボールになれば前に人数をかける。常に勝負して、1人での剥がし、2人の関係、3人目、4人目の連動。それらは戦術ありきではなくて個の部分です。
そういう個が出てこないといけません。戦術ありきでは、やはり対策もしやすいです。僕が目指しているのは対策されないフットサル。ある意味、相手からすると何をしてくるかわからない戦いをしたいです。そのためにはお互いの関係性も重要になってきますね。
──今シーズンは準備期間がすごく短い中でシーズンに入ります。大きな入れ替えがなかった湘南は逆に、そういう連係面も含めて優位だと思うのですが?
それはあると思います。ただ、横澤直樹が抜けました。彼は本当に多くのフットサルメソッドを持ち込んでくれました。その良い部分は残しますが、また違ったエッセンスを入れることが必要だと思っています。
今はそれを落とし込む作業をやっていて、選手たちには戸惑いもあります。戦術も変えるつもりですし、そういう意味では戸惑いはあります。そこは試合をやりながら作り上げていくつもりです。
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