更新日時:2021.01.24
【両チーム記者会見/F1名古屋 vs 浦安】王者・名古屋がホームラストゲームで6連勝。リーグ4連覇に王手がかかる!
PHOTO BY高橋学
1月24日(日)、Fリーグ2020-2021 ディビジョン1の名古屋オーシャンズ vs バルドラール浦安が武田テバオーシャンアリーナで行われ、ホームの名古屋が4-2で勝利。試合後、記者会見が行われ両チームの監督とキャプテンが出席しました。
■この試合のハイライトはこちら(ABEMAビデオ)
最初から最後まで安定したゲームができた
フエンテス監督(名古屋オーシャンズ)
──試合を振り返って。
戦術的に見て最初から最後まで安定したゲームができたと思います。立ち上がりは相手の攻撃や守備にうまく対応できなかった部分がありましたが、徐々にゲームに入っていって試合の中で修正していきました。ただ、外から選手を見ていていつものようにホームで堂々とプレーしているような姿ではないなと感じました。今シーズン、ホーム最終戦でしたし今まで練習場としても使っていたアリーナに戻ってきたりと、いろいろな想いもあった一戦だと思います。ですが徐々に雰囲気を盛り上げることができて最終的にいい形で終わることができました。
試合終盤、パワープレーから失点してしまいましたが完全に打開されて決められたというわけではない。マークを受け渡してボールへのプレッシャーが弱かったのでロングシュートを打たれてしまった。さらにゴール前の選手(オリベイラ・アルトゥール)に当たって入ってしまったという事故的な失点でした。それ以外は長いパワープレーでしたがしっかりと守れていた。戦術的には言うことなく、いろいろな感情がある中で勝ち切ることができたので選手たちには「お疲れさま」と言いたいです。
──オーシャンズらしくない点で言えば細かいミスが目立ってしまっていましたがそれは自分たちに要因があったのか相手の守備によってミスを誘発させられていたのか。どのように分析していますか?
それに関しては一つではなくいろいろな要因があると思います。先ほど話したように、今はここでは練習していないのでホームとはいえ久しぶりのピッチでした。そこでのフローリングやサイズ感の適応も必要でした。今シーズンはイレギュラーなシーズンでアウェイでの連戦が続いて今日の試合に臨みました。長い移動もあったボアルース長野戦からそんなに時間が経っていない中での試合だったので疲労が完全に抜けきっていなかったという要因も多少あったと思います。ホーム最終試合でしたしいろいろな想いもあったはずです。スカウティングを重ねてもズレは生じてしまいますし、相手のメンタリティも影響します。そういった要因から特に立ち上がりに苦戦してしまった。ただそれは想定内のことでしたし、選手も気持ちを切り替えてゲームに入ることができました。
──次節、引き分け以上でリーグ優勝が決まります。ペスカドーラ町田戦に向けては?
優勝が私たちの目的なので早く勝ち取りたい気持ちはあります。ただ先を見過ぎるのもあまり良くないと思っています。タイトルが懸かった試合というのは間違いないですがそれは一度忘れて、次の試合に関しても今まで通りの雰囲気を作って練習から過ごしていきたいです。
星翔太(名古屋オーシャンズ)
──試合を振り返って。
前節のボアルース長野戦がチームとしても個人としても良くなかった中で迎えた試合でした。今日はホーム最終戦だったのでみんな気持ちが入っていて、全員が気持ちを出して戦えました。第2ピリオドは頭を使ってゲームをコントロールできたことが良かったと思います。
──水谷颯真選手が直近の4試合で3得点を決めていますが若い選手の活躍がチームに与える影響は?
今シーズンはコロナ禍の影響もあって外国人選手の合流も遅れましたし全員がベストなコメントで臨めていないと思います。その中でバラつきながらですが日本人選手がいつも以上に点を取っていることが今の結果につながっていると思います。颯真なんかは分かりやすい例ですが今シーズンは今まで出場機会の少なかった選手が試合に出て結果を残しているというのはすごくいいことだなと思います。ただ、まだまだ足りない部分はかなりありますね(笑)。
本人には言いましたけど、パワープレーのディフェンスで出て股を2回も通されていますし、そういった部分は今すぐ良くできること。名古屋オーシャンズの中心選手になっていくためにはそういうことは二度としてはいけないですし、ケガ人が戻ってきたときに役割が終わりとならないようにも自分がポジションを勝ち取るという自覚を持ってほしい。そういうものが出てくるとチームとしてもより競争が激しくなって、より良い結果が出てくると思います。チームにとってはポジティブな面しかないのでそこに関してはもっともっと貪欲になって取り組んでほしいですね。
──過密日程だったり試合が1カ月空いたりとイレギュラーなシーズンでしたが次節、引き分け以上でリーグ優勝が決定します。
非常に難しいシーズンだったと思います。それはフットサル界だけでなく世界的なことで、NBAもシーズンがすごく短かったり日本の野球やサッカーもイレギュラーなスケジュールの中で行われていました。そんな中で試合を続けられていることは幸せなことだなと感じています。結果に関しては、勝たなければいけないチームなので当たり前だと思っています。勝つための準備をしてきていますし、チームメート全員で戦っているので。ケガ人が出てしまったり外国人選手が途中から合流するといったように全員が揃わないという難しさもありましたけど、みんなが一丸となってこの状況に立ち向かっているというのはすごくいいことだなと感じます。
──次節、引き分け以上でリーグ優勝が決まります。ペスカドーラ町田戦に向けては?
町田は今シーズン、若い選手が躍動していてそこをベテラン選手が支えているすごくいいチームだと思います。彼らのことはリスペクトしつつも自分たちにフォーカスしていつもと同じように勝つための準備をしっかりとしたいです。
勇敢に戦った選手を誇りに思うが…
小宮山友祐監督(バルドラール浦安)
──試合を振り返って。
先に点を取られてしまい追いかける展開になったときは苦しい時間が続くと予想していました。ただ選手たちが名古屋に対して勇敢に戦ってくれたことに誇りを感じますし、よくやったなと思っています。ただ僕らはトップリーグで戦っているので「よくやったな」では済まされないのでやはり今日は勝ちたかったですね。決定力の差が名古屋との大きな差だったと思いますし、そういったところを埋められるよう、継続してトレーニングをしていきたいです。
最後になりますがこういったコロナ禍の中、試合をさせていただいたことに本当に感謝していますし、大変な中でも有観客試合で多くの皆さんに足を運んでもらい試合を見ていただいたことはすごく嬉しく思います。皆さんによりいいプレーを見せられるようにこれからも高めていかなければいけないと思っています。
──今日の試合でうまくいった点と今後につながりそうな収穫はありましたか?
若い選手たちが自信を持ってプレーしてくれたことが大きな収穫ですね。名古屋の強いプレスに対して、間を使って練習から話していたことを体現してくれたのは大きかったです。ただ若いから試合に出られているわけではなく、若い選手たちにも結果を求めていきたいです。中には初めて名古屋と戦う選手もいたのですごくいい経験になったと思いますし、これを今後に繋げていきたいです。
加藤竜馬(バルドラール浦安)
──試合を振り返って。
チャンスはあったので、決められるところを決めていればもう少し違うゲームになったと思いますがこれが今の僕たちの力。でも、チームが取り組んできたことは間違いなくいい方向に向かっているので残り数試合、しっかりと勝ち切っていきたいです。
──ゴールを決めきれなかった要因はどこにあると感じていますか?
一つはしっかりと落ち着いて見れているかだと思います。しっかり見えていればかわせるだろうと思うので、そこはミスして経験を積んで、次同じミスをしないようにしていくことが大事だと思います。
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